2023年9月30日土曜日

アベック変奏曲

ロベルト・アレクサンダー・シューマンのことを

現在では誰もが作曲家と認識していますが、

もともとはピアニストを志し、妻クララの父の

元でピアノを学んでいました。

しかしストイックな彼は、無理な練習で指を痛めてから

作曲に専念するようになりました。

シューマンが作曲に専念してからの約10年間は

専らピアノ曲の作曲に没頭し、数々のピアノの名曲を生み出しています。

伯爵令嬢パウリーネ・フォン・アベッグに献呈されたこの曲は、

シューマン20才の時、1829~30年の間に書かれました。

実はこのアベッグという令嬢は架空の人物で、

この名の綴り(ABEGG)を音名に当てはめテーマを導き出すという、

当時としては斬新な方法を採っています。

全体は主題と3つの変奏、カンタービレ、

幻想曲風フィナーレから成っています。

週末、秋の夜長に聴いてみませんか?

2023年9月29日金曜日

変奏曲

発表会の選曲が進んでいますね。

ソナタ形式、二部形式などなど

クラシックのピアノ曲には様々な

形式があります。

今日は、変奏曲の説明をします。

変奏曲とは、主題(テーマ)や旋律を、

リズム、拍子、和声などを変えたり、

旋律にさまざまな装飾を付けるなどして

繰り返す形式です。 

 代表的な楽曲は、モーツアルトの

「キラキラ星変奏曲」が挙げられます。

2023年9月28日木曜日

親友はヘンデル

今日はドイツ後期バロック音楽の作曲家

ヨハン・マッテゾン(1681年– 1764年)の

誕生日。マッテゾンは、歌手・音楽理論家・作家・外交官・辞書編纂者など

多方面でも活躍しました。

22歳の時にヘンデルに出会い、

ディートリヒ・ブクステフーデの後任の職を求めて

マッテゾンとヘンデルはリューベックまで旅行しますが、

ブクステフーデの娘との結婚が条件ときいて

2人とも辞退しています。

就職活動も一緒にするほど仲の良い2人ですが

大げんかのエピソードも残っています。

マッテゾンのオペラ『クレオパトラ』が上演されたとき、

マッテゾンはアントニウス役をつとめ、

ヘンデルがハープシコードで通奏低音を弾いていました。

自分の出番が終わったマッテゾンは、ヘンデルと交替

する事になっていましたが、ヘンデルがそれを拒絶したことから決闘となり

マッテゾンは危うくヘンデルを刺し殺しそうになってしまいます。

しかし、ヘンデルの服に付いていた大きなボタンのおかげで

辛くも命が助かったといわれています。その翌年には

ヘンデル最初のオペラ『アルミーラ』とオペラ2番作の『ネロ』では

マッテゾンが主役を歌っているので、直ぐに仲直りをした

と推測されています。しかし、ヘンデルもマッテゾンも

熱しやすい性格だったのでしょうね。



2023年9月27日水曜日

ハモリに必要なものは?

これは「聴く」に尽きます。

「ピッチ、音色、音量」この

3つを感じながらハモりたい音や

声に添うことが大切です。

ハモる前に、自分の声や音色も

常日ごろ「聴」いて、

知っておきましょう。

2023年9月26日火曜日

ラプディー・イン・ブルー

今日はラプディー・イン・ブルーの

作曲者ガーシュインの誕生日。

ガーシュインはジャズとクラシック音楽との融合を

はかったことでも有名です。

ラプソディーを作曲した頃、ガーシュインは

軽音楽ですでに有名でしたが

オーケストラレーションに慣れておらず、

グローフェの協力でオーケストレーションをしました。

その後独学でオーケストレーションを身に付けていきますが

やはり本格的にオーケストラレーションを学びたいと、

ラヴェルに教えを乞いました。しかし、

ガーシュインの独自性に気が付いたラヴェルは

「もう一人のラヴェルはいらないだろう」と

ユーモアと尊敬をもって断ったと

語り継がれています。



2023年9月25日月曜日

グレン グールド

真夏でも手袋とマフラーを手放さず、

極端に低い椅子に座り

柔らかく唸りながらピアノを奏でた天才ピアニスト。

31歳からコンサートは開催せず、

録音のみで活動し続け、

50歳という若さで逝去したグレン・グールド。

今日は彼の誕生日。

楽曲を分解し、別の形に組み直したかのような

前例のないアプローチは、並外れた演奏技術と

高い芸術性放ち、死後30年経とうとしている今でも

残された彼の録音物により新たなファンを

生み出している。



2023年9月24日日曜日

入団テスト

Q.先日は体験レッスン(小学校4年男子)を

ありがとうございました。

歌う機会を増やすためにと

ご紹介いただいた児童合唱団のレベルが高く、

正直驚きました。

雰囲気や指導も真剣でありながら

音楽を愉しんでいることが伝わってきました。

本人も体験を通して、この団で歌いたいとのことで

入団テストに挑戦したいと思います。

つきましては、「発声の基礎と任意の

一曲」を暗譜で歌わなくてはなりません。

A. はい、存じ上げております。

月極のレッスン内で学んでゆきましょう。

入団テストは確か年2回ですよね。

世界の名曲から2曲ほど学び、得意な方を

試験の自由曲に選びましょう。

発声の基礎と言っても、声の質や

音程の確かさを試される感じだと思います。

試験に向けて、跳躍音程の練習も

取り入れましょう。また合唱団に入ってから

いち早く馴染めるように、4度・6度跳躍と

短3度、長3度のハモり練習も始めましょう。

2023年9月23日土曜日

演奏会情報

芸術の秋で演奏会が増えてきました。

ファミリエの掲示板も

講師陣の演奏会のチラシで

賑やかになってきました。

古楽、大正クラシック、合唱祭、

ピアノソロリサイタルなど様々です。

少しでもご興味があるチラシは

置きチラシを是非お持ちください。

2023年9月22日金曜日

合唱はビブラートなし発声?

Q.合唱団では「大きな声で歌わないで!ビブラートを付けないで!」と

注意を受けます。どうしてなのでしょうか?

A. 実際に歌っている所を聞いたわけではないので

詳しくは分かりませんが「大きな声で歌わない」は

楽譜の指示がフォルテの時も同じ注意を受けますか?

合唱はアンサンブルですので、

恐らく、同パート内の他の声と同調が

出来ていない時に注意を受けているのではないでしょうか?

また、音程が揺れてしまうビブラートは

ハモる事を難しくしてしまうので注意を受けると思います。

ビブラートは支えの使い方、息と音量の調節、

口形によって少なくできます。

ご興味があれば、体験レッスンにいらしてください。

少しでもお役にたつかもしれません。

2023年9月21日木曜日

ポスター(講座情報)

ファミリエ音楽教室は

駐輪場からエントランスに向かう

通路に窓が面しています。

その窓に、講座情報を張り出しています。

新しく「みんなで歌おう」のチラシが

貼られているので、機会があれば

ご覧になってください。

近日中に入り口のラックチラシにも

みんなで歌おうのチラシを設置する予定です。


2023年9月20日水曜日

9月スタート

秋に向けて「ピアノ」「発声教室」

「シニアピアノ」「みんなで歌おう」などで

体験レッスンを行った方達全員が初レッスンを

終えました。初めは緊張が多いですよね。

徐々に教室や先生に慣れて、音楽の

楽しい時間を過ごせる事を切に願っています。

2023年9月19日火曜日

アンサンブル仲間

先日、あるピアノ教室を見学させて

いただきました。

その教室では、年に二回発表会を

催しており、冬にピアノ発表会を、

春にはアンサンブル発表会を催しているそうです。

アンサンブルはピアノ連弾が

主なプログラムですが、

中には声楽とピアノや旋律楽器とピアノ

という組合せでも出演可能とのこと。

主旨は「人とのつながり、

他者の音楽性を感じる、一緒に作り上げる」です。

高学年になってくると

アンサンブルの相手や選曲なども

生徒自身で決めて練習計画を立てることが

でき、生徒の皆さんが楽しみにしている

発表会になっているそうです。

普段、ピアノソロの練習&演奏は孤独です。

しかし、アンサンブルの愉しさを

知ってからの副産物は

生徒達が家での練習を億劫がらなくなったと

伺いました。いつかファミリエでも取り上げて

いけたらと淡い夢を抱きました。

2023年9月18日月曜日

合唱の発声講習会

 週末に招かれた合唱講習会では

こちらが発声の基礎を提示する形でなく

団員の皆さんが常日頃感じている

疑問を提出して頂き、それに応じた

モデルレッスンを行う形態で進めました。

歌唱モデルは、団員さんが努めてくださいました。

どんな疑問が出たかは、次の機会で

お知らせします。