2023年1月31日火曜日

モーリス ラベル

 あの少年はフランス人作曲家

モーリス ラベルです。

左は弟エドワール、中央はお父さんです。

活発な二人はとても仲がよく、

近所から苦情が出るほど騒がしく、

母マリーは「小さな悪魔たち」と呼んでいました。

モーリスは、手品や魔法に関心をもち、

人をびっくりさせるのが大好きで、

友だちを驚かすために役に立ちそうな本を、

小遣いをためては買いました。

また、マッチ箱で精巧な小さな家をつくったりもしていました。

また、機械ものが大好きで、

『ボレロ』の永遠につづくかのようなリズムの繰り返しは、

工場の機械音が発想の元とラヴェル自身が告白しています。

2023年1月30日月曜日

誰でしょう?

右側の少年は誰でしょう?

フランスの作曲家です。

交響曲の魔術師の異名があります。

ダンディズムでおしゃれでした。

宝箱のような家を建てました。

答えは明日。

2023年1月29日日曜日

赤いフロックコート

モーツァルト26歳の頃

仕事もプライベートも上手くいっている時

どこかの店先か仕立屋で赤い上着(フロックコート)を目にします。

衣裳にお金をかけるのは

単にお洒落と言うわけでは無く、

自分を奮い立たせるための勝負服だと

考えていたらしいです。赤い上着は

当時、楽長級が着るものなので、

彼がどれほど上昇志向であったのも伺い知れますね。

そこで、パトロンであるヴァルトシュテッテン男爵夫人に

あてて「おねだり」の手紙を書いています。

 手紙の内容は、赤いフロックコートの

美しさに見とれて、値段は分からないが、

どうしても欲しく、またボタンは

真珠貝に美しい黄色い石がはめてあるものが

欲しいと。。。そして最後に 

「私は本物の美しい良いものが

何でも欲しいのです!(1782年9月28日 ウイーン 

 ヴァルトシュテッテン男爵夫人へ)」

と綴っています。

あの肖像画の赤い上着は、

ヴァルトシュテッテン男爵夫人に用立ててもらった

念願のフロックコートだったのかもしれません。

2023年1月28日土曜日

モーツァルト一家の肖像画

バーバラ・クラフトがモーツァルトの

肖像画を描くのに参考にした肖像画は

ヨハン・ネポムク・ デラ・クローチェが描いた

モーツァルトの家族の作品であると言われています。

左から姉のナンネル、ヴォルフガング、

壁の絵(母アンナ・マリア)、右側が

父レオポルトです。

また、モーツァルトのトレードマークといっても

過言では無い紅い上着について

モーツァルトの手紙にも記録が残っています。

それについては、また明日。





2023年1月27日金曜日

有名な肖像画










今日は、W・A・モーツァルトの誕生日。

このモーツァルトの肖像画は最も世間で知られていますが、

実は、モーツァルトの死の28年後にオーストリアの画家

バーバラ・クラフトによって描かれたものです。

この絵には参考にしたであろう絵画があります。

明日、ご紹介しますね。













(バーバラ・クラフト1764 - 1825)

2023年1月26日木曜日

グリッサンドを試したけれど

Q.声区融合に興味があるといいますか、

必要にかられてこのブログに行き着きました。

グリッサンドで両声域を鍛えるのは良く理解できるのですが

変わり目がどうしても声質がガラリと変わってしまいます。

なにかアドヴァイスを頂けますか?

A.はい。良く理解できます。

声の変わり目の箇所が耳や喉の感覚で

自覚できる状態ですね。

では次の事を試してみてください。

変わり目の箇所で口蓋垂を上へ

引っ張りながら発声します。

すると地声とファルセットが混ざる感覚を

得られると思います。

何度も試してみてください。

そして、声を混ぜる事ばかりに集中しすぎて

支え、舌根や咽喉の弛緩などの基本を

お忘れなく。。。

2023年1月25日水曜日

1日1回思い出し

シニアピアノの生徒さんは

シニアの教本の他に自由曲を

弾いています。

・・・・・・・・・・

あるレッスンのこと

生徒「せっかく自由曲が

弾けるようになっても

次の自由曲にとりかかると

前の曲が弾けなくなってしまうのが

残念です」

講師「では1日1回

忘れないために思い出しピアノを

してみてください。」と

提案しました。

・・・・・・・・・・

この提案を忠実に実行してくださり

昨日のレッスンで、

いままで弾いた4曲を

弾いて聴かせてくれました。

すらすらと弾けていました!

2023年1月24日火曜日

グリッサンド

輪状甲状筋を自主練習で

鍛えるには「グリッサンド」が

オススメです。

グリッサンドは音どうしを境目なく

滑らかに繋げる唱法です。

低音域~高音域の広い声域で

行うと輪状甲状筋を鍛えることができます。

声のウォームアップをしたいときにも

オススメです。

2023年1月23日月曜日

高い声を出す筋肉

高い声を出す時に

必要な筋肉は

輪状甲状筋です。

「りんじょうこうじょうきん」と

読みます。

輪状甲状筋は喉にある筋肉で、

裏声を出すときに活躍します。

では、どのような練習をすると

輪状甲状筋を鍛える事が出来るのでしょうか?

明日、自主練習で出来る方法をご紹介します。

2023年1月22日日曜日

ピアノの調律

今日は、ピアノの調律の日で

レッスンはありません。

じっくり時間をかけて

6〜7時間かかります。

いつも同じ調律師さんです。

ありがとうございます。

2023年1月21日土曜日

声がなじむまで待ちましょう

Q.新しい声楽曲をはじめると、声が鳴らない箇所が

多々でてきます。どうしてなのでしょうか?

A.それは、声がその発音の音程で鳴るように

なるまでに時間が必要だからです。

まずは、歌詞の母音で正確な音程を歌えるように

しましょう。

しっかり時間をかけて勉強しても鳴らない箇所は

出てきます。そこで発声と向き合うチャンスです。

2023年1月20日金曜日

弁護士から作曲家へ















エルネスト・ショーソン(1855年 - 1899年)

今日はフランスの国民音楽協会に

入会して活動した作曲家

アメデ=エルネスト・ショーソンの誕生日。

ショーソンは生涯に交響曲、室内楽、

歌曲や歌劇など幅広いジャンルを手がけました。

裕福な家庭に育ち、

教養人であった家庭教師を介して

様々な芸術家や知識人と交流を持ち

10代の内に文学、絵画、音楽の分野の才能を

開花するも父親の意向により法律を学び

22歳で弁護士資格を取得。しかし

24歳でパリ音楽院に入り、マスネ、

セザール・フランクに作曲を学ぶも

1年で退学し、バイロイトへ赴き、

ワーグナーの影響を強く受けました。

44歳の時パリ郊外の別荘で自転車事故により

44歳で若くして亡くなりました。

41歳に作曲したヴァイオリンと管弦楽のための

『詩曲』が最も有名です。

2023年1月19日木曜日

素っ気ないけれど

1760年、ゴセック26歳の時に

1時間半を要する大作の《レクィエム》で

ゴセックの名は有名人の仲間入りを果たしました。

この作品を称賛した大物作曲家は、

パリ滞在中にゴセックを訪ねた感想を

父親に次のように書き送っています。

「とてもいい友人になりました。

とても素っ気ない人でしたが。」

父親に書き送ったということは、

そうです。モーツァルトです!

2023年1月18日水曜日

失明しても口述で作曲

 今日は、民族主義的な芸術音楽を

創造した集団「ロシア5人組」の一人

ツェーザリ・アントーノヴィチ・キュイ

(1835年 - 1918年)の誕生日。

軍事教練の専門家の本職を持ちながら

精力的に作曲活動を続けました。

軍人で作曲家のうえ、音楽評論家としても

著作を残し、5人組の中では長寿に恵まれ、

81歳で失明してからも口述で作曲を続け

生涯に厖大な作品数を残しました。

自分の仲間以外の音楽は認めず

辛辣な音楽評論でロシア国内では

人望を集めなかったようですが

F・リストは彼の音楽を高く評価し

キュイの管弦楽曲を最後のピアノ編曲版の

原曲に用いています。







2023年1月17日火曜日

ゴセック

今日はフランスで活躍したベルギー出身の作曲家

フランソワ=ジョゼフ・ゴセックの誕生日。

95年の長い生涯のため、音楽史では

バロック時代後期から初期ロマン派音楽の時代を生きました。

記録に因ると83歳まで作曲をしていました。

現在では愛らしい小品「ガヴォット」が広く知られています。

ピアノの発表会でもゴセック作曲のガボットを

耳にすることができます。

ゴセック26歳の時にある大物作曲家が

彼の下を尋ねてきます。さて誰でしょうか?








ゴセック(1734年- 1829年)

2023年1月16日月曜日

オーソドックス!?

Q.声楽をはじめて、コンコーネとイタリア古典歌曲

を学び始めますが、それがオーソドックスですか?

A. はい。そのコンビネーションでレッスンを受けている方は

多いと思います。

コンコーネやコールユーブンゲンは

ソルフェージュや発声のエチュードとして用いられ、

歌詞付きの教材として音楽高校や音楽大学などの

入試課題曲になっていることもあり、

頻繁に使用されます。イタリア語は読みやすく

母音が5つであるということも初心者に

受け入れやすいと言う理由もあります。

歌詞付きのエチュードなどから開始する講師も

います。


2023年1月15日日曜日

声区融合

声区融合と書くと難しく

聴こえます。乱暴な言い方をすると

裏声と地声の境目を曖昧にする方法です。

地声と裏声の変わり目を隠さないように

聴こえるヨーデルのような唱法も 

地声と裏声の混合を上手に使った

唱法です。

様々な方法がありますが

ファミリエでは3つの

方法を取り入れています。

①裏声と地声の重なる音域を

両方の声で鍛える。

②約2オクターブ使った

半音階のヴォカリーズの練習。

③ロングトーンで裏声を歌いながら地声を

歌い入れる練習。

参考にしてみてください。

2023年1月14日土曜日

受験対策のピアノレッスン

受験対策の副科ピアノ、

保育士試験などの

お問い合せを度々頂きます。

講師の曜日や時間と照らし合わせて

お返事をいたします。

詳しいご相談や説明は

担当講師から行います。

可能であれば、受験内容などをご持参下さると

より具体的なお話しができると思います。

2023年1月13日金曜日

封切り

今日からBunkamuraで

『モリコーネ 

:映画が恋した音楽家』

が封切られる。

「ニュー・シネマ・パラダイス」をはじめ

500作品以上の映画音楽を手掛けた

映画音楽の巨匠

エンニオ・モリコーネ(1928~2020)。

「ニュー・シネマ・パラダイス」

のジュゼッペ・トルナトーレ監督が

5年以上にわたる密着ドキュメンタリーを

撮影した作品です。

興味ある方は、是非!

2023年1月12日木曜日

「雪の降る街を」の街はどこ?

今月の「みんなでうたおう」

「雪の降る街を」を取り上げます。

この曲は、NHKラジオの連続放送劇で

放送時間の足りない部分を埋めるために

急ごしらえされた曲で

初めは挿入歌として世に出た曲です。

作曲者の中田喜直は、

作曲に際して山形県鶴岡市で見かけた

降雪風景がこのメロディを紡いだと語っています。

雪の降る街のイメージは、鶴岡市です。

2023年1月11日水曜日

出版した作品は生涯に14作品










今日はフランスの作曲家で

オルガン奏者、

モーリス・デュリュフレ(1902年- 1986年)の誕生日。

出版作品で最も有名なものは

レクイエム。

フランスでは「フォーレ以降の最高のレクイエム」

と言われています。

第二次大戦の2年後に作曲され、

悲劇的な大戦の死者を葬う弔意が

込められているといわれています。

レクイエムには

①オーケストラ伴奏版、

②小オーケストラ伴奏版、

③オブリガート・チェロ独奏つきオルガン伴奏版

の3つの版があります。

グレゴリオ聖歌やルネサンスの影響が強く

そこにデュリュフレ流の高度に洗練された

フランス和声や対位法により彩られ

中世ヨーロッパの教会音楽と現代音楽を

見事に調和させた作品です。

2023年1月10日火曜日

学校開始

今日から三学期の始まる学校が

多いのではないでしょうか?

ファミリエ音楽教室も

すべてのコースが開始しました。

教室で皆さんをお待ちしています。

2023年1月9日月曜日

半音階発声のススメ

Q.声区融合について知りたいです。

先日の合唱講習会でお会いした者です。

色々な書籍の説明では

具体的な方法が良く分かりませんでした。

A.なるほど。声区融合が特化して必要性を

感じるということは、声の変わり目が

はっきり分かったり、響きの違いが顕著だということですね。

地声と裏声の声区融合が特に目立ちますよね。

これに関しては、講習会でもご紹介しましたが

半音階発声をオススメしています。

書籍同様、レッスンを言語化することには

限界がありますので、よければ一度体験レッスンに

おいで下さい。

2023年1月8日日曜日

色えんぴつ

音や音楽を聞くと色を感じる脳の現象を

「共感覚」といいます。

共感覚を持つ人は、F.リスト、

N.リムスキー=コルサコフ、

J.シベリウスなど、古今東西、

音楽家にも比較的多くみられます。

共感覚を持ち合わせていなくても

曲のこの部分は「赤」とか

「黄緑」とか感じる場合は

楽譜をコピーして塗り絵をしてみませんか?

すると自分が曲から感じとったものが

視覚的に見れて、演奏が深まる手助けに

なります。

2023年1月7日土曜日

七草ばやし

 今日は1月7日で

七草粥の日ですね。

『七草ばやし』は、

春の七草を料理する

際に歌われるわらべうたです。

歌詞

・・・・・・・・・

七草なずな 

唐土の鳥が 

日本の国に 

渡らぬ先に 

ストトントン

・・・・・・・・・・

七草ばやしを歌いながら

七草を刻むと

厄が逃げて行くそうですよ。

2023年1月6日金曜日

同級生はラフマニノフ

今日は、19世紀末から20世紀初頭の

ロシアを生きた異色の作曲家

スクリャービンの誕生日。 

初めは陸軍兵学校に進みました。

学業が優秀で音楽の才能が高かったので

特別にモスクワ音楽院でも学びました。

その後、虚弱体質もあり周囲の勧めで、

正式にモスクワ音楽院に転学しました。

当時同級生にセルゲイ・ラフマニノフがおり、

ピアノ卒業試験においては、

ラフマニノフが1位、スクリャービンが2位でした。

初期は「ロシアのショパン」と

呼ばれるようなロマンティックな

作風だったのですが、

中期から後期にかけては、

独自の哲学的意図を実現させる

神秘主義的な作風へ変容してゆきました。



2023年1月5日木曜日

レッスン初め

今日からレッスンが始まります。

講師の先生によっては

まだお休みのコースもあるので

確認をしてファミリエにいらしてくださいね。

 

2023年1月4日水曜日

オペラブッファの生みの親

今日はモーツァルトやロッシーに受け継がれた

オペラブッファの基礎を築いた作曲家

ペルゴレージの誕生日。

1710年イタリア中部の町イエジ生まれ。

22歳にオペラブッファ「妹に恋した兄」で

 成功し、翌年23歳の幕間劇「奥様女中」が

ヨーロッパで大成功を収めました。

24歳にはナポリの楽長に就任するも

26歳の時に結核のため修道院で

療養中に宗教音楽の作曲に取り組み

名曲「スタバート・マーテル」が

誕生しました。

しかし結核の悪化に因り

26歳でなくなりました。








ペルゴレージ(1710〜1736)

2023年1月3日火曜日

弾き初め、歌い初め

今年のピアノ弾き初め、

歌い初めは済みましたか?

コースによっては

1/5からレッスンが始まりますから

レッスンにすんなり戻れるように

指慣らし、声出しをゆっくり

行えるように時間を取りましょう。

2023年1月2日月曜日

ロシア5人組:バラキレフ

今日は「ロシア5人組」のまとめ役だった

バラキレフの誕生日。

尊敬するグリンカの影響を受け、

ロシアの民族音楽や民謡を研究し、

ロシア独自の音楽を作ることを目指しました。

また、無料音楽学校の設立をし

毎週日曜に音楽会も開いていました。

晩年は宮廷直属の聖歌隊長になるなど、

生涯に渡り音楽家として活躍しました。

もっとも難しいピアノ曲と言われる

「イスラメイ」を作曲したのも

バラキレフです。




2023年1月1日日曜日

元旦

新年明けましておめでとうございます。

今年も地域に根ざした

親しみある音楽の場に

なるように精進してゆきますので

宜しくお願いいたします。