2022年12月31日土曜日

大晦日

来年のカレンダーへ

バトンタッチしました。

2023年は

グラモフォンカレンダーでは

ありません。 

大きい教室も、小さい教室も

ナチュラル系の

カレンダーになりました。

2022年12月30日金曜日

大掃除

今日は

年末恒例の

教室の大掃除。

今年一年のホコリを

払い、新年を迎えます。

2022年12月29日木曜日

音がとれないときは・・・

「音がとれないときは歌いましょう」

これは本当に有効なので

ぜひ取り組んでください。

2022年12月28日水曜日

和声聴音の手助け

聴音は訓練した「量」や「慣れ」だと

いう人が多いですが、和声聴音では

和声の仕組みを知ると、音を取る助けに

なります。

今日は3つご紹介します。

・導音は主音に解決する

・第7音は2度下降する

・Ⅵは第3音を重ねる場合が多い

あくまでも和声感を持って聞きとれることが理想なので、

課題を終えたら、和音を弾く時間を持って

「響き」を感じとれるようにしましょう。

2022年12月27日火曜日

和声聴音

Q.大学の音楽学部入試に4声体和声聴音が

あります。ネットの聴音サイトで独学で

学んでいますが、コツはあるのでしょうか?

A.4声体和声には、密集配置と開離配置があります。

共通するのは低声部の「バス」から聴き取ることです。

なぜならば音楽・和声の流れは低声部が握っているからです。

そして開離ではソプラノ、アルト、テノールという順でとっていきます。

密集の場合は、上三声を一緒に捉えられると望ましいですが、

密集も開離も一声部ずつ取る人もいます。

どうしても全部聴きとることが難しい場合のコツは

明日、掲載しますね。

2022年12月26日月曜日

レッスン納め

今日は、ファミリエ音楽教室の

レッスン納めです。

生徒の皆さん、講師の皆さん

お疲れさまでした。

また1月から楽しくレッスンを

開始しましょう。

2022年12月25日日曜日

オランダ正月

クリスマスは英語で「christmas」と書き、

「christ」と「mas」から出来ています。

christ・・・キリスト

mas・・・ミサ(mass)

キリスト降誕のミサ行事のことです。

では、日本での最初のキリスト誕生ミサは

いつ行われたのでしょう?

1552年(天文21年)に

周防国山口(現在の山口県山口市)で、

カトリック教会(イエズス会)の宣教師・修道司祭らが、

日本人信徒(キリシタン)を招いて降誕祭のミサを行ったのが、

日本で初めてのクリスマスとされています。

また、長崎出島のオランダ人たちは、

キリスト教を禁止する江戸幕府に配慮しつつ、

オランダの冬至の祭りという方便で

「オランダ正月」を開催し、

これには幕府の役人や、蘭学者などのある日本人も招かれました。

オランダ正月では音楽が演奏されたと

想像できます。音楽史ではルネサンス時代ですから

声楽多声音楽を楽器などで演奏したのでしょうか?

2022年12月24日土曜日

ホワイトクリスマス

寒い日が続いています。

今月のみんなでうたおうは

ホワイトクリスマスでした。

日本海側は雪が降り

明日は本当のホワイトクリスマスに

なりそうですね。

皆さんにメリークリスマス!

2022年12月23日金曜日

まず1拍目の音を取る

Q.教育大学の音楽部受験に聴音があります。

何から手を付け始めたら良いかわかりません。

ピアノは3年生から習っています。

A.聴音課題にも色々あります。

旋律、和声、複旋律(2声など)やリズムです。

一般的に旋律聴音だと想像し、

旋律聴音について、初級編を書いてみます。

まずは、拍を正しく感じる事です。

4/4、3/4、2/4、6/8拍子が聴音に

良く使われる拍子です。

最初の演奏でまずは1拍目の音を書き取り、

その後の演奏で間を埋めていくというのがセオリーです。

なので「テンポを正確に保って聞く」ということが

とても重要です。

慣れないうちは、手や足などでテンポを取りながら

聞くようにしましょう。

親指から拍数分叩く方法は

何拍目にいるか確認するのに便利です。

2022年12月22日木曜日

アイーダを聴いてオペラ作曲家へ




今日は、「蝶々夫人」「ラ・ボエーム」

「トスカ」などのオペラ作曲家

ジャコモ・プッチーニの誕生日。










プッチーニの生まれはルッカで

由緒あるオルガン奏者の5代目の

跡取り息子でした。

17歳の時にオペラアイーダを見て

オペラ作曲家を志し、

ミラノの国立音楽院に首席入学

在学中にオペラ作曲家としてデビューします。

「マノン・レスコー」で有名になり

絶筆となった「トゥーランドット」まで

数々の名作を生み出しました。

2022年12月21日水曜日

音程が正確に歌えません

Q.腹式呼吸が出来るようになり、

レガートで音階が歌えるようになってきました。

しかし、曲を歌った録音を聞くと

所々、音程が正しく歌えていません。

A.自分では正しく歌っていると思っていても

録音を聞くと音程があやふやなことは

声楽ではよくあることです。

要因は、母音や音高だったりするのですが

まずは、音楽的なフレーズなどを

考えずに、音程のみの練習をすることです。

ドレミで歌っても構いません。

2022年12月20日火曜日

ストロー発声

Q.65歳女性です。最近声が出しづらいです。

発声練習に通ったら、

以前のように声が戻るのでしょうか?

A.以前、声楽や合唱をやっていらしたのでしょうか?

加齢によって声帯のむくみがあると

声がでずらくなります。

また、コロナのこともあるので、

人とお話しする機会が減ったのも要因です。

そんな時は、ストローを口にくわえて

「う〜」と声を出してください。

低い声から高い声まで無理ない程度の

音程で発声してください。

一日50回位を目安に行ってみてください。

だんだん声に元気が出てきます。


2022年12月19日月曜日

効率よく上手くなるには

Q.仕事がリモートワークから出社になり

練習時間が少なくなってしまいました。

効率良く上達するにはどうしたら

よいでしょうか?

A. まずは、自分の演奏を聴く事です。

録音が自分のイメージしていた

音色、フレージングになっているか?

テクニックはどうか?

納得いかない所を詰めて研究するのが

効率的で、出来上がりも自分のイメージに

より近くなります。

2022年12月18日日曜日

ハイドンの手からモーツァルトの精神を

ボンの宮廷楽団時代

ベートーベンはワルトシュタイン伯爵に

出会いました。

伯爵自身もピアノの腕前はかなりのもので、

作曲もしました。

若きベートーヴェンに出会い、

その才能に惚れ込み

チェンバロとクラヴィコードしか

弾いたことのなかったベートーヴェンに、

高価なシュタイン製のピアノを与えました。

そして、ウィーン行きにあたって、

『ハイドンの手からモーツァルトの精神を受け取りたまえ』

という有名な言葉を贈りました。

その言葉通り、ベートーベンは

ハイドンやモーツァルトの作品を学んだ上で、

全く新しい自分の芸術を創り上げました。

2022年12月17日土曜日

楽聖の誕生日

今日はベートーベンの誕生日です。

旧友の粋な計らいでベートーベンに

贈られたパリのエラール社の

新しい楽器で古今の名曲、

〝ワルトシュタイン〟と〝アパッショナータ(熱情)〟

の2大ソナタが誕生しました。

ワルトシュタインは人名で、ベートーベンの

最初のパトロンの名前です。正しくは

フェルディナンド・フォン・ヴァルトシュタイン伯爵です。

出版譜には『ヴィルンスブルクの

ドイツ騎士団の騎士団長、

ムッシュー・ワルトシュタイン伯爵に捧ぐ』

と書かれていました。



2022年12月16日金曜日

親友との再開と奔走

同い年の二人は

ボンの宮廷が崩壊したあと、

ベートーヴェンはウィーンで、

ライヒャはパリでそれぞれ成功しました。

しかしベートーベンは難聴が進み

遺書を書くほどの精神状態でした。

そんな時、ハイリゲンシュタットからウィーンに戻った

ベートーヴェンのもとに、幼なじみのライヒャが訪ねてきました。

当時、工業大都市化が進んだパリのピアノは

5オクターヴ+5度まで広がりがあり

弦も全音域で三重になっていました。

それに比べてまだまだ地方都市のウィーンの

ピアノの音域は5オクターヴ+2度で、

ライヒャは、才能のある親友が

古いピアノしか持っていないのを残念がりました。

パリに戻ったライヒャは、最新のピアノが

ベートーベンの手に入るよう奔走します。

パリのエラール社から、最新のピアノを贈られた

ベートーベンは、このピアノの広い音域を最大限に活かした作品を

作ることになります。


2022年12月15日木曜日

アントン・ライヒャ










アントニーン・ライヒャ(1770 - 1836)

ライヒャは、チェコ出身の作曲家、音楽理論家。

パリ音楽院の作曲科教授として、

フランツ・リスト、エクトル・ベルリオーズ、

シャルル・グノー、セザール・フランクらを育てました。

ライヒャは10才の時引き取られた叔父のもとで

音楽を学び、15才の時にケルン選帝侯マクシミリアンの

宮廷楽団のフルート奏者になります。

その時、同じ楽団でヴィオラ奏者を弾いていたのは

あのベートーヴェンで、彼らは同じ年生まれでもあり

親友となりました。

38歳の時にウィーンからパリに移り、

47才からパリ音楽院の作曲科の教授になりました。

この頃、ベートーベンの為に奔走し

後の作曲に大きな影響を与えることになります。

続きはまた。

2022年12月14日水曜日

型の中に動きを

〜体験レッスンより〜

受講者:30代女性メゾソプラノ

・・・・・・・・・・・・

Q.オペラを勉強して3年になります。

横隔膜での腹式呼吸が安定し、姿勢が

決まるようになり、

喉を下げて首回りを広くする所まで

意識を持って行けるまでになりました。

しかし、なんだか固い感じがするのですが。。。

A.体験レッスンにいらしていただいて

ありがとうございます。声楽のフォームを

正しく学ばれていていますね。

そこまでのフォームを三年で習得するのは

大変だったと思います。良い先生の下で学ばれているのだと

拝見しました。

さて、私が出来るアドヴァイスとしては

そのフォームで息の流れにもっと動きを

加える事と正しいフォームが「静止」しないように

「動」を加える事をしてもらいました。

結果として、舌根が下がって咽頭の

共鳴スペースが増えたために

喉の固さを感じるのが半減したとのことです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〜体験レッスンを終えて〜

根本的な固さは、下記の課題があるのでは?と

お伝えしました。

・息のスピードと息を流すイメージ改革

・声区融合(裏声と地声の変わり目を繋ぐ方法)

そこで、月に一度ほど声のセカンドオピニオン的に

チェックにいらっしゃる事になりました。



2022年12月13日火曜日

ドイツグラモフォンカレンダー

2016年に復活したドイツグラモフォン

カレンダーは、毎月様々な演奏家を

紹介し、楽しませてくれていました。

残念ながら2023年の注文受付が始まりません。

来年は、どんなカレンダーにしましょうか。。。

楽しみでもありますね。

2022年12月12日月曜日

生誕100年ピアソラ










アストル・ピアソラ(1921 - 1992)

ピアソラは、アルゼンチン出身の作曲家で

バンドネオン奏者。タンゴにクラシックと

ジャズを融合させた独自の形態を産み出した人物。

ピアソラはイタリア移民三世としてアルゼンチンに生まれ、

4歳の時に一家でニューヨークに移住し、15歳までを過ごし、

19才から5年間、アルベルト・ヒナステラに師事して音楽理論を学びました。

33才の時、タンゴに限界を感じたピアソラは

クラシックの作曲家を目指して渡仏。

パリでナディア・ブーランジェに師事しました。

ピアソラは元来のタンゴにバロックやフーガといった

クラシックの構造や、ニューヨーク・ジャズのエッセンスを取り入れ

強いビートと重厚な音楽構造の上にセンチメンタルなメロディを

自由に展開させるという独自の作風へ辿り着きました。

2022年12月11日日曜日

スカボロフェア その3

「もしも僕に縫い目のないシャツを縫い、

その縫いあがったシャツを

涸れた井戸の水で洗うことができたら、

その時、貴女は真実の愛で結ばれ

僕の恋人になれるのです。」

竹取物語の難題のように

不可能の数々を可能にしないかぎり、

かつての恋人たちは結ばれないように

解釈できます。

国際市で出会った他国の人との恋なのか

それとも身分の差から叶わぬ恋なのか

様々なシチュエーションで想像が膨らみます。

不可思議でもの哀しい物語が秘められた

スカボローフェアのメロディーは

吟遊詩人たちによって歌い継がれ

実はいくつものメロディーが残っています。

興味深いですね。

2022年12月10日土曜日

スカボロフェア その2

シニアピアノの生徒さんが

学んでいるシニアピアノレパートリーには

歌のメロディーを元にした曲が

何曲も収録されています。

生徒さんの中にはメロディーに歌詞を

書き込んでいる方がいます。

スカボロフェアの歌詞は?

・・・・・・・・・・・・・・

Are you going to Scarborough Fair? 

(スカボローフェアへ行くのですね?)

Parsley, sage, rosemary and thyme, 

(パセリ、セージ、ローズマリーにタイム)

Remember me to one who lives there, 

(あそこに住む人に僕を覚えているかな。。。)

She once was a true love of mine. 

(彼女は、かつて僕の誠の愛を捧げた恋人だったのだけれど)

・・・・・・・・・・・・・・・

そして、謎解きのような歌詞は続きます。

2022年12月9日金曜日

スカボロフェア

ピアノの発表会のプログラムにも登場したように

大人ピアノで人気のある曲、スカボロフェア。

サイモン&ガーファンクルの「スカボロフェア」の

メロディーが最も有名です。

さて、スカボロは

北イングランドのノースヨークシャーの

古くから栄えた港町です。

フェアは現代だと展示即売会、見本市や

〜祭りを思い起こさせますね。

今回の場合は「市:いち」です。

スカボロは、13世紀の中ごろ

海外との貿易権を持っていて、

8月の中旬から9月の下旬まで

国際的な貿易市を開催していました。

イギリス国内はもとより

ヨーロッパ各国から多くの商人たちが集う

このフェアは、18世紀まで続きました。

そんな歴史のある国際色豊かなフェアには

様々な人間模様が繰り広げられたと

想像に難しくありません。

明日は、スカボロフェアの歌詞の内容を

紹介します!

2022年12月8日木曜日

アンケート

11月26日に行われた

ファミリエ音楽教室ピアノ発表会の

アンケートをレッスンの際に

お渡しします。

次回からの参考にさせて

頂きたいので、

ご回答をお願いいたします。 

合わせて、ご意見もお寄せ下さい。

2022年12月7日水曜日

一緒に5分からスタート

Q.声掛けをしているのですが

子供が家で練習をしません。

A. ピアノの練習に限らず学校や塾の宿題など

他の課題は声掛けだけで開始していますか?

まず声掛けするのも

思い立った時に声掛けをするのでは無く

時間を決めて一緒にピアノに向かってください。

5分間からスタートしましょう。

一緒に楽譜を読むだけで終わっても良いです。

ピアノの椅子に座って時間を過ごす習慣化

を目標としましょう。

知っているメロディーを鍵盤で探しながら

弾いてもいいですね。

5分の使い方は「愉しく自由」にして下さい。

ピアノは読譜した情報で指が動くようになるまでに

時間がかかります。

課題をこなすのも大切ですが

長い目で見ると楽しい時間を過ごしたほうが

続きます。

2022年12月6日火曜日

譜読み

自宅のピアノ学習から

遠ざかる原因のひとつに 

読譜の面倒くささが

挙げられると思います。

そんな時は、

楽譜から指の動きや手の形を

想像してみてください。

想像したように「手の運動」が

出来た時、なんだか納得するものです。

2022年12月5日月曜日

楽譜制作ソフト

楽譜を起したり、編曲、

移調譜作成、はたまた作曲などに

無料で使用できる

便利な楽譜制作ソフト

MuseScore(ミューズスコア)。

ミューズスコアは、

ベルギーのブリュッセルで

開発されました。

Windows、Mac、Linux等に対応しています。

おすすめです。

2022年12月4日日曜日

リズム聴音

Q.リズム聴音が入試の項目に入っています。

リズムを聴いてリズム譜にするのが苦手です。

どうしたらよいでしょうか?

A.まず、聴音しようとしないで

課題を見ながらリズムを叩いてみましょう。

そのリズムが叩けたら、聴音してみましょう。

2022年12月3日土曜日

グラモフォンカレンダー

グラモフォンカレンダーの

12月といえば

カラヤンでしょうか。

2022年もトリはカラヤンです。

生前はカラヤン美学と謳われ

クラシック音楽界の

主要ポストを独占しました。

没後33年経ても

その人気が絶えることがありません。

初来日は1954年4月。

NHK交響楽団を指揮した際の写真です。

2022年12月2日金曜日

好きな曲

シニアピアノの通い始めて

1年が過ぎた頃は

ト音記号だけでなく

ヘ音記号の楽譜も読めるようになり

伴奏形態も単音からアルペジオ

重音へ移ってきます。

その頃になると、弾きたい曲が

選べるようになってきます。

編曲したものならば

ピアノの大曲も愉しめます。

弾きたい曲がある時は

相談してください。

楽譜を探します。

 

2022年12月1日木曜日

藤山先生のブログ

藤山先生のブログより

発表会①