2023年9月30日土曜日

アベック変奏曲

ロベルト・アレクサンダー・シューマンのことを

現在では誰もが作曲家と認識していますが、

もともとはピアニストを志し、妻クララの父の

元でピアノを学んでいました。

しかしストイックな彼は、無理な練習で指を痛めてから

作曲に専念するようになりました。

シューマンが作曲に専念してからの約10年間は

専らピアノ曲の作曲に没頭し、数々のピアノの名曲を生み出しています。

伯爵令嬢パウリーネ・フォン・アベッグに献呈されたこの曲は、

シューマン20才の時、1829~30年の間に書かれました。

実はこのアベッグという令嬢は架空の人物で、

この名の綴り(ABEGG)を音名に当てはめテーマを導き出すという、

当時としては斬新な方法を採っています。

全体は主題と3つの変奏、カンタービレ、

幻想曲風フィナーレから成っています。

週末、秋の夜長に聴いてみませんか?

2023年9月29日金曜日

変奏曲

発表会の選曲が進んでいますね。

ソナタ形式、二部形式などなど

クラシックのピアノ曲には様々な

形式があります。

今日は、変奏曲の説明をします。

変奏曲とは、主題(テーマ)や旋律を、

リズム、拍子、和声などを変えたり、

旋律にさまざまな装飾を付けるなどして

繰り返す形式です。 

 代表的な楽曲は、モーツアルトの

「キラキラ星変奏曲」が挙げられます。

2023年9月28日木曜日

親友はヘンデル

今日はドイツ後期バロック音楽の作曲家

ヨハン・マッテゾン(1681年– 1764年)の

誕生日。マッテゾンは、歌手・音楽理論家・作家・外交官・辞書編纂者など

多方面でも活躍しました。

22歳の時にヘンデルに出会い、

ディートリヒ・ブクステフーデの後任の職を求めて

マッテゾンとヘンデルはリューベックまで旅行しますが、

ブクステフーデの娘との結婚が条件ときいて

2人とも辞退しています。

就職活動も一緒にするほど仲の良い2人ですが

大げんかのエピソードも残っています。

マッテゾンのオペラ『クレオパトラ』が上演されたとき、

マッテゾンはアントニウス役をつとめ、

ヘンデルがハープシコードで通奏低音を弾いていました。

自分の出番が終わったマッテゾンは、ヘンデルと交替

する事になっていましたが、ヘンデルがそれを拒絶したことから決闘となり

マッテゾンは危うくヘンデルを刺し殺しそうになってしまいます。

しかし、ヘンデルの服に付いていた大きなボタンのおかげで

辛くも命が助かったといわれています。その翌年には

ヘンデル最初のオペラ『アルミーラ』とオペラ2番作の『ネロ』では

マッテゾンが主役を歌っているので、直ぐに仲直りをした

と推測されています。しかし、ヘンデルもマッテゾンも

熱しやすい性格だったのでしょうね。



2023年9月27日水曜日

ハモリに必要なものは?

これは「聴く」に尽きます。

「ピッチ、音色、音量」この

3つを感じながらハモりたい音や

声に添うことが大切です。

ハモる前に、自分の声や音色も

常日ごろ「聴」いて、

知っておきましょう。

2023年9月26日火曜日

ラプディー・イン・ブルー

今日はラプディー・イン・ブルーの

作曲者ガーシュインの誕生日。

ガーシュインはジャズとクラシック音楽との融合を

はかったことでも有名です。

ラプソディーを作曲した頃、ガーシュインは

軽音楽ですでに有名でしたが

オーケストラレーションに慣れておらず、

グローフェの協力でオーケストレーションをしました。

その後独学でオーケストレーションを身に付けていきますが

やはり本格的にオーケストラレーションを学びたいと、

ラヴェルに教えを乞いました。しかし、

ガーシュインの独自性に気が付いたラヴェルは

「もう一人のラヴェルはいらないだろう」と

ユーモアと尊敬をもって断ったと

語り継がれています。



2023年9月25日月曜日

グレン グールド

真夏でも手袋とマフラーを手放さず、

極端に低い椅子に座り

柔らかく唸りながらピアノを奏でた天才ピアニスト。

31歳からコンサートは開催せず、

録音のみで活動し続け、

50歳という若さで逝去したグレン・グールド。

今日は彼の誕生日。

楽曲を分解し、別の形に組み直したかのような

前例のないアプローチは、並外れた演奏技術と

高い芸術性放ち、死後30年経とうとしている今でも

残された彼の録音物により新たなファンを

生み出している。



2023年9月24日日曜日

入団テスト

Q.先日は体験レッスン(小学校4年男子)を

ありがとうございました。

歌う機会を増やすためにと

ご紹介いただいた児童合唱団のレベルが高く、

正直驚きました。

雰囲気や指導も真剣でありながら

音楽を愉しんでいることが伝わってきました。

本人も体験を通して、この団で歌いたいとのことで

入団テストに挑戦したいと思います。

つきましては、「発声の基礎と任意の

一曲」を暗譜で歌わなくてはなりません。

A. はい、存じ上げております。

月極のレッスン内で学んでゆきましょう。

入団テストは確か年2回ですよね。

世界の名曲から2曲ほど学び、得意な方を

試験の自由曲に選びましょう。

発声の基礎と言っても、声の質や

音程の確かさを試される感じだと思います。

試験に向けて、跳躍音程の練習も

取り入れましょう。また合唱団に入ってから

いち早く馴染めるように、4度・6度跳躍と

短3度、長3度のハモり練習も始めましょう。

2023年9月23日土曜日

演奏会情報

芸術の秋で演奏会が増えてきました。

ファミリエの掲示板も

講師陣の演奏会のチラシで

賑やかになってきました。

古楽、大正クラシック、合唱祭、

ピアノソロリサイタルなど様々です。

少しでもご興味があるチラシは

置きチラシを是非お持ちください。

2023年9月22日金曜日

合唱はビブラートなし発声?

Q.合唱団では「大きな声で歌わないで!ビブラートを付けないで!」と

注意を受けます。どうしてなのでしょうか?

A. 実際に歌っている所を聞いたわけではないので

詳しくは分かりませんが「大きな声で歌わない」は

楽譜の指示がフォルテの時も同じ注意を受けますか?

合唱はアンサンブルですので、

恐らく、同パート内の他の声と同調が

出来ていない時に注意を受けているのではないでしょうか?

また、音程が揺れてしまうビブラートは

ハモる事を難しくしてしまうので注意を受けると思います。

ビブラートは支えの使い方、息と音量の調節、

口形によって少なくできます。

ご興味があれば、体験レッスンにいらしてください。

少しでもお役にたつかもしれません。

2023年9月21日木曜日

ポスター(講座情報)

ファミリエ音楽教室は

駐輪場からエントランスに向かう

通路に窓が面しています。

その窓に、講座情報を張り出しています。

新しく「みんなで歌おう」のチラシが

貼られているので、機会があれば

ご覧になってください。

近日中に入り口のラックチラシにも

みんなで歌おうのチラシを設置する予定です。


2023年9月20日水曜日

9月スタート

秋に向けて「ピアノ」「発声教室」

「シニアピアノ」「みんなで歌おう」などで

体験レッスンを行った方達全員が初レッスンを

終えました。初めは緊張が多いですよね。

徐々に教室や先生に慣れて、音楽の

楽しい時間を過ごせる事を切に願っています。

2023年9月19日火曜日

アンサンブル仲間

先日、あるピアノ教室を見学させて

いただきました。

その教室では、年に二回発表会を

催しており、冬にピアノ発表会を、

春にはアンサンブル発表会を催しているそうです。

アンサンブルはピアノ連弾が

主なプログラムですが、

中には声楽とピアノや旋律楽器とピアノ

という組合せでも出演可能とのこと。

主旨は「人とのつながり、

他者の音楽性を感じる、一緒に作り上げる」です。

高学年になってくると

アンサンブルの相手や選曲なども

生徒自身で決めて練習計画を立てることが

でき、生徒の皆さんが楽しみにしている

発表会になっているそうです。

普段、ピアノソロの練習&演奏は孤独です。

しかし、アンサンブルの愉しさを

知ってからの副産物は

生徒達が家での練習を億劫がらなくなったと

伺いました。いつかファミリエでも取り上げて

いけたらと淡い夢を抱きました。

2023年9月18日月曜日

合唱の発声講習会

 週末に招かれた合唱講習会では

こちらが発声の基礎を提示する形でなく

団員の皆さんが常日頃感じている

疑問を提出して頂き、それに応じた

モデルレッスンを行う形態で進めました。

歌唱モデルは、団員さんが努めてくださいました。

どんな疑問が出たかは、次の機会で

お知らせします。

2023年9月17日日曜日

虫の声

今年の夏は例年よりも酷暑

でしたが、9月に入ったらば

虫の声が聴こえてきました。

コロナ前、山下先生が主任講師を

されていた「日本語の歌サークル」では

季節感を大切に選曲されていました。

この時期になると一回はお目にかかっていた

童謡「虫の声」が懐かしいです。 

2023年9月16日土曜日

子供の声楽レッスン

Q.小学校4年生の男子の母親です。息子がある活動で

ソロパートを歌いました。

本人も手応えがあったようで、声楽に

興味があるようです。

声楽のレッスンを受けることは

できますか?

A.はい、受講可能です。

様々なレッスン形態があると思いますが

内容としては、「読譜の練習と発声練習、

1〜2ヶ月に1曲世界の名曲を学び

暗譜を課する」が流れとなります。

個人差や成熟度にもよりますが、

発声を理論的に学ぶには

少し早いようであれば

優秀な合唱団に所属して

歌う時間を多く持つ方法もあります。

また、第二次成長が始まると

声が出にくくなり、

歌えない時期がきますので

その前に歌うことを身につけて

おくほうがよいかもしれません。

まずは、体験レッスンにいらしてください。

2023年9月15日金曜日

風の子守唄

 タイトルの「風の子守唄」は

NHKのみんなのうたでも

紹介された池辺晋一郎作曲 

別役実作詞の日本の歌です。

今月の「みんなで歌おう」で

取り上げます。

そして今日は、作曲家池辺晋一郎の

誕生日です。

この曲を合唱曲としてご存知の方も

いらっしゃると思います。

「みんなで歌おう」は毎月第2・4木曜日

10:30〜11:30にファミリエ音楽教室で

開講しています。

見学や体験は随時受けてけています。

お問い合せフォームからお申し込みください。

お待ちしております。


2023年9月14日木曜日

十八番の一曲

シニアピアノを開講して一年半が過ぎました。

ピアノに慣れてきた生徒さんの中には

十八番の一曲を持ちたいという方が

何名かいらっしゃいます。

「十八番にする」は、

「いつでも弾ける状態にする」ことが

目的ですから、毎回のレッスンで

少なくとも2回は通しで演奏をしてもらって

います。一回目は楽譜を見ながら弾き、

二回目は暗譜演奏に挑戦する生徒さんも

いらっしゃいます。 

音楽を愉しんでくださって嬉しい限りです。

2023年9月13日水曜日

暗譜演奏:クララ シューマン

 今日はクララ シューマンの誕生日。

天才ピアノ少女と謳われ幼少の頃から

作曲・演奏で活躍したクララ。

父の大反対を受けながらも

父の弟子であったロベルト・シューマンと結婚。

8人の子供を育てながら

精神病に苦しむ夫を支え、演奏家・指導者としても

活動し家庭と仕事の両立をした女性でした。

最後の公開演奏は72歳で、60年以上も舞台に立ち続けました。

また暗譜で演奏をする習慣を作った演奏家としても

有名です。

(シューマン夫妻)



2023年9月12日火曜日

曲名は正確に記しましょう

コンクールへ参加する時

作曲者名、曲名など間違えないように

記しましょう。

先日もコンクールで

歌詞の言語選択や曲名間違いで

失格になってしまった例を

目にしました。

コンクールに参加するときは

演奏時間チェックや選曲も大事ですが、

原語表記か邦題表記かも気をつけましょう!

2023年9月11日月曜日

大クープラン

クープラン一族はJ・Sバッハの家系と同じく

フランスで高名な音楽一族として知られ、

今日紹介するフランソワ・クープランは、

クープラン家の中でも特に突出した作品を残したことから、

「大クープラン」と呼ばれています。

そして今日が誕生日です。

彼は特にクラヴサンの分野で多大な作品を残しました。

「クラヴサン曲集」は、イタリアの作曲家コレッリの

トリオソナタ形式をフランスに

導入した作品としても知られ、

西洋音楽史において重要な役割を果たし、

後のドビュッシーやラベルにも影響を与えました。

彼の著書「クラブサン奏法」は

音楽の父・バッハやヘンデル、テレマンらも

この本を読んで勉強したと言われています。

2023年9月10日日曜日

紙鍵盤付き楽譜

シニアピアノでは自宅に

鍵盤楽器がない方のために

ピアノ鍵盤が教則本に印刷してある

楽譜を用いる場合があります。

体験レッスンの際に

鍵盤がない方は、そちらの教則本を使用します。

話はそれますが、昭和のドラマに

紙鍵盤でショパンの革命を練習して

コンクールに出場するものがあり

驚いたのを思い出しました。

2023年9月9日土曜日

バロック声楽とは?

Q.バロック声楽は、普通の声楽と何が

違うのですか?

A.大きな違いは、演奏様式です。

西洋音楽史のバロック時代は大まかに1600年〜

1750年の期間を指します。

バロック期の中でも初期・中期&後期の時代で

トリルの種類なども違います。

ヒストリカル楽器での伴奏を

想定してレッスンする場合は

伴奏楽器の音色や調弦、

ピッチ(A=415〜440)が重要になってきます。

2023年9月8日金曜日

音鉄の元祖!?

日本では鉄道愛好家を

親しみをこめて「鉄道オタク」、

または「鉄ちゃん」などと呼ばれています。

鉄道愛好家のなかで細かく分類があり、

写真を撮ることを好む撮鉄(とりてつ)、

乗ることが中心の乗鉄(のりてつ)が有名です。

列車の音やホームの駅案内メロディ、

アナウンスなどを楽しむ音鉄(おとてつ)という方々もいます。 

音鉄の元祖と思われるのがチェコの作曲家アントニン・ドヴォルザークです。

プラハの音楽学校時代、下宿は学校の近くではなく、

常に駅の近くを選んでいた程でした。 

ドヴォルザークはとにかく汽車の走る音が好きで

走行音から発想した曲が『ユーモレスク』という曲になっています。

毎日のように汽車に乗っていたドヴォルザークはある日、

走行音の異常に気がつき「走行音が異常だから、大事故に発展する」と

車掌に伝えるも、いつもと変わりないと言って取り合って

もらえず、涙声で「いつもとリズムが違うんだ!

音楽家の私の耳を信じてくれ」と訴え続けたため、

仕方がなく点検をしたところ、指摘通りに欠陥が発見され

大事に至らなかったという逸話が語り継がれています。



2023年9月7日木曜日

集中力を高める

ある演奏家(ピアニスト)のレッスンを聴講

させて頂きました。

_________________

集中力を高めるためには如何に

するか?という生徒(大学院生)の問いに、

そのピアニストは、さらりと

「自分の中から何も出てこなくて

切羽詰まっていれば、いつでも集中出来るんじゃない?」

と仰いました。

自分も含め、集中の方法を期待していたために

「方法じゃなくて、本質を求めていないのでは?」という

音楽への根本的な向き合い方を指摘されて、

生徒さんは、二の句が継げなくなりました。

そして、先生は「考察しやすい環境作りの為に

部屋は薄暗くしてるかな。」と

教えてくださいました。

私も試してみます。

2023年9月6日水曜日

「ディアベルリ ピアノ連弾曲集」

今日は、ザルツブルグ生まれで

ウィーンで活動した

作曲家アントン・ディアベリの誕生日です。

ベートーベンやモーツァルト

と同時代でハイドンに師事し、

多数の作品を作曲しました。

また、友人と楽譜出版社を創業して大成功しました。

ピアノの生徒さんはソナチネでディアベリの作品に

出会えます。そんなディアベリが残した曲集に

「ディアベルリ ピアノ連弾曲集」があります。

第1ピアノは全て5度以内で動くように作曲されていて

ユニゾンも多く、初歩の段階から弾くことができます。

にもかかわらず第2ピアノの伴奏の効果で

豊かな音楽を感じることができ、

初歩の学習者の満足度も高い連弾曲集となっています。

親子で楽しんではいかがでしょうか?



2023年9月5日火曜日

劇中歌

演劇の盛んな国と言えば

シェイクスピア誕生の国、

イギリスでしょうか。

イギリスでは、学校の授業にも

演劇の授業が取り入れられていて

「ある役柄」を演ずる事で情操教育の

一端を担っているようです。

日本ではシェイクスピアを上演する際

当時のリュートソングを用いる事も

ありますが、劇団が独自の劇中歌を作曲する場合が

多いです。役者さんの歌は、

舞台でのセリフ発声のまま歌われるため、

言葉の重要性を思い出させてくれます。

2023年9月4日月曜日

pf「ピアノ フォルテ」

演奏会のプログラムなどで「pf」という

記号がありますね。

これは「piano forte」の略式で、

楽器としてのピアノを示しています。

なぜ、フォルテ?と思いますよね。

皆さんが弾いているピアノの祖先が誕生したときは

とても長い名前でした。

その名は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」。

訳すと「強弱がつけられるクラヴィチェンバロ」という意味になります。

簡単に説明するとクラヴィチェンバロは

ピアノの祖先にあたる鍵盤楽器で、

最初は強弱がつけられない楽器でした。

ですから強弱がつけられる鍵盤楽器が誕生したことは

画期的なことだったのです。

ピアノという楽器やその名前の変遷に

興味のある方は、この機会に是非調べてみてくださいね。

興味深いですよ。

2023年9月3日日曜日

なぜ音楽が重くなる?

コロナ禍以来、久しぶりに音源レッスンを

させていただきました。

レッスン曲:ベッリーニ作曲「マリンコニーア」

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Q.三拍子の歌曲で拍節に気をつけて

歌っていますが、自分の録音を聞くと

全体的に重い感じになってしまいます。

どうしたら良いでしょうか?

A.一拍目にアクセントを置いて

歌っているのを、イタリア語のアクセントに

重きを置き変えて歌ってください。

必然的に一拍目に音楽的な重みが来ない箇所

が生まれます。そうする事によって

フレーズが流れ、全体的に重くなってたのが

改善されます。対面レッスンで

テクニックとしては母音の統一を

直しましょう。

2023年9月2日土曜日

講師のための講座

音楽教室の講師のための講座

「レッスンの為の講座」を

聴講しました。

質疑応答で興味深かったのをひとつ

ご紹介します。

Q.練習してこなかった生徒には

どういったレッスンが考えられますか?

A.先生がピアノをどうやって一人で勉強するかを

伝える時間につかってはいかがですか?とのアドヴァイス。

または、この生徒には「一緒に練習する時間」と

発想の転換をしてはいかがでしょう?

大切なのは、「先生は今、あなたと一緒に

練習の時間を持つね。一緒に練習した所は

練習の仕方がわかったなら、家でも試してみてね」の

一言をお忘れなく。とのことでした。

 

2023年9月1日金曜日

パッヘルベルのカノン

「パッヘルベルのカノン」の

正式名称は「3つのバイオリンと

通奏低音の為のカノンとジーグ ニ長調」。

そして今日はパッヘルベルの誕生日。

正確には9/1が洗礼を受けた日なので、

限りなく8月生まれの可能性が濃厚です。

1653年ニュルンベルグのワイン商の家庭に

生まれたパッヘルベルは少年時代から

音楽教育を受け、バッハ家の人々と知り合い、

なんと大バッハのお兄さんの家庭教師を務めるなどして

バッハ家とは交流が深かったようです。

ドイツ・オーストリアの教会や宮廷で

オルガニストを務め当時の主要音楽家に数えられるように

なりましたが、52歳でこの世を去っています。

2023年8月30日水曜日

出だしが上手く歌えません

Q.出だしが上手く歌えません。

(聴かせて頂きました)

A.前奏の拍に合わせて息をし、

支えてから声を出す。

まずはそこから試してみましょう!

2023年8月29日火曜日

レッスン見学

Q.先生探しをしています。全ての講師の

レッスン見学をすることは可能でしょうか?

A.レッスンの見学は基本的に受け付けて

おりません。なぜならば

レッスンは受講されている生徒さんの

お時間だからです。もしもすでにファミリエに

通われているお知り合いがいらっしゃる場合には

直接コンタクトを取ってくださると幸いです。

ご理解のほど宜しくお願いいたします。

2023年8月28日月曜日

職業アンケート:夏休み課題

夏休みも残りわずかとなりました。

夏休みの自由研究

「身の回りの職業調査」に

協力させて頂きました。

〜職業アンケート〜には

音楽教室に必要な施設や機材、

人材の資質、メリットとデメリット

やりがい、社会との関わりなどがありました。

質問に一つずつ答えてみて

客観的に音楽教室を見る事が出来ました。

とても有意義な時間となりました。

ありがとうございました。

2023年8月27日日曜日

ツェルニーはベートーベンを弾く為?

皆さんがピアノでエテュードとして

用いているツェルニーは

作曲者の名前を冠した練習曲です。

ベートーヴェンは、自分の作曲した

ピアノソナタを弾く為の練習曲を

常日ごろから作曲したいと思っていましたが

あまりの忙しさに、練習曲の作曲まで

手が回りませんでした。

そこで、ベートーヴェンの愛弟子の

カール ツェルニーは師匠の意思を引き継いで

ベートーヴェン作品を

弾きこなす為の練習曲を残しました。

それにしてもツェルニーの練習曲数は

気が遠くなるほど厖大ですね。。。

2023年8月26日土曜日

教室レンタルできますか?

偶に、教室レンタルのお問い合せを

いただきます。

申し訳有りませんが

ファミリエ音楽教室では

教室レンタルをしておりません。

ご理解の程よろしくお願いいたします。

2023年8月25日金曜日

戻れる箇所にもなります

ピアノや歌を練習する時に

常に曲の初めから

弾く練習をしていませんか?

偶には曲の途中から練習をしましょう。

なんとなく曲想が変わったな?と思う箇所から

練習を始めてみると

暗譜をする時の指標にもなりますし

万が一、演奏が分からなくなった時に

戻れる箇所にもなります。

2023年8月24日木曜日

ピアノ曲:憾(うらみ)

来年皆さんがピアノの発表会を催す

旧奏楽堂にも彫像がある瀧 廉太郎は

今日が誕生日です。

瀧廉太郎は西洋音楽を日本に取り入れた先駆者です。

ドイツへ音楽留学中に結核を患い志半ばで帰国しなくては

なりませんでした。

「花」や「荒城の月」など

歌曲で有名な瀧廉太郎は

クラシックのピアノ曲も作曲しています。

そのピアノ曲は彼の遺作ともなり、

曲のタイトル「憾」(うらみ)は

病と闘っている最中の作品で、

悲痛な思いを感じずにはいられません。

そして23歳という若さでこの世を去りました。

2023年8月23日水曜日

声楽レッスン予約メールが届かない

声楽の個人レッスンの予定は

毎月20日に一斉送信されています。

一斉送信メールは、迷惑メールに

分類されてしまうことがあります。

毎回届かない生徒さんには

個別で送信しております。

受信できない方は、申し訳有りませんが

一度ご連絡をおねがい致します。


2023年8月22日火曜日

交響詩《海》の表紙は北斎?!

伝統的な作曲技法を抜け出して

自由な音の響きを追求し、

これまでにない革新的な音楽を生みだした

クロード・ドビュッシー。

今日は彼の誕生日です。

「音楽と同じくらい絵画が好き」と公言し、

美術作品からインスピレーションを得て

作曲したドビュッシー。

「雨の庭」「水に映る影」「海」がその代表的な

作品です。

日本美術にも造詣が深かったドビュッシーは

交響詩《海》のスコアの表紙に

葛飾北斎の『富嶽三十六景』を用いています。

 


 

 

2023年8月21日月曜日

シニアピアノQ&A

シニアピアノは読んで字の如く

シニア世代ピアノ初心者のコースです。

よく質問されるのは...

Q.楽譜が読めなくても大丈夫ですか?

A.大丈夫です。楽譜の読み方からスタートします。

Q.練習出来ない時があっても大丈夫ですか?

A.ご自宅にピアノがない方もいらっしゃいます。

進み方がスローペースになりますが、

45分のレッスンの中で練習しながら学んでいる方もいます。

Q.何名くらい通われていますか?

55歳から87歳の生徒さん13名が在籍されています。

Q.好きな曲を練習できますか?

A.はい。出来ます。

2023年8月20日日曜日

ヘ音記号の楽譜が読めません

今月シニアピアノの体験レッスンを

受けられた方(男性:55歳)が

ヘ音記号が早く読めないので

ピアノは諦めたほうが良いでしょうか?

とのこと。

楽譜は文字を読むのと一緒で「慣れ」です。

多く触れていると自然と読めるようになりますから

安心してください。

初めはカタカナで音名をふって

弾きましょう。そのうち頻繁に出てくる音は

仮名をふらないようにしていく方法を

とっています。

2023年8月19日土曜日

駐車場の場所

Q.体験レッスンで初めてファミリエに伺います。

駐車場はありますか?

A.はい。リーデンスタワーの来客用の

駐車スペースがあります。車3台分の

スペースです。事前予約はできませんので

空いていたら駐車できるというシステムです。

場所はスーパープチマルエツの裏手になります。

また、駐車料金が1時間150円かかります。

よろしくおねがいいたします。

2023年8月18日金曜日

発表会の曲目

お盆が明けると

ピアノ発表会の曲決めが

始まる頃でしょうか?

先生から候補曲を貰う時

ワクワクしますね。

発表会を目標に

曲を仕上げていく過程は

大変ですが、得るものが絶大です。

そして、初めて出演する生徒さんの

初舞台も新鮮ですし

発表会出演を重ねる皆さんの

成長も楽しみです。

2023年8月17日木曜日

夏休み:楽器作り

Q.夏休みの楽器作りで参考になる

本はありますか?

A.図書館などにも沢山本があります。

「親子で! おうちで! さくっとできる!

 超★簡単 楽器づくり」なども参考にしてみたら

どうでしょうか?

打楽器が比較的作りやすいと思います。

輪ゴムを使った弦楽器に挑戦してもよいですね。

2023年8月16日水曜日

合唱の練習回数

Q.合唱団の全体練習は週何回のペースが

よいのでしょうか?

A.団員募集をみても分かるように週一回の団体が

90%を超えると思います。

Q.我が団は、社会人の合唱団なので

平日夜月一回のペースで練習を続けていますが

少ないでしょうか? 

A.団員さんの個々のレベルにもよるので

なんとも言えませんが、大多数の合唱団と

比較すると、少ないと思います。

新型コロナの緊急事態宣言以降

パート練習や個人で独習できるキットを

準備する団も増えています。

そちらも検討するとよいと思います。

2023年8月15日火曜日

止まらないで弾くには

Q.ピアノを止まらないで弾くには

どうしたら良いですか?

A.まずは、片手づつ止まらないで

弾けるようにしましょう。

両手練習の前に片手で10回づつ弾きましょう。

2023年8月14日月曜日

ミュージカルナンバー

小中学生の歌のレッスンで

人気なのがミュージカルナンバーです。

劇団や東宝・宝塚など

上演回数も多く触れる機会が

多いジャンルだからでしょうか。

クラシックの声楽とは違い

地声の母音発声でマイク乗りの

良い発声を求められ

セリフと歌声の使い分けが特徴的です。

小学生から参加できる

コンペティションもいくつもあり

「ウィキッド」「リトルマーメード」

「美女と野獣」などが人気です。

2023年8月13日日曜日

お盆中のレッスン

お盆中のレッスンは

講師やコースによります。

レッスン休講の確認は

担当講師へ直接ご連絡下さい。

よろしくお願いいたします。

2023年8月12日土曜日

アラジン

8月のみんなで歌おうは

アラジンの「ホール ニュー ワールド」

を取り上げています。

作曲は、ディズニーの映画でお馴染の

アラン・メンケン。

アラジンが1992年の作品ですから

今からおよそ30年前の作品です。

皆さんも、木曜日の午前に中に

様々な曲と触れ合いませんか?

サークルのメンバーと

お待ちしています。

2023年8月11日金曜日

フレーズの最後を聴く

あるコンサートホールで

長年舞台の裏方をしている

Kさんは、演奏家の出入りのドアの

間合いが絶妙で、何度かその

ホールを使用するうちに、言葉を交わすようになりました。

Kさんは、演奏家のコンディションを

「フレーズの最後まで

神経が行き届いている演奏」で計っていると

話しをしてくれました。

そして、「最後のフレーズ感の延長線上で

出入りのドアのタイミングを計ると

舞台が綺麗に動く」と語ってくれました。

ドアタイミングの絶妙な間は

そこにあったのか!と感心させられました。


2023年8月10日木曜日

発表会は聴衆として

声楽の体験レッスンを終えて

入会のお知らせを下さった生徒さんが

メールの追記に、

「私は人前で演奏することには興味がなく、

発表会に苦い想い出があるので、

参加できないと思いますがどうぞよろしくお願いいたします。」

と書いてきてくださいました。

声楽の発表会も自由参加です。

もしもお時間の都合がつくようでしたら

聴衆でいらしてください。

新しい曲にも出逢えます。 

また、演奏者も聴衆が多いと励みになります。

2023年8月9日水曜日

疲れた時は。。。

身体の疲れは、ストレッチや

半身浴、質の良い睡眠などで

解消する方が多いでしょうか。

では、気持ちが疲れた時は?

体を動かす。映画を観る。

友人と会う。美味しいものを食べる。など

十人十色だと思います。

疲れて家で過ごす時に

昔、演奏した曲を引っ張り出して

ゆっくり演奏してみませんか。

夢中になって演奏していると

気持ちが少し楽になります。

2023年8月8日火曜日

初めて経済的に自立した女性作曲家

女性が作曲家として

職業的に自立することが

十分に認められていない社会の中で

初めて経済的にも自立した女性作曲家が、

フランス出身のセシル・シャミナード(1857年8月8日生まれ)

だと言われています。

そして、今日が誕生日。

セシル・シャミナードは、

自宅でサロンコンサートを開くような

裕福な家庭に生まれました。サロンに出入りもあった

カルメンの作曲家で有名な

ジョルジュ・ビゼーがご近所さんで親交がありました。

シャミナードは、8歳の時に自作曲をピアノで演奏し、

ビゼーに聴いてもらいました。

 「小さなモーツァルトだ!」と彼女の才能に驚いたと

言われています。

シャミナードが女性ながら

作曲家としての地位を確立できたのは

大御所ビゼーをはじめ

グノー、マスネ、サン=サーンスらも

シャミナードを高く評価し

親しみやすい明快な作風のピアノ曲が

女性達の間でヒットしたからです。



 


 

2023年8月7日月曜日

受験が終わって

新中学生、新高校生が

怒濤の受験を終えて、5月病?!も乗り越え

学校や部活動にも慣れてくると

音楽が懐かしくなるのか

レッスンを再開する生徒さんが多いです。

受験勉強で音楽から離れていた時間が

あったからこそ、また新鮮な気持ちで

音楽に向き合えているように感じられます。

生涯に寄りそう音楽を目指す

ファミリエにとっては

嬉しい事です。

素敵な一週間を!

2023年8月6日日曜日

何人まで可能ですか?

Q.都内で合唱団を主宰する者です。

先日、荒川区の合唱団での発声講座を

拝見しました。私共の合唱団も

単発の発声講座をファミリエ音楽教室で

お願いする事は出来ますか?

女声合唱団で団員15名です。

A.お問い合せありがとうございます。

ファミリエでの発声講座開講可能です。

ホームページ掲載の大きい教室に

15名入れます。

プラズマクラスターイオン

空気清浄機を設置してありますが

一回のレッスンに8名様まででお願いしたいと思います。

レッスン内容に関しては指揮者の

先生とご連絡を取らせていただけると

大変ありがたいです。

2023年8月5日土曜日

ストレートネック

最近、スマートフォンやデスクワークが

増えた為かストレートネックの方が

目立ちます。

ストレートネックとは:

首が前に出たように見える。

頸椎周辺の筋肉が硬くなる。

頭痛や肩こりが慢性的に起る。などです。

声楽ではまず身体の中心線を感じ姿勢を

正します。

ストレートネックを治すには

首回り、肩周り、背中の

ストレッチなどを行い

耳の穴と肩のラインを合わせて貰い

軽くあごを引きます。

ポイントはラインです。

踝、膝、腰、方、耳の穴を

一つのライン上に合わせます。

正しい姿勢は、声楽の楽器である

身体を正しく動かす第一歩です。

ストレートネックを治して良く響く声を

手に入れましょう!

2023年8月4日金曜日

伴奏で大切な事は?

音大ピアノ科2年生からの質問です。

Q.同期生の歌の伴奏をしています。

なんだかしっくり来ません。

どうしたら良いかアドヴァイスを

お願いします。

A.(動画を見せていただきました。)

ピアノだけに焦点を当てるならば

とても上手です。

「音量バランス」

「音楽のダイナミックス」はもう少し

研究してみてください。

気になったのは「息」です。

一緒に吸って演奏してみてください。

「息」を読めるようになると

音楽が動き出します。

お試しください。

2023年8月3日木曜日

自由研究

夏休みといえば自由研究でしょうか?

あと一ヶ月あるので、今から準備すれば

じゅうぶん間に合います。

音楽を題材に捉えるならば。。。

・身近な素材で楽器を作る。

・興味のある作曲家を調べる。

・世界の民族音楽を調べる。

・日本の伝統音楽。

・楽譜の歴史。などでしょうか?

ハードルをあげるならば、

・作曲に挑戦。

・楽曲分析にチャレンジ。

・コードネーム表を作る。

如何でしょう?

2023年8月2日水曜日

レチタール・カンタンド

Q.イタリア初期バロックを歌いたく

独学で学び始めました。

カッチーニの「新音楽」に記される歌唱法は序文を読みながら

独学しています。しかしどうしても

レチタール・カンタンドが上手くいきません。

何から手を付けたら良いでしょうか?

A.新音楽の序文から独学とは、素晴らしいですね。

さて、レチタール・カンタンドとは直訳すると

「歌いながら語る事」となります。

要はセリフに音程が付いたものと考えると

分かりやすいでしょうか。メロディーラインよりも

セリフの方に重きを置いた歌唱です。

まずは、歌詞を朗読する事です。

独学でもレッスンでも、まずここから始めましょう。

2023年8月1日火曜日

ピアノ体験レッスン

夏休みを利用しての

多くの体験レッスンの

お申込みをありがとうございます。

現在、夏休み前から予約頂いた

体験レッスンの枠で埋まっており

新しい枠へのご案内が難しい状態と

なっております。

ピアノレッスン枠の変更は

3月〜4月、8月〜9月が多く

1月または6月ごろから

ご連絡頂けると比較的スムーズに

空き枠へご案内することができると

思います。

どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。

2023年7月31日月曜日

マスクの着用

声楽の個人レッスンでは

生徒さん達はマスクを外して

レッスンを受けています。

息苦しさを感じながら歌わなくて

よくなりました。

また講師にとっても

口形などをチェックできるようになり

ありがたいです。 

2023年7月30日日曜日

音楽が止まる!?

先日フルートを学ばれている方が

声楽の体験レッスンにいらしてくださいました。

理由は。。。

Q.レッスン(フルート)の際に

「音楽の流れが止まっている」と

注意を受けます。息を常に流して吹いているにも拘わらず

「歌って」と言われます。

どういうことを指摘されているのか

実際に歌ってみなければ答えは出ないのでは?

と思い体験に来ました。

A.なるほど。

ご持参下さったフルートで簡単なメロディーを

吹いていただき、フルートの先生が求めているのは

「音楽を動かして欲しい」という

ことだと理解しました。

フルートのメロディーを一緒に歌ってみて

フレーズの山を決め、緩いクレシェンドと

デクレシェンドを加えて、流れるメロディーラインの

作り方の一例を体験していただきました。

体験者からは息の流れの圧力調節を体感出来たと感想を頂きました。

2023年7月29日土曜日

2024年ピアノ発表会

2024年のピアノ発表会の

スケジュールは

3月1日リハーサル

3月2日発表会 です。

会場は前回同様

上野公園内にある旧奏楽堂です。

皆様のご予定に組み込んで

下さいますようお願いいたします。

時間の詳細は講師から配られる

お知らせでご確認ください。

2023年7月28日金曜日

複数の講師

ピアノのコースに通う生徒さんが

サマーコースに参加し複数の講師の

レッスンを受講した際の話しを

伺いました。

生徒さん曰く、様々な視点からの

アドヴァイスやレッスン方法を体験し、

大きく分けて2種類のレッスンが

あるように思うとの事。

1.お手本を見せてくださって、

生徒に模倣させるレッスン。

2.身体の動きに重きを置いた

言葉で説明するテクニック中心のレッスン。

今の自分には両方必要だと感じました。が

模倣の方が今の自分には分かりやすいと

仰っていました。

講師にとっても貴重なお話しをありがとうございます。

是非参考にさせていただきます。


2023年7月27日木曜日

ベーゼンドルファーの創業者

今日はピアノメーカーの

ベーゼンドルファーの創始者

イグナーツ・ベーゼンドルファーの

誕生日です。

彼の製作したフォルテピアノは、

フランツ・リストの激しい演奏に

耐え抜いたことでその評判が欧州全土に広がり、

ベーゼンドルファーの名は一躍有名なものとなりました。

この成功が、リストとベーゼンドルファーの

永年にわたる親交を生み出したといわれています。

現存する世界最古のベーゼンドルファーのフォルテピアノ

(1828年製の作品番号1番)はベーゼンドルファー本社に

保管されています。



2023年7月26日水曜日

合唱団へのボイストレーナー

Q.先日、都内の合唱団で

ファミリエの講師による

ボイストレーニングの講座を見学しました。

私の所属する団でもボイストレーニングを

お願いする事ができますでしょうか?

その際、個人ごとの発声も見ていただけますか?

A.はい。合唱団への出張ボイストレー二ング

承っております。必要であれば

指揮者の先生とお話ししながら

指導者の求める声のお手伝いをさせていただいております。

先日の講座をご覧になってくださったように、

個人ごとの発声も可能です。

経験上お一人20分必要となります。

2023年7月25日火曜日

合唱コンクール伴奏

Q.中学高校などで秋に行われる合唱の伴奏の

レッスンは、普段のレッスンの中で見ていただけるでしょうか?

A.レッスンしていただけると思います。が、

事前にレッスンを受けている講師に直接お尋ねください。

2023年7月24日月曜日

声楽のレッスンで

劇的な変化をしてきた生徒さんに

「何をしたのですか?」 と尋ねました。

生徒さん曰く

「鏡を見て練習しました。

自分では講師のアドヴァイスを

実行していたつもりでしたが、

鏡を使い注意深く観察して

気づきました。講師のアドヴァイスを

実行するには自分が思っているよりも

3倍近くやらないと出来ていないと。。。」

この生徒さんは、よくノートをつけて

いらっしゃって、テクニックの箇条書きが

同時に出来るようにはならない。。。と途方に

くれている方でした。

しかし、鏡をきっかけに箇条書きにしていた

アドバイスが一つに繋がり、それを

体感する事が出来ました。

身体を使った「よい声」が出て講師も嬉しい

時を共有できました。


2023年7月22日土曜日

体験し納得してから入会へ

発声教室(個人)の

体験レッスンも無料です。

現在ご紹介できるのは

以下の2枠です。

第1・3水曜日

12:00〜12:30。

第2・4水曜日

11:00〜11:30。

2023年7月21日金曜日

ゴルジャ

Q.イタリア初期バロック歌曲に多用されている

細かい節回しのような部分はどのように練習したら

よいのでしょうか?

A. 独特な歌唱法ですよね。コロコロ転がしたような

歌い回しはゴルジャと言ったりします。

ゴルジャはイタリア語で

「喉」という意味で、

初期バロック音楽の中で

「細かい音符を続けて歌ったり」

「同音を反復したりする」歌唱法を

指します。

どのように練習するかは、

カッチーニ先生も「新音楽」の序文に

記しております。が、

この唱法に関しては、糸川先生が

大変得意とするところです。

興味がありましたら、是非体験レッスンを!

2023年7月20日木曜日

あいうべ体操

「あいうべ体操」とは!

口呼吸を鼻呼吸に改善していく体操です。

乾燥などで喉が痛くなる方は、

口呼吸の改善から鼻呼吸へ変更できると

あらゆる病気の原因治療にもつながると

言われています。

また、あいうべ体操を継続している人は、

自然に鼻で呼吸ができるようになり、

アレルギー性疾患等の症状が改善していくと

言われています。

あいうべ体操のやり方です。

(声は出しても出さなくてもかまいません。)

(1)「あー」と口を大きく開く

(2)「いー」と口を大きく横に広げる

(3)「うー」と口を強く前に突き出す

(4)「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす

(1)~(4)を1セットとし、10セットを目安に毎日続けます


2023年7月19日水曜日

ピアノレッスンの曜日

体験レッスンのお問い合せを

ありがとうございます。

ピアノのレッスンは、

月曜日〜金曜日に行っております。

土曜日・日曜日の

ピアノレッスン 枠は現在

扱っておりません。

よろしくお願いいたします。

2023年7月18日火曜日

ゴールデンエイジ:5〜9歳

5~9歳は、なぜゴールデンエイジと呼ばれる

のでしょうか?それは、一生に一度だけ訪れ

何事も短時間で見たり聴いたりしたまま、また感じたままに

習得することができる魔法の期間だからです。

驚異的な吸収力があるこの時期に覚えたことは

大人になっても忘れないと言われています。

2023年7月17日月曜日

ピアノの調律と調整の違い!?

先日、ピアノの調律師さんに

ピアノの調律と調整をしていただきました。

不勉強で調律と調整の違いをはっきり

理解していなかったので、

ここでご紹介しようと思います。

「調律」とは、弦の張りを調節し

正しい音律(平均律音階)に調節すること。

「整調」とは、ピアノのタッチなど

弾き心地を調整すること。

鍵盤やアクション、ダンパー、ペダルを調整してもらいます。

また「整音」という作業もあり

ピアノの音色を整える作業をいいます。

ハンマーのフェルト面を調節し、弾力性を均一にする作業です。

ピアノの中を確認した際、ハンマーの表面に

弦の跡がついている状態はハンマーが磨耗しているので

目安として覚えておきましょう!

2023年7月16日日曜日

集中力は丁寧さから

集中力は、興味のある事柄に対しては

自ずと発揮されます。

疲れていたり、興味の無い事柄や

緊張状態では、集中力を発揮するのが

難しいです。

では、興味のない事柄に向かう時に

どうするか?

「一つ一つ丁寧に行ってみましょう」

集中せざるを得なくなります。

君の上には花ばかり

標題は昨日紹介した作曲家

フェデリコ・モンポウの

歌曲集《夢のたたかい》の

第1曲目の題名です。

このあまりにも美しい曲を

初めて聞いたプーランクは、

感動のあまり3度続けて演奏を求めたといいます。

この曲はフェデリコ・モンポウの

伴奏での動画が残っています。

2023年7月15日土曜日

生誕130年

今年生誕130年を迎える

スペインの作曲家

フェデリコ・モンポウ。

長命で享年94歳。

ピアノの腕前は一級でしたが

極端に内向的な性格で、

コンサート・ピアニストになることを

あきらめています。が、しかし

82歳の時に自作のピアノ作品全集の

録音を行っています。

なんだか素敵です。


2023年7月14日金曜日

丁寧に使ってはどうですか?

あるレッスンで呼吸の支えについて

質問した時に、「使う分だけ吸って

丁寧に使い切ってはどうですか?」との

答えが返ってきました。

この答えを聞いてはっとしました。

なぜなら、腹式呼吸がなんとなく出来ていても

「足るを知らない」吸い方は無駄も多いし

逆に歌い難くしていたのだと

気づいたからです。それと呼吸を丁寧に使い切るには

腹部でのコントロールが必須で

それが「支えだよ」と示して貰ったからです。

今日も丁寧に。。。

2023年7月13日木曜日

発声教室は発声だけ?

Q.発声教室は発声だけですか?

A.発声教室は、発声に特化した

レッスンです。

初めは発声しやすいフォームを

学ぶのに時間が費やされます。

基礎を理解し始めたらば

徐々に生徒さんたちは

今勉強している合唱曲で歌いづらいところや

ソロで歌ってみたい曲の一部を学びながら

実際に曲の中で「発声のテクニック」を

どのように活かすかを学んでいます。

2023年7月12日水曜日

東京都合唱祭

合唱団に所属する方達は

何週間かに渡って開催されている

東京都合唱祭に参加された方も

いらっしゃると思います。

コロナ明けでおよそ270団体の

合唱団が参加されたようです。

今週末もまだ演奏がありますから

興味のある方は足を運んでみてください。


2023年7月11日火曜日

立体的にしてみたら?

Q.良く響いた声が出したいです。

何かアドヴァイスをお願いします。

A. 「良く響く声」に必要なのは

響かせる場所(スペース)を確保する事です。

以前もこのブログに書きましたが

咽喉の弛緩ができたら、

口腔内のスペースを立体的に

してみるのはどうでしょうか?

お試しください!

2023年7月10日月曜日

調律

昨日、ピアノの調律に来ていただきました。

いつも来ていただく調律師さんです。

生徒の皆さん、調律したばかりの響きを 

愉しんでください。

2023年7月9日日曜日

ビートルズの曲を弾きたい!

シニアピアノ3巻の最後まで

まもなく到達する生徒さんが

「大好きなビートルズの曲を

弾きたいです」と仰いました。

今まで勉強してきた力で弾けそうな曲を

選んでお渡ししました。

いよいよ本当に好きな曲を弾く時が

きましたね。

2023年7月8日土曜日

鼻声をチェックする方法

鼻声を自分で確認する方法があります。

とてもシンプルです。

「鼻をつまんで発声する」です。 

鼻をつまんで「は」と

発音してみてください。

鼻をつまんでいる時とつまんでいない時の声を聴き比べ、

両方の声の音色が変わらなければ鼻に

かかっていない発声です。

もしも、鼻をつまんだ時に、

鼻声になってしまっていたら

それは鼻声です。。。

2023年7月7日金曜日

Nel cor più non mi sento

表題はイタリア古典歌曲も収められている

オペラ”La Molinara"の中のアリア

「うつろな心」の原題です。

作曲家はパイジエッロで、生涯に90曲以上の歌劇を作曲しました。

彼は18世紀後半のイタリアのオペラ作曲家で

セミセリア様式と呼ばれるオペラの代表的人物です。

オペラ全曲自体はあまり上演されませんが

「 Nel cor più non mi sento」の旋律は

ベートーヴェン、パガニーニがこれを主題に

変奏曲を作曲していて、器楽曲といても

息づいています。

「ジョヴァンニ パイジエッロ 1740-1816」



2023年7月6日木曜日

続けるお約束は親も一緒

様々な習い事がありますが、

ピアノ は特に自宅での練習が必要に

なる習い事です。

よく聞く親御さんからのお悩みは

自宅で練習をしないというお悩みです。

レッスンへ通い始める前に

お子さんとお約束をしたと思います。

「毎日練習をすること」

この約束の実行は本当に大変です。

しかし、「面倒でも続けること」を学ぶ絶好の機会でもあります。

そして続けるためには親御さんのサポートが必要です。

親御さんも楽器を学ぶ際にそのサポート(声がけ)の大変さが

あるのも知っておきましょう。

初めは手探りでしょう。

叱ってみたり、褒めてみたり、一緒にピアノに向かったり。。。

そしてピアノが弾けるようになってくれば

音楽が楽しくなります。指が動く快感を楽しむように

なれば後は自分で時間を見つけて、やるようになるでしょう。

一定の時間ピアノに向き合う習慣をつけると

他の課題が出てきたときに、他事に対しても向かう姿勢と

集中力がつくから不思議です。

続けること、とっても大変です。

声がけのヴァリエーションを

増やすのを、がんばりましょう!

2023年7月5日水曜日

役柄を演じる

Q.オペラの公演で合唱に参加します。

背景のような立場ではあるのですが、

役柄を考えて演ずるように指示がありました。

何か良いアドヴァイスがありますか?

A. 大学院の舞台演技法で学んだ

キャラクター作りの中から一つご紹介しましょう。

まず、人物設定をします。

国籍、性別、年齢、職業、性格などなどです。

それに基づいて、動作を決めます。

動作の癖を設定すると、初心者はより演じやすかったのを

覚えています。

「役柄になる」というと、難しく聞こえるかもしれませんが

人は、普段の生活の中で複数の役を演じ分けながら生活しています。

例えば、会社へ行けば会社員、家に帰れば

母親であり妻であり、実家へ行けば娘を演じ、レッスンへ

ゆけば生徒ですね。

そう考えると演じることのハードルが少し

低くなりませんか?

2023年7月4日火曜日

細分化のススメ

ピアノでも声楽でも、課題の中で

今現在の自分のテクニックでは

難しいフレーズやテクニックの箇所が

出てきます。

そんな時、皆さんどうしていますか?

自らを顧みると、以下のように

練習方法が進化していったような気がします。

・諦めて後回しにする。

・方法もなしにひたすら練習する。

・先生に練習方法を尋ねて練習する。

それをクリアーできるようになると、

・自分で方法を考えてやってみる。に

行き着くと思います。

自分で方法を考えるときに役に立つのが

問題の細分化です。

できないことを細かく追ってゆくと問題の

根元が見つかります。

そこからが練習の真骨頂で、

創意工夫をしながら上達の道を探ることに

なります。

2023年7月3日月曜日

基本的な注意ばかりで。。。

Q.ファミリエのレッスンの他に

今年の5月から二ヶ月、週一回のペースで

先生が入れ替わる短期間のコースに通っています。

どの先生も音楽的な指示でなく、基本的な

指示が多いです。

A. それは良いコースに通いましたね。

先生が入れ替わるレッスンは、テクニックでなく

曲想のレッスンになりがちなのを、

あえてテクニックの指摘を下さるのは

ありがたいですね。様々な講師が下さる

基本的な指示に共通点がありませんか?

おそらく根本は同じです。是非掘り下げて

探求してみてください。

2023年7月2日日曜日

夏休み前の体験レッスン

 7月に入りました。今月の下旬になると

夏休みに入ります。新入園、新入学されて

生活に馴染んできた方達が

2学期からのピアノレッスンを考えて

体験レッスンへのお申し込みを

ありがとうございます。

4歳前でレッスンを希望される親御さんは

幼稚園に通っているかどうかも

書き添えてくださると助かります。

2023年7月1日土曜日

音を出す前はどう?

講師は、生徒が指の動きや発声のフォームにとらわれすぎて

出した音のチェックを怠っていると、

出した音に耳を傾けて欲しく

「自分の声や音を聴いてね!」と

注意を促します。

しかし生徒さんの立場からすれば

まず間違えずに演奏する事に神経を使っている為に

出た音まで構っていられない!と思う気持ちも

どこかにあるでしょう。

では、出た音を聴く余裕が

ないのであれば、歌やピアノの演奏をする前に

出したい音のイメージを思い描いてから

演奏してみてください。自ずと弾き方や

歌い方が変わります。そしてそのイメージが

新しいテクニックを生み出します。

2023年6月30日金曜日

気分転換

大人になってからピアノを始めた

生徒さんからの言葉。

「ピアノへの憧れが強くピアノを始めました。

実際にピアノのレッスンが始まると

憧れていた夢の実現化だけでなく

日々の生活の中の気分転換になっています。」

音楽が気分転換の役目を果たしているのは

嬉しい報告でした。

2023年6月29日木曜日

ヴェルレーヌの詩集から

フランス歌曲の詩歌でも

良く取り上げられ作曲される

ヴェルレーヌの詩は、ピアノ曲の

作曲にも影響を与えたものがあります。

その中でも有名なのは、

ドビュッシー作曲の「月の光」でしょうか。

その詩が納められている

ヴェルレーヌの詩集は「雅びな宴」です。

ご興味のある方は是非!

2023年6月28日水曜日

良い手指とは

何も意識していない時、指は自然と内側に曲がっています。

その何もしないの形が、力がはいらず、自然な良い形です。

そして鍵盤を弾く指先に重みをかけるためには

指先がしっかりとした状態になっている必要があります。

指先がしっかりとした状態とは:

第一関節(指先の関節)がへっ込まない状態です。

文面で一つアドヴァイスすると

自分から爪が見えないように弾いてみましょう。

音色が変ります。

2023年6月27日火曜日

声嗄れの対処法

風邪、喘息、花粉症など

鼻・咽喉へのトラブルで

声が出なくなる事があります。

対処法としては、水分を良く取り

マスクをして喋らないのが一番です。

しかし、声の使い過ぎで

声帯にダメージがある場合は

早めに病院へ行ってください。 

できれば、声楽の知識や声帯を

専門的に診てくださる医院のほうが

経験が豊富なのでよいアドヴァイスを

貰う事が出来ます。

2023年6月26日月曜日

運動を音色にする

ピアノでも声楽でも体の動きが

音色を作り出します。

体の動きとは、腹部で支え口を開ける事であったり

正しいタッチや指の運びのことです。

大変重要な事ですが、そればかりに気を取られていると

自分のつくり出している音色やフレージングを

聴いていないことが多々あります。

音色やフレージングに神経を注ぐためには

まず、楽譜を体の動きとして体にしみ込ませ

ることが大切です。

その上で自分の音色をチェックしましょう。

2023年6月25日日曜日

声楽コンクールの衣裳

Q.声楽コンクールに参加する際の衣裳について

教えてください。

A.声楽コンクールに参加する場合、コンクールによって

指示があります。(コロナ蔓延防止のために、

更衣室がない時などもあり、予選は普段着という

指示があったこともあります。)

ドレスコードを知りたい場合は、事務局に連絡を取るか

ホームページなどに掲載されている動画や画像から

予選や本選の様子を確認するのもよいでしょう。

私服であれ衣裳であれ最も大切なのは

コンクール時の衣裳と靴で歌っておくことです。

男女問わずヒールがある靴を選ぶ場合、重心のバランスが

取りやすいものを選ぶとよいと思います。

また衣裳は演奏する内容に沿った色やデザインなども大切ですが

首回りと胴回りが苦しいものは

歌う際の息の妨げとなりますので、充分注意を払いましょう。

2023年6月24日土曜日

声楽のレッスンはどんな曲をレッスンしていますか?

Q.声楽は個人レッスンで、他の方が

どんな曲を勉強されているのか

気になります。

A. では、今レッスンしている曲目の一部を

掲載します。参考になさってください。

「イタリア古典歌曲一巻」

ベッリーニ:優雅な月よ

ベッリー二:「夢遊病の女」よりアミーナのアリア

トスティ:はるかに

トスティ:秘密

アルカデルト:アヴェマリア

ドニゼッティ:私は家を建てたい

ドヴォルザーク:「ルサルカ」より月の歌

ドナウディ:ああ、私の愛しい人

ビゼー:小さな木の実

サティ:愛の小径

越谷達之助:初恋

モーツァルト:「フィガロの結婚」よりスザンナのアリア

木下牧子:夕顔

プッチーニ:子守唄

プッチーニ:「トゥーランドット」よりリュウのアリア

2023年6月23日金曜日

おさらい会

〜シニアピアノの生徒さんより〜

ピアノ発表会への参加は敷居が高いけれど

小さい会場で仲間内だけの

「おさらい会」を教室で企画してもらえないか?

という要望がありました。

コロナも5類に移行されたので

教室での「おさらい会」を企画したいと

思います。準備期間に余裕を持ち

日程を決定したいと思います。

また、紙面とブログでお知らせします。

気負わず気軽にご参加下さい。

2023年6月22日木曜日

今月の「みんなでうたおう」は

都合により一回だけのレッスンです。

取り上げる曲は、

1913年(大正2年)刊行の

「尋常小学唱歌」第五年用に

掲載された『海』です。

作詞作曲は不祥です。

・・・・・・・・・・・・・

松原遠く消ゆるところ

白帆(しらほ)の影は浮かぶ

干網(ほしあみ)浜に高くして

かもめは低く波に飛ぶ

見よ昼の海

見よ昼の海


島山闇に著(しる)きあたり

漁火(いさりび)光り淡し

寄る波岸に緩くして

浦風軽(かろ)く沙(いさご)吹く

見よ夜の海

見よ夜の海

2023年6月21日水曜日

私の声は何パート?

合唱団へ入団する際の

パート分けについてよく質問を受けます。

パート分けは音域や声色によります。

音域に関して言えば

ソプラノは楽に高音が出る方が

より適していますし、低い声が得意な人は

アルトの方が向いています。が最終的には

声の音色で決めるのがよいかと考えます。

稀に音域が広くどのパートも歌いこなせそうな

方がいます。その方は、いろいろなパートを

体験させてもらうのがいいと思います。

逆に、まだ音域が狭く高音が出ない場合でも

旋律でないと音が取れないから

という理由でソプラノを希望される方がいます。

それは、声に対してちょっと可哀想なパート選択です。

声に適したパートで合唱を楽しむのをおすすめします。

2023年6月20日火曜日

レッスンノート

先日、発声教室に通う生徒さんが

レッスン内容を記しているノートを

拝見しました。

レッスンで学んだポイントを

箇条書きにしてありました。

全ての箇条書きのポイントを

何処で、どのように使用するかを

思案なさっていました。

そのお気持ちお察しします。自分もそうでした。

全ての指示が一本の線で繋がって

一体化するタイミングが訪れますから

お楽しみに!


2023年6月19日月曜日

ピアノを弾く少女たち

この絵は、オルセー美術館に

所蔵されている

ルノワールの《ピアノを弾く少女たち》。

1892年の作品です。

ルノアールは印象派の画家とされていますが

この作品は印象派の画風で描かれていません。

印象派の画風とは、原色の絵の具を細かいタッチで

キャンバスに置くように描かれる手法です。

「印象主義の手法を究極まで追いつめて行ったらば

絵を描く事もデッサンすら出来なくなるのではないか」という

結論に達したルノアールは、印象派の画風と決別し

古典的な描き方に戻る事によって再び絵が描けるようになったと

語っています。

この作品はそんな流れの中で生まれた作品です。










2023年6月18日日曜日

ルノワール

グノーの合唱団に在籍していたのは

ピエール=オーギュスト・ルノワールです。

1850年頃から数年間所属していました。

グノーはルノワールの歌手としての才能を

高く評価していた為に、声楽のレッスンを施し

ルノワールの両親にオペラ座の合唱団に

入れることを提案しましたが、断られ、

ルノワールを歌手にしようと考えていたグノーは、

その才能を惜しんだと言い伝えられています。

それにしても、ルノアールは絵画だけでなく音楽の才能にも

恵まれていたのですね。

2023年6月17日土曜日

グノー

今日は、バッハから伴奏を引用した声楽曲

『アヴェ・マリア』を作曲した事で知られる

フランス出身の作曲家

シャルル・フランソワ・グノーの誕生日。

フランス近代歌曲の父とも呼ばれ、美しい旋律、

色彩感に満ちたハーモニーを伴った優雅な音楽は

世界中で広く愛されている。

グノーが楽長を務めていたサン・トゥスタッシュ教会の聖歌隊に、

後に画家として著名になる人物が在籍していた事があります。

さて、その大物画家とはだれでしょうか?

続きは明日。

2023年6月16日金曜日

発表会以外の機会

Q.ファミリエ音楽教室では、発表会の他に

生徒が演奏する機会がありますか?

A.コロナ以前では、教室で「試演会」を

催していた時期があります。

現在は3密を避ける為に

企画しておりません。

教室主導ではありませんが

オプションで、講師によっては

演奏会場を予約してレッスンされる場合も

あります。(コンクール前など)

生徒個人での活動として、コンクールなどへ

参加している生徒さんもいます。

2023年6月15日木曜日

さまざまな方向から声がけ

指揮のレッスンを聴講した際、

講師の先生が受講者に

「この楽譜に指示されている

楽語に対して抱く言葉や形容詞を

できるだけあげてください」と

お題を出しました。

受講者達は、平均で5つほどあげていました。

講師は「繊細な色使い、空気感、感触、広さなどへの言及」を

付け加えるように指導しました。

音楽づくりへのヒントとしてばかりでなく

レッスンの声がけにも有効だと思いました。


2023年6月14日水曜日

量質転化の法則

あるピアノの公開レッスンでの

質疑応答より。

Q.ピアノの練習は量(時間数)なのか

それとも質(内容)なのか?

A.何も考えずに練習しても、ある一定の

(練習)量を超えると質がついて来るのが

量質転化の法則です。

演奏の質の高みを目指すのであれば、

やはり量の中に質(演奏への理解と創意工夫)が

必要です。それが入ると絶大な効果を生みます。

2023年6月13日火曜日

ピアノの蓋

シニアピアノの生徒さんで

毎回、暗譜の努力をしていらっしゃる

生徒さんがいます。

「今回は、3週間あったので

シニア教本から2曲、

ブルグミューラー1曲 を暗譜してきました。」

そこで、ピアノの蓋を全開にし

譜面台も外してレッスンをしました。

とてもよい音が出せるようになってきました。

この先が楽しみです。


2023年6月12日月曜日

体験レッスン

6月に入ると、新しい幼稚園や

保育園生活になじんでくるのか、ピアノの

体験レッスンのお問い合わせが

増えてきます。

夏休み明けの9月は、順番待ちが長いので

夏休み前の6月〜7月半ばに体験レッスンを行い、

夏休みに新しい習い事に慣れる

というのがお勧めです。

2023年6月10日土曜日

転調と移調

Q.転調と移調の違いは何ですか?

A.転調と移調の違いは、

転調は曲の中で調が変わることを言い、

移調は調を移すことです。

2023年6月9日金曜日

ペダルに挑戦

シニアピアノ3巻になると

教本の中にペダルの練習が入ってきます。

右足でダンパーペダルを踏み込むわけですが、

初めてペダルを使う生徒さん達の反応は様々で

・「ペダルは思ったよりも重くて、力が必要ですね」

・「音が伸びて、上手になったように感じます」

・「車の運転に似てますね」などなどです。

ペダルを踏込んで離すだけの練習は皆さん

そんなに問題なく出来るのですが、

ペダルの踏み変えは、コツを掴むまでに時間が

必要になります。「踏み変え記号の付いている音を

弾いてから踏み変える 」を体が覚えるのは慣れなので

ある時点から、自然と出来るようになります。

ご自宅の電子ピアノには

ペダルのない生徒さんも沢山いらっしゃり

心配なさいますが、教室でじっくり練習をしましょう。

2023年6月8日木曜日

シニアピアノの一コマ

生徒:先生、レガートって書いてありますけど

どういう意味ですか?

講師:レガートは、ある音から次の音へ移る際に

音が途切れないよう、なめらかに演奏することです。

生徒:実際には、どういう風に弾くとレガートに

なるのですか?

講師:そうですよね。レガートにするには

「次の音を押してから前の音を離します」

生徒:鍵盤から指先を離すタイミングを

考えた事がなかったので、新しい発見です。

レガートで弾いてみたいという目標ができました。

2023年6月7日水曜日

ソルフェージュをなぜ学ぶのですか?

Q. ソルフェージュをなぜ学ぶのですか?

A.ソルフェージュを勉強する一番の理由は、

楽譜を読めるようにするためです。

ピアノを弾くには、楽譜が読めなければいけません。

楽譜には「音、リズム、音楽記号」などたくさんの情報が書いてあります。

また、専門的教育機関に入るための「新曲、聴音、楽典」なども

ソルフェージュといいますが、

子供のソルフェージュは、音あてクイズや

音符の長さや高さなど、個人のペースに

合わせて進められています。

2023年6月6日火曜日

6月6日

 6歳6月6日に始めた習い事は

上手になると日本では昔から

言われています。

耳を育てるには

早期教育がよい場合もありますが

ピアノレッスンに関して言えば

個人差があり、内容の理解度や

椅子に座っていられる時間などが

重要なようです。


2023年6月5日月曜日

なぜ初心者は、アリアを歌ってはいけないのですか?

Q.オペラアリアを学びたくて声楽をはじめましたが

まだ早いと言われます。(今年の4月から習い始めました)

何故なのでしょうか?

ファミリエでは直ぐにアリアを教えていただけますか?

A.アリアは、どのオペラのものかわかりませんが、

体も声も充分に鍛えてからでないと、

声を張り上げるだけになってしまいます。

まずは、そのアリアの最高音の2度上まで

発声練習で楽に発声できるか、咽喉の弛緩が

できるのかなどを目安に判断するのがよいと

思います。オペラアリアの中でも難易度がありますから

比較的歌いやすいものから学ばれるほうが

よいと思います。

2023年6月4日日曜日

音楽での進学2

 Q.将来は吹奏楽部を教えられる音楽教師に

なりたいと考えています。

A.将来の目標がはっきりしているのですね。

教員免許取得を考えるのであれば

音楽大学ばかりでなく

教育学部など、進路の選択は広がります。

その上で、吹奏楽に力を入れている

サークルを持つ大学、

教育学部でも吹奏楽の指揮や指導で

師事したい教授がいるなど、

情報を沢山集めてみましょう。

その上で、情報を提示する形で

ご両親とも良く話し合ってみてください。

音楽大学へ行っても、個人レッスンは週に一度

程度ですから、レッスンはプライベートでも

いいかもしれません。

2023年6月3日土曜日

音楽での進学

Q. 進路を選択するにあたり「音楽」に

関わる仕事をしたいと思い、音楽大学進学を

考えています。(高校2年吹奏楽部)

家族からは一般大学への進学を薦められています。

A.なるほど。音楽大学は演奏技術に特化した

教育機関です。音楽に携わる仕事の種類は

演奏家だけでなく、学校教育、音楽ホール勤務、

音楽事務所や音楽教室経営など

様々な方向性があります。

もしも具体的に決まっているのであれば

それによって進学先を選択することも出来ます。

2023年6月2日金曜日

2024年声楽発表会

来年の声楽発表会の日程が

決まりました。

2024年6月22日(土)14:00開演です。

日頃の成果を発表するため

ふるってご参加下さい。

爪のチェックを忘れずに

いつもピアノレッスン前に

手を洗って下さってありがとうございます。

ピアノのレッスンに来る前に

爪のチェックもしましょう。

長い爪は、ピアノの鍵盤の

間に挟まったりして危険です。 

2023年6月1日木曜日

ソルフェージュ

Q.子供のピアノレッスンでソルフェージュは

含まれますか?

A. はい。年齢やレベルに応じた教材で

ソルフェージュも含みます。

教材や内容に関しては、体験レッスンの際に

担当講師へお尋ねください。

よろしくお願いいたします。

2023年5月31日水曜日

糸川先生コンサート当日

本日、声楽の糸川講師が

所属する団体スティッラ・マリスの

演奏会が武蔵野スウィングホールで

開催されます。

ホールの最寄駅は武蔵境駅より

徒歩2分です。

当日券のご用意もございます。

「春は野や丘を飾り」

〜名匠に彩られた旋律Ⅱ〜

昼の部 15:00開演

夜の部 19:00開演

会場でお待ちしております!

2023年5月30日火曜日

声楽って何語で歌うの?

Q.声楽のレッスンでは何語で歌うのですか?

A.歌詞のないボカリーズというジャンルも

ありますが、歌詞の付いている曲については

ファミリエ音楽教室の声楽クラスの

皆さんが今、勉強している曲では

イタリア語、日本語、ラテン語

ドイツ語、英語、フランス語などです。

珍しいところでは、

チェコ語や声明(仏教)をお持ちになる

生徒さんもいらっしゃいます。

(チェコ語に関しては発音など

事前の自主勉強をしていただいています)

2023年5月29日月曜日

サニーホール

ファミリエ音楽教室の初期の頃から

発表会に使用している

サニーホールから連絡がありました。

来年7月〜10月まで改修工事に入るため

使用できなくなるとの事です。

声楽の発表会は他の会場をあたる事になる

可能性があります。

よろしくお願いします。

2023年5月28日日曜日

家に帰ると分からなくなります。

Q.声楽のレッスンでは出来た箇所が

二、三日経つとまた出来なくなります。

皆さん、どうなさっているのでしょう?

A.多くの方は録音をしています。

録画を撮るとより分かりやすいでしょう。

ファミリエにはスマホ用の三脚がありますので

使用なさってください。

2023年5月27日土曜日

悪魔に魂を売ったヴァイオリン奏者


この肖像画は19世紀を代表するヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン奏者の

ニコロ・パガニーニ。彼が開発した超絶技法が

今までに聞いた事の無いような素晴らしい技術だったために、

“悪魔に魂を売った”と噂されました。

しかしそれだけでは無く、悪魔との繋がり?は

彼の母の見た夢と彼の容姿にも起因していました。

彼の⺟はパガニーニが5歳の時に奇妙な夢を⾒ます。

それは、⾚い炎に包まれた劇場でパガニーニが

悪魔と命を賭けた演奏勝負をしていると⾔うものでした。

そこに天使が現れ「彼は素晴らしいバイオリニストになる、

そして名は世に知れ渡る」と告げたそうです。

容姿は、⻑く波うった⿊髪にガチッとした四⾓い輪郭と⿐、

ヒョロッとしていて、いつも⿊づくめの服装。

こうして「悪魔にとりつかれたバイオリニスト」というイメージが定着して

いったのでしょう。そして今日はパガニーニの誕生日です。


2023年5月26日金曜日

声楽発表会の記念写真

声楽発表会の最後に出演者全員で

撮影した写真が届いております。

まだ、受け取っていない方は

レッスンの際に講師に申し出てください。

よろしくお願いいたします。

2023年5月25日木曜日

ファルセットの出し方

Q.ファルセット(裏声/頭声)の

出ません。どのようにしたら良いでしょうか?

A. これは、声を聞いてからでないと

アドヴァイスが難しいです。

一度、お声を聞かせて下さい。

家でできることとしては

ヨーデルのように地声と裏声を交互に

発声するとコツがつかめるかもしれません。

2023年5月24日水曜日

駐輪場と駐車場

ファミリエの裏手に駐輪場が

あります。また車でお越しの際は

みえられる30分前に駐車場空き状況の

ご確認を担当講師へお願いいたします。

リーデンスタワーの来客用

駐車場は3台分あり、事前予約できません。

満車の場合使用できません。

料金は一時間150円です。

よろしくお願いいたします。

2023年5月23日火曜日

ルネサンスの多声音楽 その2

A.声部が足りないが、ルネサンスの多声音楽を

オリジナルのまま演奏する場合には

足りない声部を楽器で補う方法があります。

また、ソロで歌いたい場合などは

旋律として歌いたいパートを歌い、

その他のパートをリュート伴奏や

ガンバコンソートに伴奏してもらうという

方法もあります。

2023年5月22日月曜日

ルネサンスの多声音楽

Q.ルネサンスの多声曲は、パートが多く

男声が必要で演奏を断念しています。

何か良い方法はありますか?

A.同声で歌える編曲も出版されています。

また、男声パートを1パートにした

編曲譜も出版されています。

Q.ありがとうございます。

探してみます。またオリジナルのままに

演奏する場合は、どのようにしたら良いでしょうか?

この答えは明日「ルネサンスの多声音楽 その2」として

お答えいたします。 

2023年5月21日日曜日

メールの不調について

一週間ほど教室のメールアドレスの受信が不調だったようです。

全てのドメインでは無いのですが、少なくとも [@hotmail.com]、[@gmail.com] の2つのドメインが受信できていなかった事が確認されました。

はっきりとした原因はわかりませんでしたが、迷惑メールの設定などを確認し直し、幾つかのアドレスで検証し、現在は受信可能となっているはずです。


お問い合せへの返信が滞り、大変申し訳ございませんでした。

大変お手数ではありますが、上記ドメインの方でここ1週間くらいの間に[mail@familiemusic]に直接メールを送っていただいた方は、再送頂けますようお願い申し上げます。

今後ともレッスンへのお問い合せ、お待ちしております。


2023年5月20日土曜日

声楽アンサンブル

Q.少人数の声楽アンサンブルの

体験レッスンはありますか?

声がまとまらず、上手くハモれません。

(女声3声のアンサンブルです。)

A.はい。体験レッスン可能です。

体験は時間が限られますので、

すでに3声で歌える曲をご持参下さい。

2023年5月19日金曜日

メールの返信について

教室からお問い合せへの返信が

届かない事が時々起っております。

お問い合せの際は [mail@familiemisuc.net] を

受信許可リストに入れるなど、

設定の確認をお願いいたします。

お手数をお掛けしますが

どうぞよろしくお願いいたします。

2023年5月18日木曜日

説明をし、指示は一つで、チェックする

先日、合唱のボイストレーナーのレッスンを見て、

アドバイスが欲しいと言う事で、

レッスンを拝見しました。

(女声合唱団で、人数は15人)

ボイストレーナーは音大声楽卒。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

流れは:体操、姿勢、呼吸練習の

ウォーミングアップをしてから

発声へと移りました。

発声の内容:息の流れ、母音など

内容的には、充実したレッスンでしたが、

課題が盛りだくさんなので、ポイントを

絞る込むために3つのアドバイスをしました。

・各発声を行う前に「何を学ぶための発声なのか」説明をする。

「例:順次進行、口形、ロングトーンなど」

・直す指示は一つに絞る。

・パートごとの発声をチェックする

2023年5月17日水曜日

実力はゆっくりついてます

シニアピアノレッスンの一コマ。

・・・・・・・・・・・・・・・・

生徒:ピアノを初めて1年半が過ぎたのに

弾けるようになりません。

講師:手の形や姿勢が直ってきて

ピアノからいい音が出るようになり

以前より止まる回数が減っていますよ。

生徒:でも、すらすら弾けません。

講師:では6ヶ月前の録音を聞いてみましょう。

(一緒に聴きました。)

生徒:以前は、こんなにテンポが

遅くなったり、速くなったりして、

音も音楽もブツブツ切れていたんですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・

(現在の練習している曲をスマホで

動画を撮って一緒に見ました。)

講師:止まりはするものの、以前より

手の動きばかりに気を取られておらず

フレージングや音楽の流れを加えて考えられるように

なってきていますね。弾けるようになってますよ。

生徒:本当にそうですね。

2023年5月16日火曜日

単発レッスン

Q.単発でレッスンを受けることは

可能なのでしょうか?

A. レッスン曲の内容と

講師の都合によります。

Q.合唱コンクールの伴奏の為、

7月〜10月の間、2週間に1度のペースです。

A.講師の都合を聞いてみないと

お受けできるかわかりませんが、

60分 8,000円〜となります。

ご入会なさらない外部のレッスンは

レッスン代の他に

別途レッスン室代金が必要となります。

よろしくお願いいたします。


2023年5月15日月曜日

置き傘

最近、ゲリラ豪雨が頻繁に

起こります。レッスン終了時

急な雨の時は、無理をせず

講師に相談してください。

ファミリエの置き傘を

お貸しします。

2023年5月14日日曜日

母の日

今日は、母の日です。

日頃の感謝を込めて

カーネーションなどを贈る生徒さんが

多いでしょうか。

離れて暮らしている人は電話や

手紙を送るのもいいですね。

言葉にするのが苦手ならば

演奏を贈ってもいいかもしれません。 

2023年5月13日土曜日

グリーンスリーブス

 今月の「みんなでうたおう」は

グリーンスリーブスを取り上げます。

口伝や吟遊詩人などによって

歌い継がれてきた曲は、

いくつかの異なる版が存在し

メロディーや歌詞にバリエーションが

あります。サークルでは英語の詩ではなく

日本語訳詩で歌います。

ご興味あるかたはご参加ください。

2023年5月12日金曜日

フランス歌曲:エレジー

今日はフランスの作曲家

ジュール・マスネの誕生日。

彼の歌曲の中で恐らく最も有名な

作品はオーケストラ用にも編曲されている

「エレジー」ではないでしょうか?

この歌曲は初期の作曲です。  

詩は ルイ・ガレ (Louis Gallet,1835-1898) です。

・・・・・・・・・・・・・・・・

 「エレジー」

おお甘美な春よ 過ぎ去った昔の

緑の季節よ、お前は永遠に去ってしまった!

あの青空をもう見ることもなく

あの鳥のさえずりを聴くこともない!


あの恋人は

私の幸せをみな持って

行ってしまった!

しかし春が戻ってもむなしいだけ!

もう、戻りはしない、お前も、太陽の輝きも


微笑みの日々は消え去り

私の心は暗く凍り付いている!

すべては終わった! 永遠に!

・・・・・・・・・・・・・・


2023年5月11日木曜日

教室案内

料金改定後の教室案内は

教室のドアの小さいボックスに

入れてあります。

 昨今は、インターネットでの

お問合せが多いですが、

紙媒体の教室案内のチラシを

ご利用してくださる方もいらっしゃるので

チラシが不足しないように

補充してゆきます。

2023年5月10日水曜日

まずは5分から

Q.子供が4月からピアノを始めました。

まだ一ヶ月しか経っていないのに

あまり練習をしなくなりました。

どのように練習を促したらよいでしょうか?

A. 初めのうちは、鍵盤を押すことも

楽譜を読む事も新鮮で、興味の対象が

ピアノへ向いていましたよね。

遅かれ早かれ、どの習い事にも

この時期はやってきます。

まずは、ピアノへ向かう時間を

5分からはじめましょうか。

課題があれば、ワンフレーズを弾くとか。

ピアノは、読譜を面倒くさいなぁと

思うお子さんが多いので、

一緒に楽譜を読んで運指をゆっくり

する練習もおすすめです。

2023年5月9日火曜日

ブクステフーデを尋ねて

今日は、デンマーク生まれの作曲家

ブクステフーデの誕生日です。

ブクステフーデは、ドイツのリューベックで

聖マリア教会のオルガニストとなり、

当時オルガニストとして名声を博していました。

どのくらい有名だったかというと

大バッハが休暇を取ってわざわざ

リューベックまでの道のり400kmを

徒歩で向かったほどです。

老ブクステフーデの演奏に感銘を受けると同時に、

ブクステフーデもバッハの才能を気に入りました。

若きバッハは、もちろん就職活動も念頭に置き

ブクステフーデの後継者としてオルガニストに

なりたかったのですが、後継者になる条件として

バッハよりも10歳年上のブクステフーデの娘さんとの結婚が

含まれていたため、断念しました。。。

その2年前、ヘンデルも同じ条件を突きつけられ、

断っています。。。

2023年5月8日月曜日

加湿器から除湿器へ

ゴールデンウィークが終わる頃から

加湿器から除湿器への変更時期です。

楽器への湿度を保つためにとても

重要です。

そして、特に同業者から

質問を受けるのが、ファミリエで

使用している大型加湿器のメーカーのことです。

大型の気化式加湿器で

Kazというメーカーの製品です。

2023年5月7日日曜日

初演はマリインスキー劇場

『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』の

作曲家といえば、ピョートル・チャイコフスキーですね。

上記のバレエは彼の三大バレエ音楽として世界中で有名で

ロシアのサンクトペテルブルクにある

マリインスキー劇場のバレエ団が初演しています。

そして、今日はチャイコフスキーの誕生日です。

2023年5月6日土曜日

声を聴くために山に登る?!

今から146年前の1877年に

トーマス・エジソンによって発明された

円柱型アナログレコードで

録音機が発明されるまでは

音を保存しておく事は出来ませんでしたが、

今や簡単にスマートフォンで録画まで

出来る時代で、歌でもピアノでも客観的に自分の演奏を聴く事が

出来、演奏技術の向上に一役買ってくれています。

さて、先日読んだ声楽関係の本の中に

その昔、ベルカント黄金時代の声楽の生徒の

一日のスケジュールがあり、興味深かったです。

午前中の声楽、詩や楽器のレッスンの後

小高い丘に登り「こだま」を使って、

自分の声を聴いていたらしいのです。

谷間のある丘に登る事があれば、

試してみたいとおもいます。。。

発声の癖が解るほど、詳細に

声が帰って来るのでしょうか??

2023年5月5日金曜日

5歳で作曲

今日はこどもの日。

幼少期から天才ぶりを発揮する

音楽家は世界に沢山いますが、

作曲家の中で幼少期から

神童ぶりを発揮したので

有名なのはモーツァルトでしょう。

大司教に仕える楽師を父に生まれたモーツァルトは、

姉のナンネルとともに教育パパのレオポルドから

チェンバロの手ほどきを受ける環境にいました。

恵まれた環境ですが、その神童ぶりは

想像を遥かに超えて

1761年モーツァルト5歳の時の作品

「アンダンテ ハ長調」が発見されています。

5歳以前から作曲していたと予想されますね。

2023年5月4日木曜日

日本語を歌うと。。。

Q.日本語を歌うと発音しやすいのですが

イタリア歌曲を歌った時よりも

喉に疲労感を覚えます。

どうしてでしょうか?

A. それは、日本語がイタリア語より

口の中を狭くして発音する言語だからです。

声楽で日本語を歌う時に気をつけることは、

喋る日本語の発音より

口の中や喉の奥を広げて歌いながらも、

日本語として聞き取れる発音をするということでしょうか。

2023年5月3日水曜日

悲劇のヒロイン

プッチーニの三大オペラといえば

『蝶々夫人』『トスカ』

『ラ ボエーム』でしょうか。

この三大オペラのプリマドンナは

劇中で亡くなってしまいます。

蝶々夫人は自害、ミミは病死、

トスカは身を投げます。

プッチーニは悲劇オペラを

得意としたこともありますが、

トスカに至っては、

三代キャスト全員が劇中で

亡くなるということでも

当時はかなりの話題になりました。

2023年5月2日火曜日

未完のオペラ『トゥーランドット』

オペラ『トゥーランドット』の中で

最も知られているのは、

テノールのアリア『誰も寝てはならぬ』で

パバロッティがトリノの冬のオリンピックで

歌ったのを覚えている方も多いのではないでしょうか?

『トゥーランドット』はプッチーニの最後のオペラ

で、未完のオペラとしても有名です。

「リューが自刃した場面」まで書いて

プッチーニは亡くなってしまい、

続きはフランコ アルファーノによって

完成されつつも、未完のオペラとして

上演されることが多いオペラです。

個人的には、リューの歌う二曲の

アリアがオススメです。

2023年5月1日月曜日

30年以上持ち続けている疑問

一昨日から最長で9日間の

ゴールデンウィークが始まりました。

今日明日と、通学通勤の方も

多いのではないでしょうか。 

久しぶりに

藤山先生のブログをご紹介します。

お稽古事。

2023年4月30日日曜日

喉が閉まる

Q.30代テノールです。高音を出す時

喉が閉まっているような気がします。

歌い方を学べば、楽になるのでしょうか?

A.(モーツァルトのオペラの動画が添付してあり、

拝聴しました)

 確かに、力んで歌っていらっしゃいます。

全く、声楽を学んでいないのであれば

基礎は学ばれた方が良いと思います。

まずは、中音域でレガートの

曲を喉仏を下げたまま歌えるようにしましょう。

口の開け方は、奥歯の辺りから

開くイメージの方が口腔に

スペースができ、発声が楽になると思います。

お試し下さい。


2023年4月29日土曜日

2024年の声楽発表会はいつ?

Q.3月から声楽のレッスンを受け始めました。

今年の発表会が4月だったので

もちろん参加はできませんでしたが、

次回は一曲でも歌いたいと思っています。

来年の発表会はいつでしょうか?

A.来年2024年の声楽発表会は

7月〜9月に催す予定です。

しかし、ホールの抽選が

1年前からなので、会場や

日程はまだ未定です。

2023年4月28日金曜日

新しい曲

声楽の発表会が終わり

5月から学ぶ新曲の

選曲が始まりました。

メールでのやり取りで選曲を

行う生徒さんが多いです。

まずは、生徒さんが学びたい曲を

優先します。

発表会を意識して選曲しても

良いですし、好きな言語、ジャンルで

選曲するのも良いですし、

発表会で他の方が歌った曲で

気に入った曲があれば、

それらを候補にするのも

いいですよね。

2023年4月27日木曜日

ゴールデンウィークのレッスン

土曜日からゴールデンウィークです。

期間中(4/29〜5/5)のレッスン開講は

講師やコースによって異なります。

各講師に確認して下さい。

よろしくお願いいたします。

2023年4月26日水曜日

オペラアリアが歌いたい

Q.先日の声楽発表会を拝聴し

演奏曲目のレベルの高さに驚きました。

オペラアリアを歌ってみたいと

思いました。どのくらい稽古を積むと

あのように歌えるようになるのでしょうか?

A.発表会を聴いてくださりありがとうございました。

オペラアリアを歌われた方でも

大きな声を伴ったご自宅での練習ができず、

教室のレッスンのみという奇特な方もいらっしゃいますが、

声楽の呼吸と発声が上達するのは、

日頃のトレーニングにより速度が違います。

声がもともとよく出て

習得の早い方だと2年目くらいから喉に負担の少ない

オペラアリアから学び始めます。

2023年4月25日火曜日

発表会の感想

発表会を聴いてくださった方から

届いた感想メールを抜粋でご紹介します。

・・・・・・・・・・・・

●どの方の演奏も本当にすばらしくて、

1曲ごとに色の違う宝石をいただいてきたような

気持ちです。

●昨日は、かなり上級者の方々の発表会で

びっくりしました。また、お誘いください。

●声楽を他の教室で学ぶ者です。

皆さん、舞台マナーが美しく

発声がしっかりしていて、大変刺激を

受けました。歌う意欲が湧いてきました。

●毎回聴かせていただいています。

次回も楽しみにしています。

・・・・・・・・・・・・

ご来場、誠にありがとうございました。

2023年4月24日月曜日

すてきな発表会

昨日は、小池先生の伴奏に支えられて

みなさん、素敵な演奏が披露できました。

それぞれが素晴らしい演奏でした。

コロナの制限が解除され、マスクなしで

演奏することができ

沢山の方に聴いていただけました。

ご来場くださった皆様

ありがとうございました。

本番での経験は確実に皆さんの

実力になります。

また次回の発表会へ向けて

頑張りましょう!

2023年4月23日日曜日

声楽発表会当日

今日はファミリエ音楽教室

声楽発表会当日です。

開演:14:00

会場:日暮里サニーホールコンサートサロン

・・・・・・・・・・・・・・・

出演者の皆さんへ

11:00〜自由参加で発声練習を

会場で行います。

出演者の皆さんで希望される方はご参加下さい。

また、リハーサルの際は

演奏時の靴を履いてリハーサルする事を

おすすめします。

・・・・・・・・・・・・・・

2023年4月22日土曜日

いよいよ明日!

 明日は、尾島先生の演奏会と

ファミリエの声楽発表会の

本番当日です。

みなさん、ご興味がおありでしたらば

お出かけください。

2023年4月21日金曜日

隙間時間のススメ

新学期になり学校生活に慣れてきて

新しい生活リズムが掴めて

くるころでしょうか。

ファミリエ音楽教室でも

新しい生徒さんたちがレッスンに

慣れてきたように感じます。

生徒さんの中には

学校や生活環境が変わって

練習時間の確保の見直しが

必要になる頃ではないでしょうか?

そんな時は、隙間時間を利用して

各々のペースで頑張ってみてください。

隙間時間の利用は、この先の勉強や

生活で大変役に立ちます。

隙間時間は10分から始めるのがオススメです。

2023年4月20日木曜日

声楽発表会プログラム

日曜日の声楽発表会のプログラムです。

演奏予定曲全曲を掲載します。

お時間と気持ちに余裕がありましたら

お出かけください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・愛と死   G. ドニゼッティ

・カッチーニのアヴェマリア  V. ヴァヴィロフ

・あの唇は薔薇ではなくて  S. ドナウディ

・私はジャスミンの花  A. ヴィヴァルディ

・麗しのアマリッリ  G. カッチーニ

・夢みたものは   木下 牧子

・からたちの花 山田 耕筰

・アヴェマリア F. シューベルト

・紅の美しい扉よ "A. ファルコニエーリ"

・さようなら   G. ドニゼッティ オペラ『連隊の娘』より 

・小さな空  武満 徹

・私は家を建てたい  G. ドニゼッティ

・ああ、愛する人の  S. ドナウディ

・アヴェマリア  P. マスカーニ

・ドミネ デウス  A. ヴィヴァルディ

・さくら横ちょう  中田 喜直

・ノスタルジア  P. チマーラ

・さようなら、過ぎ去った日よ G. ヴェルディ オペラ「椿姫」より 

・この胸に息のある限り  G. F. ヘンデル

  オペラ「ジュリアス・シーザー」より 

・クロリスヘ  R. アーン


2023年4月19日水曜日

フォーレの歌曲

フランス語の歌曲を学ぶ時に

ファーレの作品に魅かれる方が

多いかと思います。

フランス語は、発音が難しい部分もあり

おすすめの録音をよく尋ねられます。

ソプラノのエリー・アメリンク、

バリトンのジェラール・スゼーの

録音がおすすめです。

2023年4月18日火曜日

声楽発表会のプログラム

 今週末に催される

声楽発表会のプログラムを

教室の掲示板に貼り出しました。

ご興味のある方は、

是非ご来場下さい。

2023年4月17日月曜日

ピアノソナタ後期

ベートーヴェンのピアノソナタ後期は

1815年以降で、第28番から第32番までです。

この5曲は今までの27曲とは違った精神性が

支配するようになり、ベートーヴェンが

神へ近づくような内容になっていきます。

人間として孤高の境地になっていく作品群

といって過言ではないでしょう。


2023年4月16日日曜日

ピアノソナタ中期

中期は1801年から1814年の時期を指します。

ピアノソナタ第12番から第27番までです。

ハイドンの影響から抜け出し、

「傑作の森」と言われる

ベートーヴェンの充実期であり、

より個性的な面が際立っています。

この時期の有名曲は、

第14番「月光」、

第17番「テンペスト」、

第21番「ワルトシュタイン」、

第23番「熱情」でしょうか。

2023年4月15日土曜日

ピアノソナタ前期

前期(1794年から1800年の間)

ピアノソナタ第1番から第11番までとなります。

作曲年順を見てみると第19番と第20番も

この期間に作曲されていますから、

同じ括りと考えることも出来るでしょう。

前期は、ハイドンが完成させたソナタ形式を

受け継ぎ発展させ、ピアノソナタをより

規模の大きなものにしようと模索し、

4楽章形式を用いたり、

3楽章でも最終楽章を大作にしたりしています。

有名なのは第8番「悲愴」です。

初期を代表する傑作で、

ベートーヴェンの作曲家としての

名声を上げた作品となりました。

2023年4月14日金曜日

ソナタ32曲

ベートーベンのソナタは

全32曲あります。

作品の特徴から

前期・中期・後期に

分類することができます。

明日から、各時期の有名曲と特徴を

ご紹介しますね。

2023年4月13日木曜日

尾島先生演奏会情報

4月23日に尾島先生が

「天野雅尋 Tuba リサイタル2023 

~ Tuba を知ってもらうコンサート vol.3 ~」に

出演なさいます。

チケット購入は下記をクリックして

お買い求めできます。

天野雅尋 Tuba リサイタル2023

___________________

日時: 2023年4月23日(日)開場 15:20 開演 15:50

会場: スペースDo(ドゥ) ※ JR 新大久保駅徒歩約 5 分

料金:全席自由 ¥3,000 学生(25歳以下)¥1,000 高校生以下 ¥500 

出演:Tuba 天野 雅尋 Piano 尾島 紫穂 プレトーク・案内人 本田兄妹

曲目:A.プロイヤー : スコットランドの釣鐘草

   新井秀昇 : オレンジテューバ

   塩見康史 : テューバとピアノのための「椰子の実ひとつ」(委嘱・初演)

   J.ウッドワード : テューバ協奏曲より 〜Ⅰ.Ⅲ.Ⅳ 楽章

   久石譲 : アシタカせっ記 (もののけ姫より)

   P.コリンズ : You'll Be in My Heart

   石川亮太 : 四季のファンタジア ― 日本の童謡をめぐって ―(Tuba & Piano ver.)

協賛:株式会社トラフィックエイジア 株式会社スマートペイント 有限会社梅香堂

協力:新宿樽一 蕎麦と玄米「やぶかつ」

2023年4月12日水曜日

町田ピアノコンクール

町田ピアノコンクールの

事務局から参加要項が

送られてきました。

教室の掲示板に貼り出しましたので

興味のある方はご覧になってください。

2023年4月11日火曜日

現代音楽

現代(1960年頃以降)

現代音楽とは一般的に

西洋クラシック音楽の流れにあり、

20世紀後半から現在に至る音楽を指します。

しかし現代音楽の定義は非常に曖昧で、

他の時代の西洋音楽史の区分のように

様式によって区分されたものではありません。

2023年4月10日月曜日

ロマン派から現代へ

近代(1890年頃~1960年頃)

19世紀全般を支配したロマン派の音楽から

現代の音楽へと移り変わる過渡期とも言えます。

調性が飽和状態に達して、次第に崩壊へと向かいます。

シェーンベルクが十二音技法を発表した1921年を、

一つの時代の変化と考えることができます。

2023年4月9日日曜日

ロマン派

ロマン派(1820年頃~1890年頃)

古典派のソナタなどの絶対音楽から、

標題を伴うような感情表現を重んじる作品が

登場します。

また調性音楽と様々な様式が生まれ、

高度に発展しました。

※絶対音楽とは、標題音楽に対する用語。

2023年4月8日土曜日

古典派

古典派(1750年頃~1820年頃)

バロックでは芸術音楽は教会主体でしたが、

その音楽の場が宮廷や劇場へ広がってきた時代です。

バロック時代の音楽の中心はイタリアでしたが

古典派の大家には、オーストリアやドイツ圏出身の

のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらによって、

ソナタやロンドという音楽形式が発展しました。

2023年4月7日金曜日

通奏低音のバロック

バロック(1600年頃~1750年頃)

この時期はルネサンスの対位法の音楽から、

旋律と伴奏をもつ音楽への過渡期とも言えます。

通奏低音がこの時代の音楽様式の特徴を

形作っています。

また長調や短調といった調性音楽が確立しました。

バロック時代の代作曲家J.S.バッハの

亡くなった年をバロック時代の

終わりとしています。

2023年4月6日木曜日

ポリフォニー音楽のルネサンス

ルネサンス (設定 1400年頃~1600年頃)

ルネサンス時代は中世とバロックの間の期間をさし、

多声音楽(ポリフォニー)が特徴で

その作曲法である対位法が高い水準まで

高められた時期です。

2023年4月5日水曜日

900年ほど続く中世

中世(設定 500年頃~1400年頃)とは

ルネサンス以前の長い時代区分です。

中世ヨーロッパで

最も権力を持っていたのは教会で、

音楽も教会のために作られるものがほとんどで

教会での典礼や儀式のために

グレゴリオ聖歌が生まれます。

グレゴリオ聖歌は単旋律の音楽でしたが、

新たな声部(声のパート)を加えるなどして、

多声音楽(複数のパートからなる音楽)が現れました。

2023年4月4日火曜日

古代ギリシア

古代 (紀元前8世紀頃~)

古代文明は、メソポタミア文明・エジプト文明・

インダス文明・黄河文明の世界四大文明が有名です。

しかし音楽史の古代は一般に古代ギリシアを指します。

なぜなら、ギリシアが様々な古代の文明を吸収し、

音楽を学問と芸術へと発展させ、

やがて中世のヨーロッパに

その音楽理論が伝わり西洋音楽の源と

なったからです。

古代ギリシャでの音楽は学問でもあり

冠婚葬祭や宗教的祭事、演劇、

叙事詩の朗唱のなかで用いられていました。

資料としては、絵画などと共に

古代ギリシア音楽の断片があり、

音楽について書かれた文章も残存しています。

2023年4月3日月曜日

音楽史の流れ

音楽史は大きく分けて以下の

8区分に分けられています。

さて、皆さんが学んでいる曲は

どの時代に作られたものでしょうか?

明日から各時代の特徴を学んでゆきましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・

古代(紀元前8世紀頃~)

中世(500年頃~1400年頃)

ルネサンス(1400年頃~1600年頃)

バロック(1600年頃~1750年頃)

古典派(1750年頃~1820年頃)

ロマン派(1820年頃~1890年頃)

近代(1890年頃~1960年頃)

現代(1960年頃以降)


2023年4月2日日曜日

2023年声楽発表会

例年は秋に催していた声楽の

発表会ですが、コロナで延び延びになり

今年の春、4月23日に催されます。

コロナで声楽のレッスンが難しいときでも

自主練習をしたり、マスクありの息苦しい

レッスンを重ねながら、皆さん舞台に

臨みます。

オペラアリア、イタリア歌曲、

フランス歌曲、日本歌曲、ドイツ歌曲などを

披露します。

会場は日暮里サニーホール

コンサートサロンです。

開演時間14:00です。

どうぞ皆さんいらしてください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         


2023年4月1日土曜日

ピアノレッスン代改定

本日よりピアノレッスン代が

改定になります。

よろしくお願いいたします。 

2023年3月31日金曜日

大阪公演

明日は、小池先生デュオリサイタルvol.5

大阪公演です。

今日の小池先生のレッスンは

お休みです。

お間違えありませんように。

2023年3月30日木曜日

個人の発声教室

4月から開講される個人の発声教室は

月極め2回の発声のみのレッスンです。

声楽のレッスンと違い

エチュードや歌曲などは

学ばず、主に母音での発声を学びます。

歌曲やオペラを学ぶ方は

声楽の個人レッスンとなります。 

2023年3月29日水曜日

riten

「riten」はクラシック音楽などで使われる

「ritenuto(リテヌート)」の省略形で、

速度記号の中の1つです。

イタリア語で「ただちに速度を緩める」

という意味です。

2023年3月28日火曜日

リズム練習

Q.合唱の初心者です。リズムに乗る事ができず

一人だけずれてしまいます。

A.ずれる箇所がリタルダンドなどの

箇所ならば、指揮者をよく見ましょう。

あと、2拍子、3拍子、4拍子を自分で指揮

を振れるようにしてみましょう。

二拍子は上下運動、

三拍子は三角形、

四拍子は四角形を

宙に描いてみるのもおすすめです。

続けているとそれぞれの

リズム感が体に入るようになりますよ。

2023年3月27日月曜日

素晴らしい演奏

昨日、やなか音楽堂で

小池先生の第5回デュオ・リサイタル

が催されました。

ソロも聞きごたえのあるプログラムで

シューベルト、ラヴェル、リストと

様々な音色や様式を楽しめました。

連弾も多岐に富んでいて

レーガー、デュカス、メンデルスゾーンと

プログラミングされ

確かな技術に裏打ちされた

音楽表現を堪能しました。

アンコールは、ハチャトリアンの

「剣の舞」でした。

4月には大阪公演があります。

お二人の積み重ねられた唯一無二の

素晴らしい演奏です。興味のある方は

是非、足を運んでください。

おすすめの演奏会です。

2023年3月26日日曜日

小池先生デュオリサイタル当日

今日は、小池先生のデュオリサイタルvol.5

当日です。やなか音楽ホールのピアノは

スタインウェイです。

谷中散策も兼ねながら

コンクリート打ちっ放しの良く響く

ホールで午後のひとときを

ピアノの音色を聴いて過ごしませんか?

当日券も用意しておりますので

13:30の開場の際にお求めになり

ご入場できます。

皆さんのお越しをお待ちしております。

2023年3月25日土曜日

口を縦に大きく開ける?

Q.口を大きく縦に開けるように気をつけていますが

どうしても咽喉が詰まったように感じます。

A. なるほど。スペースを広く保たなくては

ならないのは、咽喉の奥の部分です。

言葉での説明は難しいですが、

口から息を吸い込んだ時に

口の奥に冷たい空気が当たった所を

広げたままのイメージでしょうか。

どうしても「口を縦に開く」口形を用いるのであれば

両手で頬を中側に軽く押した口腔内が

広くなった状態で歌うほうが良いです。

2023年3月24日金曜日

リスト:バラード第2番

小池先生のデュオリサイタルのメインプログラム。

リスト作曲:バラード第2番は、

42歳のフランツ・リストが1853年に

作曲したピアノのためのバラード。

作曲はドイツのヴァイマルで行われ、

1854年にキンストナー社から出版され、

カール・フォン・ライニンゲン伯爵へ捧げられた。

ライニンゲン伯爵はバラード第1番の献呈を

受けたオイゲン・ヴィトゲンシュタイン公爵の

義理の弟にあたる人物です。

2023年3月23日木曜日

シューベルト:ピアノソナタ第13番

小池先生のリサイタルのメインプログラムに

シューベルトのピアノ・ソナタ第13番が

入っています。シューベルトのピアノソナタの中でも

人気の高い作品です。

1819年7月頃(当時22歳)

シューベルトは、オーストリアのシュタイアに旅行し、

シェルマン博士の家で滞在した際、

可愛らしくてピアノが上手に弾ける少女

ヨゼフィーネ・フォン・コラーと知り合いました。

彼女がシューベルトのリートを歌ってくれたことに感謝し、

ピアノ・ソナタを捧げたのだと言われています。

22歳のシューベルトと18歳の少女の青春ですね。

2023年3月22日水曜日

喉を下げるとは?

30代テノール:体験レッスン中の質問です。

Q.高音へ行く際に「喉を下げろ」とよく言われるのですが

よくわかりません。

A.なるほど、逆に「喉が上がった」状態は

分かりますか?との問いには「解らない」との

ことでしたので、次のような答えとアドヴァイスをしました。

腹筋の支えがなく、胸を反って顎が上がった状態に

なっているのは「喉が上がっている」です。

支えたままで、胸を広くし

顎を引き気味にし、跳躍前の音を歌っている

時の喉仏の同じ位置で高い音を歌うイメージだと

喉は上がりません。

何度か繰り返して練習しながら

喉周りの弛緩を体験してもらいました。

2023年3月21日火曜日

アンダンテと華麗なるアレグロ

小池先生のデュオリサイタルで

メインプログラムに上げられている

メンデルスゾーン作曲:

「アンダンテと華麗なるアレグロ」は

ピアノの連弾曲です。

・・・・・・・・・・・・・・・

この曲は、メンデルスゾーンが

ピアニストとして敬意を抱いていた

クララ・シューマンに献呈しています。

クララとの共演を想定して作曲された

連弾曲『アンダンテと華麗なるアレグロ』の初演は

クララとメンデルスゾーンの

2大ピアニストで行われ

実に華麗な共演は大成功をおさめました。

演奏会当日に聴くのが楽しみですね。

2023年3月20日月曜日

他人の発声はよくわかる

グループの発声教室のメリットは

お互いの発声を聴く事によって

「気づき」がある事です。

音程、音色、口形、支え、息など

他の人がどうやっているのか

間近でみる事が出来ます。

また4月からは

個人の発声教室も始まります。

個人レッスンの良さは

マンツーマンで

テクニックを学べるところです。

両方体験レッスンをしてみて

クラスを選択するのも

いいかもしれません。

2023年3月19日日曜日

声楽発表会の伴奏合わせ

4月に入ると、声楽発表会の

伴奏合わせがあります。

伴奏合わせは、伴奏者に演奏情報を

伝える機会です。

初めての方は伴奏者合わせで

何をしたらよいか分からないと

質問を受けます。その場合は、

以下の3点を伴奏者に伝えられるように

準備をしておきましょう。

●テンポ

●息の箇所

●歌いづらく伴奏に助けてもらいたい箇所

(息が苦しいので速くして欲しい)

(高い音へ行く前の支えに時間がかかるので

待って欲しい)などです。

2023年3月18日土曜日

子どもに教える楽典

 小さな子どもへの楽典の指導法が

書かれている書籍の紹介です。

・・・・・・・・・・・・・・・

曲の理解が深まる 演奏が変わる

「子どもに教える楽典」

音楽之友社出版

・・・・・・・・・・・・・・・

楽譜や図録が多く

独学での大人の楽典入門本としても

活用できます。

2023年3月17日金曜日

楽典とは?

楽典とは、音楽の基礎的な理論のことです。

●楽譜の読み方

●書き方

●楽譜からの情報の読み取り方

●共通に用いる用語

を学びます。

義務教育の音楽の筆記テストは

上記からの出題が主だっています。

2023年3月16日木曜日

音の余韻

クラシック音楽に適した

ホールは残響が比較的長いと

言われます。

残響が1.5〜2.1秒が良い

ホールと言われます。

ホールで演奏する前に

残響数を確かめることを

おすすめします。 

2023年3月15日水曜日

一般公開演奏会のはじまり

現在の演奏会の形を

最初に行った人物は、

作曲家兼歌手:B・ウォーリングトンで、

1664年にロンドンで開催された演奏会が

歴史の記録上で、最初の一般公開演奏会と

されています。ウォーリングトンがはじめた

約360年前に現在の演奏会の形が

生まれる前、つまり17世紀中期までの音楽演奏の場は、

教会・王侯貴族の館で催され、

一般市民が優れた音楽演奏に接しうる場は教会のみでした。

録音、録画が溢れる現在、

演奏会が消滅しない理由は

「生の音に触れる」醍醐味があるからでしょうか。

2023年3月14日火曜日

花粉症と声

今年の花粉飛翔値は

過去10年のデータの中で

最高値だそうです。

花粉症でなくとも、咽喉に違和感を

感じたり、痰や咳が出たりします。

熱が出ないのに

咽喉が腫れたり、痛みがある場合、

花粉の影響である事があります。

処方される薬によっては

痛みの緩和があり、咳や痰が

無くなる反面、眠気、口の渇きが出ます。

薬に慣れて、上手に着き合いながら

歌い慣れる事をおすすめします。

2023年3月13日月曜日

小池講師デュオリサイタル

3月26日に小池講師が

第五回目のデュオリサイタルを

やなか音楽ホールで催します。

・・・・・・・・・・・・・・

小池真衣&塚本芙美香

Duo Recital  vol.5

プログラム:

リスト:バラード第2番ロ短調

シューベルト:ピアノソナタ第13番

メンデルスゾーン:アンダンテと華麗なるアレグロ 他

日時:2023年3月26日14:00開演

入場料:3000円(当日3500円)

お問い合せ:maifuu.pianoduo@gmail.com

・・・・・・・・・・・・・

大阪公演

2023年4月1日13:30開演

ひらしんイベントホール

・・・・・・・・・・・・・


2023年3月12日日曜日

長尾講師演奏会当日

本日は長尾講師の演奏会当日です。

会場は発表会で良く使用する

日暮里サニーホールの

コンサートサロンです。

日暮里駅から歩いて二分ほどの

ホテルラングウッドの4階です。

平成元年(1989年)にオープンした

コンサートサロンは、ファミリエ音楽教室の

第1回発表会から使用させていただいている

ホールです。開場は13:30です。

会場で皆様をお待ち申し上げております。




2023年3月11日土曜日

賛否両論だったピアソラのタンゴ

タンゴは、アルゼンチンのブエノスアイレスで

誕生したダンス音楽。

伝統的なタンゴは

2/4拍子ながらやや長短の差があるリズムで、

その中の4つの8分音符を強調し

リズム的なインパクトを大切に演奏される。

元来ダンスのためのタンゴに

バロックのフーガなどのクラシック要素と

ニューヨークのジャズを取り入れて

独自のタンゴを生み出したのが

1992年に没したアストル・ピアソラ。

ピアソラのタンゴは、伝統派からは

「踊れないタンゴ」と批判も受けたが、

クラシックや現代音楽の演奏家からは

絶大な評価を得た。

没後30年、ピアソラの作った

新しい風は一つのジャンルになりました。

そして、今日はピアソラの誕生日です。








(アストル・ピアソラ1921-1992)

2023年3月10日金曜日

ピアノ講師:曜日

曜日ごとのピアノ講師は

以下の通りです。

体験レッスンや新学期へ向けての

レッスン時間移動にお役立てください。

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(2023年3月10日現在)

月曜日 尾島講師

火曜日 藤山講師 小池講師 糸川講師

水曜日 小池講師 

木曜日 小池講師 尾島講師

金曜日 小池講師 尾島講師

土曜日 糸川講師

2023年3月9日木曜日

サミュエル バーバー

今日はアメリカの作曲家

サミュエル・バーバー(1910- 1981)の

誕生日。

作曲家で、すばらしいバリトン歌手であり

公に演奏活動はしなかったものの

かなりの腕前のピアニストで、

1日の仕事を始める前に、

バッハの《平均律クラヴィーア曲集》を弾く習慣があり、

またスクリャービンやラフマニノフのピアノ曲に

傾倒していたと言われ、ラフマニノフの

使っていたピアノを所有していました。

歌劇から交響曲、ピアノ曲など

作曲ジャンルは多岐に及び、

中でも「弦楽のためのアダージョ」が有名です。



2023年3月8日水曜日

ギターソロ

3月12日の長尾講師のデュオリサイタルでは

ギタリストの益田正洋氏がギターのソロも

披露します。

作曲家はイタリア出身の

マウロ・ジュリアーニと

マッテーオ・カルカッシです。

2人ともギターのヴィルツオーゾであり

作曲家として活躍しました。お楽しみに! 

2023年3月7日火曜日

ラヴェルの言葉

今日はモーリス ラヴェルの誕生日。

下の写真はラヴェルがアメリカツアーを

行った1928年に撮影されたもので

タバコをくわえながらピアノに

向かっているのがラヴェルです。

そして、右端に写っているのが

若きガーシュインです。

ガーシュインが「交響詩の魔術師」と

呼ばれた大御所のラヴェルに

作曲法について尋ねたところ、

「君はもう一流のガーシュインなのだから、

二流のラヴェルになる必要はないよ」と

答えたといいます。


2023年3月6日月曜日

ビチニア フンガリア

Q.同声二声でルネサンスなどの曲を歌うのは

難しいのでしょうか?

A.ルネサンス時代の多声曲では、レパートリーが

限られてくると思いますが、ルネサンスに

こだわらず練習曲であれば、ゾルターン

コダーイ作曲の「ビチニア フンガリア」

あたりから勉強するのはどうでしょうか?


2023年3月5日日曜日

黒鳥の歌

今日は「ブラジル音楽の父」として知られ

ブラジルの民族音楽を

クラシック音楽まで昇華した

作曲家:ヴィラ・ロボス(1887~1959)の誕生日。

ヴィラ・ロボスといえば

「ブラジル風バッハ」が最も有名ですが

今日は、1917年に作曲された『黒鳥の歌』を

ご紹介します。

1916年の交響詩『クレオニコス号の遭難』のテーマを、

ヴァイオリンとピアノのために編曲し直した曲で、

チェロでも演奏されます。

サン=サーンスの名曲『白鳥』を意識しているのを汲んで

リサイタルでは、対のように演奏されることも多いです。

短い曲ではありますが、死に瀕した黒鳥の姿を、

神秘的で感傷的な旋律が美しい

珠玉の作品です。

(1922年頃の写真)



2023年3月4日土曜日

赤毛の司祭

今日は、赤毛の司祭と呼ばれた

アントニオ・ヴィヴァルディの誕生日。

イムジチにより世界に紹介された

「四季」があまりにも有名ですが、

実は20世紀になって復活上演されるまでは

ヴィヴァルディの名前は忘れ去られていました。

ヴェネツィア出身で、カトリックの司祭、

孤児院の音楽教師、作曲家、バイオリン奏者、

そして劇場支配人までこなす

マルチな人物でした。1739年の手紙の中で

「写譜屋が写譜を行っている間に、

協奏曲の全パートを作曲できる」(「イタリア書簡集」より)

と豪語するほどの速筆で、厖大な 作品を残しました。

1725年47歳のヴィヴァルディの肖像画。

F.M.ド・ラ・カーヴによる銅版画。



2023年3月3日金曜日

達人の技巧

音楽演奏において

優れた技巧や能力によって名人、

達人の域に達した人物を

ヴィルトゥオーゾ(伊:virtuoso)といいます。

もともと哲学や建築等の学術や技術に

優れた者に対しても用いられていましたが、

17世紀に音楽劇が誕生すると

優れた歌手の形容詞としても用いられ始め、

その後ヴァイオリン等の

器楽の演奏者にも適用されるようになりました。

当時音楽文化の中心がイタリアだったため

イタリア語で諸外国にも広まっていきました。

2023年3月2日木曜日

チェコの国民楽派

今日はチェコの作曲家

ベドルジハ・スメタナ(1824〜1884)の

誕生日です。

スメタナは幼少から音楽の才能を発揮し、

ピアノと作曲の勉強をするために、

10代の終わりには独りでプラハに上京しました。

その時代のチェコでは、オーストリアの支配から抜け出し

自国の文化を守ろうとする運動が盛んでした。

スメタナもこの運動を支持し、「チェコ国民の音楽」を創造すべく

民族的な要素を生かした作品を次々と発表していきました。

代表作は、聴力を失いながらも構想から7年の歳月を

かけて書き上げた連作交響詩「我が祖国」などがあります。

「我が祖国」は6曲の交響詩からなっていて,

その第2曲が「ブルタバ(モルダウ)」です。

(1878年:54歳のスメタナ)



2023年3月1日水曜日

ピアノの詩人

今日は「ピアノの詩人」といわれた

前期ロマン派を代表する作曲家

フレデリック・ショパンの誕生日。

ショパンは自分の作品を理解するためには、

ベッリーニのオペラを聴きなさい、

とよく生徒たちに言ったといわれています。

何を教えようとしていたのでしょうか?

ベッリー二と言えば、「カターニアのうぐいす」

と言われるほど、美しい歌い回しの

メロディーメーカーで有名です。

ピアノを歌わせる意味で「ベッリー二の

作品を聴きなさい」と言ったのでしょうね。

下の写真は1849年(39歳)の写真です。


2023年2月28日火曜日

晩年は高級レストラン経営

今年は2月29日がないので
誕生日当日に投稿できませんが
2月29日生まれの作曲家は
イタリア・ぺーザロ出身の
ジョアキーノ・ロッシーニです。
牛フィレとフォアグラのステーキ
「ロッシーニ風」の考案者でもあります。
ロッシーニは24歳の「セビリアの理髪師」で
大成功をし、次々とヒットを飛ばす
売れっ子オペラ作曲家になりました。
べートーベンやスタンダールも認め、
フランス政府から「フランス国王の第1作曲家」の
称号を貰い終身年金も得ました。
44歳で引退してからは、パリで高級レストランを
経営し「ロッシーニ風ステーキ」でも
大ヒットを飛ばしました。

2023年2月27日月曜日

早春賦

早春に歌われるこの曲は

大正2年に作曲されました。

北アルプスの麓にある

大町から安曇野にかけての

早春の情景だといわれています。

作曲は日本のシューベルトといわれた

作曲家:中田喜直の

父親:中田章の作曲です。

2023年2月26日日曜日

1日12時間のレッスン

ツェル二ーがリストを育てた後、

チェルニーのもとにはあまたの

入門希望者が押しかけてきました。

人数を制限しても、1日に12時間の

レッスンをすることになりました。

弟子のほとんどは貴族の令息や令嬢なので

収入には恵まれましたが、激務でした。

次第に疲れを感じたチェルニーは、

45歳でピアノ教師稼業を止め、

作曲に専念するようになりました。

筆の早いツェルニーは厖大な練習曲を

世に出す事になります。

2023年2月25日土曜日

レッスンお問い合せ

年度の変わり目は、体験レッスン数が増えます。

中学や高校に進学する

生徒達がより遅い時間帯の枠を希望するために

早めの時間帯が空いてきます。

レッスン希望枠はお問い合せを頂いた順に

ご紹介させていただきますので

幼稚園・小学校の帰宅時間間近の枠がご希望の方は

お早めにフォームよりご相談下さい。

2023年2月24日金曜日

クラヴィコード

 ヘンデルが夜な夜なこっそり

屋根裏部屋で弾いていたクラヴィコードは

弦を金具で突き上げて

発音させる鍵盤楽器です。

形は長方形の箱形で、

発音させると言う言葉のように

音量は小さいです。

ヘンデルが幼少期のクラヴィコードの多くは小型で、

音域4オクターブ程度でした。




2023年2月23日木曜日

夜な夜な屋根裏部屋で・・・

今日は、大バッハと同じ年に生まれた

バロック時代の大作曲家ヘンデルの誕生日。

ヘンデルも他の作曲家同様

幼少のみぎりから音楽の才能を示していたが、

父親は息子を法律家にしようと考えていました。

音楽の道へ進むこと反対する父親の目を盗んで

クラヴィコードを入手し、夜な夜な屋根裏部屋で

密かに練習を重ねました。父親に反対されても

幸いなことにヴァイセンフェルス公爵が

ヘンデルのオルガン演奏の才能を気に入り、

公爵の援助のおかげで音楽の勉強を続けることができました。

下の絵画は「屋根裏で練習している所を

両親に見つかる幼少期のヘンデル」です。



2023年2月22日水曜日

プッチーニが聴いた日本人の蝶々夫人

 今日は、ソプラノ歌手三浦環の誕生日。

2000回以上蝶々夫人を演じ

日本人のオペラ歌手として

世界で活躍したパイオニア的存在の

アーティスト。

蝶々夫人の作曲家プッチーニも

彼女の蝶々夫人を観て、

楽屋を訪ねている。

イタリアのプッチーニ博物館の

歌手の写真を集めた一角には、

日本語で「親愛なるジヤコモ・プチニ先生へ」と

書かれたサイン付きの環の写真が展示されています。








(明治17年〜昭和21年)

2023年2月21日火曜日

ベートーベンの弟子でリストの先生

今日はピアニストの多くの皆さんが

お世話になったと思われる

ツェルニー先生の誕生日。

ツェルニーは、ベートーヴェン、

クレメンティ、フンメルの弟子で、

中でもベートーベンの長年の夢であった

ピアノ練習曲出版の遺志を継いで

数多くの練習曲を世に送り出しました。

チェルニーに学んだ作曲家の中で

有名なのはフランツ・リストです。

リストがチェルニーに師事したのは

1822年から1823年の14か月間に過ぎませんが、

チェルニーはリストが生涯で

ピアノを師事した唯一の人物でした。

リストの『超絶技巧練習曲』はチェルニーに

献呈されたのから想像しても、

リストはツェルニー先生を恩師と

思っていたのでしょうね。






2023年2月20日月曜日

長尾講師デュオリサイタル

 演奏会のお知らせです。

ギターとテノールの演奏会です。

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テノール長尾譲&ギター益田正洋デュオリサイタル

「イタリア・ベルカント〜近代歌曲」

日時:2023年3月12日14:00開演(13:30開場)

会場:日暮里サニーホールコンサートサロン

入場料:4000円 学生2000円。

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チケット購入希望の場合は

お問い合せホームにメールをお送りください。

2023年2月19日日曜日

個人の発声教室

発声教室 (個人)の詳細を

HPにアップしました。

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​第1&第3水曜日

 11:00〜11:30

 11:30〜12:00

 第2&第4水曜日

 12:00〜12:30

 12:30〜13:00

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レッスン料

30分×2回/月 7,000円

※テキスト代別

2023年2月18日土曜日

幹音と派生音

タイトルの漢字はそれぞれ 

幹音(かんおん)

派生音(はせいおん)と

読みます。

幹音は:譜面上で臨時記号が付いていない

音符を指します。

派生音は:譜面上で臨時記号が付いている

音符を指します。

ちょびっと楽典でした!

2023年2月17日金曜日

キッチンピアノ

スタインウェイ&サンズの創立者、

ハインリッヒ・エンゲルハート・スタインウェイは、

オルガン修理と制作をしながら

第1号のグランドピアノを自宅のキッチンで

つくり上げました。

そこから第1号は「キッチンピアノ」と

呼ばれています。その伝説的ピアノは

2006年、ベルギーの歴史的楽器の修復家

クリス・マーネ(Chris Maene)によって、

キッチンピアノが復元されました。



2023年2月16日木曜日

ピアノレッスン料金改定

ピアノの個人レッスンの料金を

光熱費・物価上昇による諸経費の膨張のため、

2023年4月より改定する運びとなりました。

今後もより良い指導、教室運営に努めて参りますので、

ご理解の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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ピアノレッスン料:

A. 30分×4回/月 改訂前8,000円 → 改定後9,000円

B. 45分×4回/月 改訂前12,000円 → 改定後14,000円

専門コース個人レッスン60分 7,000円→ 改定後8,000円

※テキスト代別

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2023年2月15日水曜日

スタインウェイの創立者

今日は、ピアノメーカー

Steinway & sonsの創立者

ヘンリー・エンゲルハード・スタインウェイの誕生日。

1797年ドイツ生まれ。

幼少期ナポレオン戦争で父親や兄達が徴用され、

父親が戻った際には飢餓によって

母親と子供たちは飢え死にしてしまい、

残った家族は三人だけでした。

さらに、15歳の時、火災ですべての家族を失い、

ハインリヒは孤児となってしまいました。

孤独な生活を送りながら、

木材の識別と工作能力を身につけ、家具職人になりました。

その後、木工技術をいかしてオルガン製作工場で働き始め、

オルガンの修理をすうちに

フォルテピアノに強い関心を持ち、

部品をすべて自分自身で作り、

1836年39歳で、スタインウェイ第1号を完成させました。

第1号は、どこで作られたのでしょう?








ヘンリー・スタインウェイ