2022年6月30日木曜日

交響詩

交響詩とは、表題音楽のひとつで

文学や具体的なテーマやストーリーを

管弦楽のオーケストラだけで表現しようという

音楽形式です。

19世紀にフランツ・リストが始めました。

主な作品には、リストの「前奏曲」「マゼッパ」、

スメタナの「わが祖国」、

リヒャルト・シュトラウスの

「英雄の生涯」などがあります。

2022年6月29日水曜日

熱中症

急に暑くなり、

熱中症が心配されます。

充分な水分補給をしながら

室温の調節に気を配りましょう。

ドライや冷房をかけて就寝する場合は

マスクと薄い首巻きを

忘れずにすると

声に影響が少ないです。 

2022年6月28日火曜日

家では出来ません。

声楽レッスンで、

「家では、教室のように歌えません」

というセリフを聞きます。

自分も覚えがあるので理解できます。

教室では:

⚫気兼ねなく声を出せる環境。

⚫ウォーミングアップも兼ねた

入念な発声。

⚫講師がいる事による程よい緊張。

などがあります。

環境に関してはなるべく

声出しに気兼ねない環境を選びましょう。

発声が上手くできない方は、

レッスンの録音を用いましょう。

家では、自分が自分の講師になり、

自身をチェックしましょう。

鏡、録音機などを使用すると

効果的です。


2022年6月27日月曜日

音楽マネージメント

Q.来年音楽大学を卒業予定です。

音楽に携わる仕事に就きたいと

考えています。

何かアドヴァイスを頂けるでしょうか?

A.まずは、就きたい職種は

ありますか?

音大卒であると、

⚫教員免許取得後学校教師

⚫演奏家

⚫音楽関係の会社に就職

などでしょうか?

現在では、音大で

音楽マネージメントを履修できるので

より詳しい進路設計が

立てられると思います。

就職課や学生課にも

相談してみてください。


2022年6月26日日曜日

途方に暮れる!?

短期音大(2年)を卒業し、 

マスタークラスレッスンに通いながら

合唱などの仕事をしている方からのご相談。

・・・・・・・

Q.短期ですが音大を卒業しているにも

関わらず、お恥ずかしながら

正しいテクニックがやっと

最近解ってきました。

仕事の譜読みに追われ、

発声に気を配れずに昔の癖で

歌ってしまうので、発声を直す時間がありません。

皆さん、どう両立しているのでしょうか?

A.楽器であれ声楽であれ、

永く演奏し続けるには

正しいテクニックを追い求めねばなりません。

仕事と勉強とがイタチごっこで

途方に暮れますが、そのイタチごっこが

正しいです。問題意識を常に持っていれば

レッスンや仕事場で沢山ヒントを得られます。

「石の上にも三年」といいますが、

3ヶ月、半年、一年前の自身の

録音を聴いてみましょう。

成長を聴く事が出来ますよ。


2022年6月25日土曜日

靴が揃う玄関

ファミリエ音楽教室が

混み合う時間帯は

14:30〜19:30頃です。

生徒の入れ変わりの時間は、

ファミリエの小さい玄関が

子供の靴でいっぱいになります。 

就学前のお子さんは

親御さんが靴を揃えて

下さっているようですが

就学後は、きちんと

揃えてくれています。

生徒さんのレッスンへの

姿勢がうかがわれ、

嬉しくなります。

2022年6月24日金曜日

前?奥?

Q.「発声は喉の奥を開けて、

響きは前に集める」で正しいですか?

しかし、両方一度に行うのは難しいです。

A.はい。

音域や母音によっても差が生じますが、

基本的には正しいです。

「響きを前に集めながら

口腔の奥の空間を作る」という動作は

難しく感じますよね。

そんな時は、

「目を見開いて

下顎の力を少なく」してみてください。

2022年6月23日木曜日

薄い羽織もの

暑くなってきました。

電車、レッスン室、スーパーなど

冷房が効いて、外気温との差が

激しくなってきます。

そんな時に、喉や体を

冷やさないように

スカーフや薄手の

カーディガンなどの

羽織ものを持ち歩きましょう。

急な温度変化で風邪を

引かないですみます。 

2022年6月22日水曜日

アルペジオ

ピアノ曲に良く出てくる

アルペジオ(Arpeggio)奏法。

原語のイタリア語を正しく発音すると

アルペッジョ。

分散和音のことで

和音の各音を

低音または高音から

順次連続的に弾く演奏法のことです。

arpeggiare(アルペッジャーレ)の

意味は「ハープを弾く」です。

アルペジオ奏法をどのように

弾くかのイメージ役立てて

みてください。


2022年6月21日火曜日

半分のコピー!?

上野音楽資料館には

多くの録音録画、楽譜などの他にも

音楽に関する蔵書があります。

しかし、著作権の関係から

楽譜の半分しか複写出来ない事があります。

その場合は、全部コピーできる

「版」があるか係りの人に

尋ねてみてください。

2022年6月20日月曜日

ドローン

音楽での

ドローン(英: drone)は、

曲の中で音高の変化をせず

長く持続される音のことです。

民族音楽でよく使われ、

バグパイプの低音は

皆さんが耳にするドローンの

まさに代表と言えるでしょうか。

中世やルネサンスの世俗音楽の演奏にも

たびたび出てきます。

インドの伝統音楽においては、

完全五度のドローンは欠かせない

要素となっています。

日本でも伝統的な薩摩琵琶では、

最も低音の弦を常に開放弦として

ドローン的に使用することもあります。

2022年6月19日日曜日

エリーゼのために④

ベートーヴェン研究家:コーピッツ氏が、

ウィーンの教会で

エリザベートの第1子の洗礼記録を発見し

母親の名前が「エリーゼ」と記されていることから、

エリザベートのウィーンでの呼び名が

「エリーゼ」であったと判断し、

この発表に至りました。

 これで、「エリーゼのために」は名実ともに

「エリーゼ」に捧げられた曲になりました。

めでたしめでたし。

2022年6月18日土曜日

エリーゼのために③

2009年6月にオーストリアの

メディアが発表した記事によると

「ベートーヴェンの知人の妹である可能性が高い」と、

報じました。

 記事によると、エリーゼの本名は

「エリザベート・レッケル」という

ソプラノ歌手で、

ベートーヴェンは、元々は彼女の兄であるテノール歌手と

親交があり、その縁でエリーゼと知り合ったのだと。

ん?

エリザベート?がエリーゼなのか?と

疑問が湧きますね。

2022年6月17日金曜日

エリーゼのために②

ベートーベンの記録の中から推測して

エリーゼの最有力候補であったのは、

「テレーゼ・フォン・マルファッティ」

という黒髪で情熱的なイタリア女性でした。

ベートーヴェンが40歳頃に、

当時19歳のテレーゼに求婚しているのも

彼女を「エリーゼ」へと押し上げた要因でした。

しかし、2009年6月もう一人の

エリーゼ候補が現れます。


2022年6月16日木曜日

エリーゼのために①

「エリーゼのために」は

言わずと知れたベートーベンの名曲で

ピアノの発表会でもお馴染です。

「エリーゼのために」の自筆譜には、

「エリーゼのために 4月27日に 思い出のために」

と記されていたと言われていますが、

ベートーヴェンに関する資料から

エリーゼという名の女性は見当たらず、

自筆譜が、消失してしまったために、

真実は謎のままでした。

2022年6月15日水曜日

連絡は講師の携帯へ

急なお休みや遅刻などは

基本的に師事している

講師の携帯電話へ

ご連絡下さい。

よろしくお願いします。

2022年6月14日火曜日

通称「ラルゴ」

 ラルゴ(Largo)とは

イタリア語で「幅広く、ゆるやかに」の意で

音楽速度表記としては

ゆったりと遅い速度を求められる。

通称「ラルゴ」は

ヘンデルのオペラ「クセルクセス」の

アリオーゾ「オンブラ・マイ・フ」を示し、

ペルシャ王セルセ役によって「プラタナスの木陰への愛」

が歌われる。

今月の「みんなでうたおう」で取り上げ

日本語で歌っています。

2022年6月13日月曜日

腹筋

声楽の体験レッスンより

Q.「お腹から声を出す」と良く言いますが

腹式呼吸を伴った発声の事だと理解しています。

A. はい、その通りです。

Q.現在の問題は、腹部のど部位を、

どのように、どれくらい使うのか?という

疑問が生じています。

A.いい疑問ですね。部位に関しては、胃の辺りと

丹田の辺りの2ヶ所を意識する所からはじめましょうか。

どのようにどれくらいは、

音形などで説明しましょう。

しかし最も重要なのは、腹筋を使った際に

喉周りの弛緩をする事を忘れない事です。


2022年6月12日日曜日

上を向きましょう

ピアノの練習、パソコン作業

スマホ操作など前屈みの体勢が

続いた時には

上を向いて首の後ろを伸ばしましょう。

それから首を回しましょう。

肩凝りも改善します。

2022年6月11日土曜日

交響曲

交響曲とは、

シンフォニーとかシンフォニアとも呼ばれ、

管弦楽(オーケストラ)によって

演奏される多楽章からなる

大規模な楽曲のことをいいます。

大体4つぐらいの楽章で構成され、

そのうちの1つの楽章がソナタ形式であることが

一応の定義になっていますが、例外がきわめて多いです。

シンフォニアは、「交響曲の父」と呼ばれている

ハイドンによって交響曲の形が完成され、

モーツァルト、ベートーベン、

ブラームス、チャイコフスキー、

マーラーなど多くの作曲家が作品を残しています。

2022年6月10日金曜日

初めての管弦楽

小学校の学習教材に選出されているように

初めての管弦楽の演奏会には

「動物の謝肉祭」がおすすめです。

夏休み、劇場に足を運んでみませんか?

その他にも、

プロコフィエフの『ピーターと狼』、

ブリテンの『青少年のための管弦楽入門』が

子供向け管弦楽曲の代表的作品として

人気があります。


2022年6月9日木曜日

シンセサイザー

ファミリエへ通ってくださっている生徒さんから

シンセサイザーを譲り受けました。

公の機関で使用できるよう

台東区の施設に寄贈させて頂きます。

ありがとうございます。 

2022年6月8日水曜日

ピアニストから作曲家へ

今日は、ロベルト・アレクサンダー・シューマン

の誕生日。ドイツ・ロマン派を代表する作曲家で、

音楽史では、ベートーヴェンや

シューベルトの音楽の流れを

くむロマン派の後継者として位置づけられ、

交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残しました。

シューマンは、はじめピアニストを目指しましたが

無理な練習で指を痛めてしまい、

作曲へ転向して大成しました。

健康面やクララと結婚に至るまで

多くの苦労をバネに

素晴らしい曲を世に送り出しています。

後年は、恐らく梅毒の為、精神錯乱などを

起こし、若くしてこの世を去りました。

2022年6月7日火曜日

アウフタクト

アウフタクトは

日本語で弱起と言います。

曲の第1小節目が

1拍目以外の拍(弱拍)で始まることを

「アウフタクト=Auftakt)」といいます。

下の例は4拍目から始まるアウフタクトです。

 

2022年6月6日月曜日

湿気対策

梅雨に向かって

湿度が上がってきました。

昨今は、ピアノ用乾燥剤もありますが

やはり部屋の環境が一番大切です。

ピアノのための湿気対策に最も有効なのは

水がタンクにたまるタイプの除湿機です。

除湿機の置き場所は

なるべくピアノから離れたところで

ピアノに直接風が当たらないように

注意をしましょう。

2022年6月5日日曜日

ツェルニー

ツェルニーは、

10歳の時に、ベートーヴェンの家を訪れて

「悲愴ソナタ」を弾き、弟子入りを果たし、

3年間ベートーヴェンの指導を受け、

ピアノ演奏の基礎から学びなおしました。

ベートーヴェンは、常々

ピアノ演奏法を著したいが、

時間の余裕がないと語っていました。

彼の願いは、弟子のツェルニーやクレメンティ

に受け継がれました。

ツェルニーの殆どの自筆譜は

ウィーン楽友協会が保存しています。

技法の練習曲(30番練習曲) Op.849

熟練の手引き(40番練習曲) Op.299

指使いの技法(50番練習曲) Op.740

ヴィルトゥオーゾの手引き(60番練習曲) Op.365

60番まで行くには、どの位の時間が

必要なのでしょうか。。。

2022年6月4日土曜日

装飾音をつけて歌いたい

Q.アマリッリのような歌曲に当時の

装飾をつけて歌いたいのですが、

何を参考にすれば良いですか?

A. アマリッリの作曲家:カッチーニが

「新音楽」という作品集の序文に

当時の歌唱法を記しています。

装飾する部分を特定し

トリル、グルッポ、カスカータなど

装飾の定番を用いるところから

はじめてみましょう。

2022年6月3日金曜日

ソナチネ

ソナチネとは、

小規模なソナタのことです。

古典派音楽以降は、

短いソナタを示すようになりました。

第1楽章は、通常ソナタ形式で

作曲され、展開部が短く、

展開部を欠いていることがあり、

楽章数は2楽章ないしは3楽章であることが多いです。

2022年6月2日木曜日

半年前、三ヶ月前、今

シニアピアノの一コマ。

生徒さん:

半年前はピアノを始めたばかりで

「ふるさと:(文部省唱歌)」の

メロディーを右手で弾くのを習いました。

3ヶ月前には、苦手だったヘ音記号を

読みながら「ふるさと」の

左手が弾けるようになりました。

今は、ちょっと間違えるけど

両手で「ふるさと」が

弾けるようになりました。

「先生、なんだかうれしいんです。」

「うれしいですよね。ほんとうに」

2022年6月1日水曜日

今日から6月

新学期から教室に通い始めた

生徒さんは、2ヶ月が過ぎて

教室に慣れてきましたか?

コロナの感染拡大防止で

防音室の扉を開けていることで

就学前の生徒さんの

元気で大きな声の

「よろしくおねがいします!!」と

「ありがとうーございました!」の

声が廊下まできこえてきて

ほほえましくなります。