発表会が終わってから
5日が経ちました。
ピアノに触ってない生徒さんは
そろそろピアノの練習を
再開しましょう。
今日はイタリアのオペラ作曲家
ガエタノ ドニゼッティの誕生日。
シューベルトと同い年です。
育ちは貧しく、慈善音楽院で教育を受けました。
イタリアベルカントオペラ時代を
支えたロッシーニ、ベッリー二
そしてドニゼッティ。
特にドニゼッティとロッシーニは
筆が早く、長編のオペラを二週間で
書き上げたと言われています。
昨日の発表会は
11:00開演
20:00終演でした。
74名の生徒さんの日頃の成果を
発揮した貴重な機会となりました。
皆さん、とても素敵な
パフォーマンスでした!
お手伝いをしてくださった方々
本当にありがとうございました。
父兄の皆さま、ご協力ありがとうございました。
本日はファミリエ音楽教室ピアノ発表会です。
会場は上野公園内にある旧奏楽堂です。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため
関係者のみのご入場となります。
〜ご来場される方へのお願いです〜
*花束がある場合は、受付で預けてください。
*演奏中の出入りはできません。
*自由席です。
*ビデオ、写真撮影は可能です。周りのお客様の迷惑にならないようにお願いします。
*会場に駐車場、駐輪場はございません。公共機関をお使いください
*会場内にエレベーターはございません。
*会場は国の重要文化財です。文化財保護のため飲食はできません。
*お手洗いは1階にあります。
*会場内での手指の消毒、マスクの着用をお願いいたします。
*喫煙は全館禁止です。
*大きな拍手を!
どうぞ宜しくお願いいたします。
クリスティアン・ペツォールト(1677 - 1733)
ペツォールトはJ・Sバッハが活躍した
ドイツ盛期バロック音楽の作曲家で
ピアノの発表会にもしばしば登場します。
演奏家としては
ドレスデンの教会オルガン奏者、
宮廷室内楽団奏者を勤めました。
近年の研究でヨハン・ゼバスティアン・バッハの
《アンナ・マクダレーナ・バッハのための音楽帖》に掲載した
2つのメヌエットはペツォールトの作品で
あることが分かっています。
テオドール・エステン(1813 - 1870)
エステンは、ドイツのピアノ教師で作曲家。
エステンは、子供の頃から音楽への興味が強く
様々な管・弦楽器の演奏を覚える才能に
長けていたといいます。
19歳でベルリンに行き様々な作曲家に師事し
作曲の修業を了える頃には
ベルリンで引く手あまたの人気ピアノ
教師として活動を始めました。また
サロン風のピアノ小品は大変人気を博し
成功を収めます。
シューベルトの歌曲《魔王》のピアノ版を
手がけたのもエステンです。
「アルプスの鐘」
「アルプスの夕映え」
「お人形の夢と目覚め」
「花売り娘」などが特に有名で
発表会で頻繁に演奏されます。
ピカルディ終止とは、
短調の曲の最後が、
本来の短調の主和音(短三和音)でなく、
同主調の長調の主和音(長三和音)
で終わること。
どういうことかというと、
暗い雰囲気のまま終わらず
最後の和音だけ明るくなって
終わります。
ピカルディ終止はバッハの作品で
多く使われている終止方法です。
ピカルディという名称の由来は
フランスのピカルディ地方で
教会音楽の中でこの終止法が
誕生したという説があるようです。
ショパンのノクターンも、
「ピカルディ終止」の技法を多く用いています。
発表会でもピカルディ終止を見つけてみませんか?
「ノクターン:夜想曲」の創始者としても知られる
ジョン・フィールド。
彼はアイルランドの作曲家、ピアノ奏者。
ジョン・フィールド(1782- 1837)
彼は「ノクターン:夜想曲」を
それまでの形式にとらわれない
単一楽章のピアノ作品ジャンルとして確立させ、
ショパンらに大きな影響を与えました。
また、後のメンデルスゾーン、
シューマン、リスト、グリーグら、
ロマン派作曲家作品の先駆けとなりました。
またモスクワとサンクトペテルブルクに
長く滞在して作曲・演奏活動を行っていた為
ミハイル・グリンカを指導しました。
後にグリンカが『近代ロシア音楽の父』と呼ばれるまでになり
結果的にロシア音楽の発展にも大きく寄与しました。
フィールドのピアノ演奏は、
当時一般的だった技巧的奏法ばかりを
目立たせるのでは無く、
「鍵盤のタッチのしかた、旋律の歌い方
漂うようなスケールとパッセージ…を
合わせ持つピアノの詩人」であったと
フィールドの愛弟子が語っています。
ノクターンの創始者は美しい演奏をする
演奏家でもあることは、ショパンに通ずる
ところを感じさせます。
Q.合唱団に入団しました。
しかし自分のパートだけなら歌えるのですが
他のパートと一緒に歌うと
音がわからなくなります。
A.なるほど。他のパートが入ってくると
他のパートの音を一緒に歌ってしまいますか?
そうである場合、他のパートを聴く耳を
持っているとも言えます。
もしもピアノが弾けるのならば
自分のパートと旋律(ソプラノ)を
一緒に弾きながら練習するのを
おすすめします。実践してみてください。
来週の金曜日
11月25日は旧奏楽堂での
リハーサル日です。
お家で発表会の流れを意識して
弾いてみましょう。
家族の誰かに聞いてもらったり
発表会の衣裳でお辞儀もして
弾くと普段より緊張感がまして
事前準備におすすめです。
聞いてもらえる人がいない場合は
録音をすると同じような
緊張効果が得られます。
ノクターン(英)は
夜を思わせる瞑想的な
雰囲気を持つ楽曲で日本語では
「夜想曲」ともいいます。
楽曲名として使い始めたのは
ムツィオ・クレメンティの弟子で
アイルランド出身の
ジョン・フィールドだとされています。
因に、フランス語でノクチュルヌ(nocturne)
イタリア語でノットゥルノ(notturno)と
言います。
現在では、ノクターンと言えばショパンでしょうか。
ショパンはノクターンを
自由でロマンティックな楽曲へと発展させ、
ピアノの表現力をさらに高めた作曲家です。
ピアノ発表会で演奏される
曲が出揃いました。
様々な時代・作曲・ジャンルの曲で
色彩豊かなプログラムとなりました。
演奏会としても愉しめる
プログラムとなりました。
レッスンの際に皆さんに
お渡ししますので
お楽しみに!
ヨハン・ネポムク・フンメル(1778 - 1837)
フンメルはハンガリー出身の作曲家、ピアニスト。
8才まで指揮者の父に音楽の手ほどきを受け
父に従ってウィーンへ移ったのを
きっかけにモーツァルトの家に住込みで
2年間に渡ってピアノを師事しました。
モーツァルトのように幼少のみぎりから
神童と呼ばれ、音楽環境にも恵まれ
ウィーン音楽院にてサリエリに声楽作品、
ハイドンにオルガンを学び、
またベートーヴェンと親交を結びました。
エステルハージ家の宮廷楽長を務めた後
ピアノ奏者として復帰してヨーロッパに
名前が広がりました。
併せてヴァイマル宮廷の楽長を歴任する一方、
作曲のみならず出版、演奏などを展開して、
ゲーテとともにヴァイマルを芸術の街に発展させました。
しかし、55才の時に病のため演奏活動に終止符を打ち、
3年間の闘病生活の後、ワイマールで息を引き取りました。
葬儀に際しては師匠モーツァルトの「レクイエム」が演奏されました。
生前は、ヨーロッパ最高の作曲家、
ピアノ奏者の一人に数えられ、
ベートーヴェンと並び称される巨匠の一人
として音楽界に君臨しました。
「即興演奏」とはアドリブ演奏のことですが、
「即興曲」はアドリブ演奏のように
自由に思うままに演奏する事ではなく
「まるで即興で作られたかのような曲」のことを
意味します。
作曲家がインスピレーションを大事にして
短くまとめられた曲と言えます。
発表会にも即興曲が何曲か登場します。
お楽しみに!
アラベスク「arabesque(仏)」は
「アラビア風の」と訳せ
大きく3つの意味をなします。
1.アラビア風の装飾模様。文字・唐草模様。
2.装飾的、幻想的な内容の楽曲。
3.クラシックバレエの基本的な体勢の一つ。
音楽用語では、2番の意味です。
装飾的で幻想的な小品を差し、
シューマンやドビュッシー、
ブルクミューラーの作品が有名です。
メヌエットは、
フランス発祥の宮廷舞曲です。
17世紀後半から18世紀にかけて、
宮廷の優雅な舞踊として流行し、
とくに踊りの好きなルイ14世の時代に
もてはやされました。
基本的に4分の3拍子で、
上品で優雅に踊られる穏やかな音楽です。
発表会でもメヌエットを
演奏する生徒さんがいます。
三拍子の宮廷舞曲をイメージして
聴くとより愉しめます。
グスタフ・ランゲ(1830年 - 1889年)
ピアノ発表会でよく見かける作曲家に
グスタフ・ランゲがいます。
フランスの上流階級のサロンでは
ショパンやリストがもてはやされましたが
ドイツのピアノ愛好家のピアノサロンでは
ドイツの作曲家グスタフ・ランゲが
活躍していました。
ベルリンを中心に演奏や作曲活動をしました。
作品はおよそ500曲で、多くは
ピアノ独奏のサロン向きの小作品です。
作風は美しく上品でロマン派風です。
発表会でもランゲの作品が登場します。
本日は糸川先生の演奏会です。
昼の部の開始時間は15:00です。
チラシの裏に間違った開始時間が
書いてありますが、開始時間は
15:00ですので、お間違えの無いように
お出かけください。
お問い合せありがとうございました。
11/9の糸川先生が出演する
古楽の演奏会には
古楽器のバロックハープ
ルネサンス・バロックリコーダー
ビオラ・ダ・ガンバも出演します。
クラシックの演奏ではちょっと
聴けない素朴で温かな音色です。
今日までにファミリエのフォームから
お申込頂ければ
当日受付で受け取っても
前売り券値段で入場できます。
ご興味の有る方は是非お出かけください。
ピアノ発表会のリハーサル会場は
旧奏楽堂です。
発表会の前日にリハーサルを
行います。
リハーサル時間はレッスン時に
参加者各々に手紙でお知らせします。
親御さんはリハーサル時間の
お手紙をお子さんから受け取って
情報共有をお願いします。
生前のギロックは生徒たちの音楽会にも快く出向き、
いつも、良い所を見つけ出して励ます良き師であり、
その温かい人柄で、多くの人たちから愛され、
尊敬されました。
ピアノ発表会でよく目にする
作曲家にストリーボッグがいます。
「すみれ」「 金の星」
「ギャロップ」「おもちゃの行進」など
子供のためのピアノ名作品を数多く残した
19世紀ベルギーの作曲家です。
そしてストリーボッグの本名は、
ジャン・ルイ・ゴバールツ
「Jean Louis Gobbaerts」
と言います。
気づいた方いますか?
実はストリーボッグはペンネームで、
本名の「ゴバールツ(Gobbaerts)」の
スペルを逆から順に並び替えたものです。
ユニークですね!
日本語では
楽曲分析と言います。
編成、形式、調性、拍子
小節数などを詳細に見て
言語化していく作業です。
調の推移、フレーズの分析、
和声の分析、モチーフの分析、
アーティキュレーションなどを
細かく見てゆきます。
楽曲に対する理解が深まるのと
同時に長い曲などは暗譜にも
役立ち、表現の幅が広がります。
まずは、好きな曲で楽曲分析をやってみましょう。
教室の掲示板に
ピアノ発表会のプログラムを
張り出しました。
名前、曲名、作曲家名など
誤りがないか確認してください。
誤りがある場合は、講師に
申し出て、訂正する部分を書き込んで下さい。
訂正用のボールペンは
掲示板に吊るしてあります。
宜しくお願いします。
トマス・ルイス・デ・ビクトリアは、
スペインが生んだ
ルネサンス音楽最大の作曲家の一人。
ポリフォニックな教会音楽の大家といえると思います。
ビクトリアは、同時代の作曲家の様な
凝った対位法は遠ざけて、
単純な旋律線とホモフォニックな
テクスチュアを好んで用いています。
旋律や不協和音の扱いはパレストリーナよりもかなり自由で、
厳格対位法では禁則とされていた音程、
たとえば上行する長6度音程を用いています。
そして、嘆きを表す楽句に
臨時記号のついた減4度音程も大胆に使っています。
興味深いです。