ピアノの魔術師と言われた
リストは、超絶技巧ばかりでなく
激しい演奏でピアノを壊してしまうことがあったため、
予備のピアノを用意して演奏会に臨むこともあったそうです。
リストの激しい演奏に堪えて
有名になったのがベーゼンドルファーでした。
リストはテクニックだけでなく
手の大きさも圧倒的で
現在でも、一般的には鍵盤で9度が届けば
だいたいの曲は弾けると言われていますが、
当時のリストの手は広げると
12度~13度くらいだったようです。
9度はドから上のレ、
12度はドから上のソです。
そんな大きな手であったことも
激しい演奏になったのでは?と
想像できますね。