音楽教室に通っているみなさんは「基礎」を身につけるために日々エチュードと向き合っていると思います。ピアノならばバーナム、ハノンやツェルニー、声楽ならばコンコーネ、バッカイ、サルバトーレマルケージ、パノフカなどです。基礎を身につけておけば、イメージ通りの演奏に近づくことができるので、講師たちは練習に組み込んでいるわけです。しかし基礎練習に意味や面白みを見出して練習できる生徒は多くないでしょう。かつての自分を振り返っても「なんだかわからないけれど、やらされているもの」の一つでした。面白くないと思っているエチュードの練習の意味や基礎力がついた後の絶大な演奏効果を是非知って、意味ある練習へと変換させていってください。