ある日の声楽レッスンです。
Q.歌の抑揚をつけて歌いたいのですが、
うまくいきません。どうしたら良いですか?
Q.母音唱法で気持ちよく歌えていますか?
A.Vの音型で高音に戻った際に
喉に負担を感じています。
※Vの音型(生徒との間で用いている言葉)
=一つのメロディーが高音からはじまり
低音を通り最後に高音で終わるものを指している。
歌ってもらう。
Q.フレーズの終わりで支えがきれています。
フレーズの後半で支え直しましょう。
あとフレーズの終わりの音が「i」母音なので
口腔内を狭くしないようにしましょう。
A.楽譜に書いてある楽語やクレッシェンド記号などは
確認できていますか?
Q.はい、調べてあります。
A.では、まず3つの事からとりくみましょう。
①楽語の指示を大げさにやってみる。
②歌詞のアクセントを確認し、その部分を膨らましたり
強調してみる。
③メロディーラインの形を把握して
何処が山場なのか確認する。
生徒:楽語は調べましたが、
山場や発音のアクセントが曖昧だったことが
よくわかりました。
講師:どう歌いたいか明確になった上で
発声を見直すと抑揚がつき始めます。
生徒:はい。