チェンジについて書いてみます。
チェンジという単語から
どうしても「変える」というイメージを
抱きやすいです。
イタリア語ではチェンジのことを「パッサージョ:通過」と言います。
つまり、声を変化させるのではなく、変わらないように通過するのが、
パッサージョのイメージといっても過言ではないでしょう。
では、どのようにするのでしょうか?
基本的な流れを簡単に書いておきます。
先日のブログで示した第2パッサージョの音域で
狭くなり、歌いづらくなる所で顎を降ろし、軟口蓋を開けて、
まるで欠伸をするように声を出します。
欠伸をすると少し自分の声が聞えず、
遠くから聴こえているような状態になりますね。
その状態に似て、少し聞こえにくくなります。
この状態になれば、上手に通過したと判断してよいでしょう。
しかし、初めのうちは経験者に聴いてもらいながら
進めるのが好ましいです。
実技を言葉で説明するのは、限界がありますが
参考になれば嬉しいです。