1999年夏、語学研修のために
フィレンツェでホームステイをしていた時の事。
語学学校から帰宅するとシニョーラが
「今日も暑かったでしょ。ホハホーラでもどう?」っと。
「ホハホーラ??」と思いながら、いつも
「いえ、ガス入りの水をください。 」と答えていました。
何の飲み物か確かめる事も無く、
「ホハホーラ」の謎は、週末の食事の時に解けました。
孫娘のフランチェスカに
「ホハホーラ飲む?」と聴いたのです。
「うん、飲む。」という彼女の前に出されたのは
なんと「コカコーラ」。。。
『そうだった、トスカーナ地方、特にフィレンツェでは
「かきくけこ」が「はひふへほ」に近く発音されるのだった。。。』
語学学校では、標準語を勉強していて、その知識を忘れていたのです。
「ホハホーラとはなんですか?」のひと言、
「分からない事は聴く」のちょっとした勇気を学んだ出来事でした。