2020年6月3日水曜日

エルンスト クライドルフ

絵本でクライドルフをご存知の方も
多いのではないでしょうか。

エルンスト・クライドルフ(1863-1956)
スイス生まれの画家・詩人。
生涯で25冊の絵本を制作し、
そのほとんどは文章も自分で手がけた。
ユーゲント様式の代表的な絵本画家とされる。
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童話屋1982年初版の詩画集
「妖精たち 小人たち」を久しぶりに
手に取りました。
今、音楽会は催せませんが、
「音楽会」の詩があったので
ご紹介します。
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   音楽会

ヴァイオリンがきこえる
ラウテの音がきこえる
ベースがひくくうなり
たいこのとどろきもまじる

花ざかりの蔓にすわった
妖精たち 仙女たち
楽の音にひかれて
おのずとあつまってきたお客さま

ダンスのためではありません
楽士たちはただひたすら
お耳をたのしませようとして
あまやかに奏でたてているのです