2020年6月18日木曜日

久しぶりに歌うと・・・

声楽の対面レッスンが始まりました。
フェイスガードを付け、
マスクなしで歌って頂いています。

久しぶりに思いっきり声を出す生徒さんの中には・・・

・息が続かない
・音域が狭くなったようだ
・声がだしずらい
・声量が減った
などと感じる方が多いようでした。

久しぶりなので声も身体も驚きます。
しかし、定期的に発声練習をしていない場合
よくあることなので心配せず、
一つ一つ取り戻して行きましょう。

今日は「息が続かない」を取上げて考えます。

・息を効率良く使うことが出来ない。
・息を浅く吸っている。
・息を多く吐きすぎている。などが理由です。

練習方法です。参考にしてみてください。

「息を効率良く使うことが出来ない」
1.ワンフレーズの長さ分息を吐き続ける練習。
2.ワンフレーズごとが出来るようになったら
 フレーズごとにブレスを鼻から行いながら
 息を吐き続ける練習をワンセクションまで伸ばしましょう。
コツ:息を吐く調節は腹部の緊張で調節しましょう!

「息を浅く吸っている」
1.腹式呼吸を思い出しましょう。
2.鼻から深く吸い込み、腹部がやわらかく膨らむように吸う。
3.吐く時は、腹部がすぐ凹まないように、徐々に息を吐くこと。
コツ:気分をゆったりさせ、吸う時は身体の中でバルーンが膨らみ
  吐く時はゆっくりしぼんでいくイメージをもって!

「息を多く吐きすぎている」
1.腹式呼吸で吸った息を細く吐く練習をする。
2.その際、顎や喉周りを緊張させない。
コツ:軟口蓋を持ち上げて息を吐く。