2021年11月19日金曜日

パノフカ

ハインリッヒ・パノフカ(1807年ー1887年)は、

ドイツ出身の作曲家。声楽家。ヴァイオリニスト。

ポーランド生まれ、20歳のとき、ウィーンで独奏会を開き、

27歳でヴァイオリニストとしての演奏活動をパリで行い、

ベルリオーズのもとで音楽会も開くなど、若い時期から活躍。

その頃より声楽に興味を示し、ボルドーニに歌唱技術を学ぶ。

1842年、ボルドーニと共に、パリに声学院 を設立し、

声学教授も務めた。1844年、彼はロンドンに赴き、

王立劇場の声楽教師として働く一方

声楽教本「Practical Singing Tutor」を出版し、

広く声楽教師としての名を知られるようになった。

イタリアの声学の歴史および歌唱様式を学ぶため

1866年からフィレンツェに住むようになるが、

フィレンツェでの生活は長く続かず、

1887年80才、この地で世を去る。