11月の歌で取り上げている
シューベルト「アヴェマリア」の
日本語詩の作者は堀内 敬三です。
堀内 敬三は、明治30年生まれ、昭和58年没。
日本の作曲家、作詞家、訳詞家、音楽評論家。
「音楽之友社」の創立者でもあります。
生家は「浅田飴」。
音楽の道を志望していましたが、
生家の賛同が得られず、ミシガン大学へ留学。
後に、マサチューセッツ工科大学大学院を終了。
留学中はサラリーマンの平均月給が70ドルの時代に
月額200ドルの仕送りを受け、
週末になるとボストンからニューヨークまで通い、
演奏会や芝居を観劇していたようです。
ここで音楽評論の下地が出来上がったのでしょうか。
しかし、関東大震災により神田の生家は全焼し、
アメリカでの生活は断念。
帰国後は、父親の会社で働くも、音楽に熱中し、
翻訳、作曲、作詞、放送、音楽教育関係の仕事を次々と行う。
大正15年に曲がヒットしたことにより
ついに、音楽の道に進むことを父に許されました。