2022年1月16日日曜日

義理の父と息子の共同作品?!

グノーのアヴェマリアは、

グノーの即興演奏から誕生しました。

グノーの即興演奏を聞いていた、

音楽教育家のP・ツィメルマンが、

ヴァイオリン、ピアノとハーモニウムの曲にして、

1853年、「バッハの平均律による瞑想曲」として

楽譜を売り出し、大ヒットしました。

さらにツィメルマンはアレンジを加え、

「アヴェ・マリア」のラテン語歌詞をつけ

「グノーのアヴェ・マリア」として発表しました。

このツィメルマンの門下には

ビゼーやフランクといったフランスを代表する

作曲家がいます。

そして、娘のアンヌはグノーの結婚相手となっていますから、

グノーの義理の父でもあります。

「グノーのアヴェ・マリア」は、義理の父とグノーとバッハ

の共同作品といっても過言ではなさそうです。