前期(1794年から1800年の間)
ピアノソナタ第1番から第11番までとなります。
作曲年順を見てみると第19番と第20番も
この期間に作曲されていますから、
同じ括りと考えることも出来るでしょう。
前期は、ハイドンが完成させたソナタ形式を
受け継ぎ発展させ、ピアノソナタをより
規模の大きなものにしようと模索し、
4楽章形式を用いたり、
3楽章でも最終楽章を大作にしたりしています。
有名なのは第8番「悲愴」です。
初期を代表する傑作で、
ベートーヴェンの作曲家としての
名声を上げた作品となりました。