答えは
12才のメンデルスゾーンです。
メンデルスゾーンが12歳の時に
作曲の師であるツェルターの
紹介でゲーテ邸に2週間ほど
滞在しています。
大詩人は、メンデルスゾーンの
演奏を聴くと
「モーツァルトの再来だ!」と言い、
滞在中、少年のピアノ演奏を心から
楽しんだといいます。
別れの日、ゲーテは
メンデルスゾーンのために書いた
影絵付きの詩を贈りました。
そこには
『魔法使いのホウキが
厳粛な楽譜の上を飛び回れるのなら
君もそれにまたがってごらん!
もっと広い音の世界をかけ巡って
もっともっと楽しませておくれ、
力一杯やり終えた時またここに戻ってきておくれ』
と綴られていました。