女性が作曲家として
職業的に自立することが
十分に認められていない社会の中で
初めて経済的にも自立した女性作曲家が、
フランス出身のセシル・シャミナード(1857年8月8日生まれ)
だと言われています。
そして、今日が誕生日。
セシル・シャミナードは、
自宅でサロンコンサートを開くような
裕福な家庭に生まれました。サロンに出入りもあった
カルメンの作曲家で有名な
ジョルジュ・ビゼーがご近所さんで親交がありました。
シャミナードは、8歳の時に自作曲をピアノで演奏し、
ビゼーに聴いてもらいました。
「小さなモーツァルトだ!」と彼女の才能に驚いたと
言われています。
シャミナードが女性ながら
作曲家としての地位を確立できたのは
大御所ビゼーをはじめ
グノー、マスネ、サン=サーンスらも
シャミナードを高く評価し
親しみやすい明快な作風のピアノ曲が
女性達の間でヒットしたからです。