ラテン語のコンクルススは、コンクール(フランス語:concours)の語源で、「群がり集まること」や「ぶつかる」を意味します。
現在のコンクールは、参加者が賞や順位をめぐって競い合うイベントを意味します。
日本の楽壇にもさまざまなコンクールがあり、出場するとなれば「競い合う集い」に参加することになります。
音楽と向き合った結果論として受賞できれば良いですが、コンクール出場が受賞だけを目指すようになると、コンクールに振り回されてしまうので、その点は特に注意が必要です。
「人前での演奏を積んだり、日頃の成果を発表する機会」のいわゆる発表会の延長線上にコンクールがあるといいのでは?と思います。
「コンクールに使われず、使いましょう」とよく耳にしますが、一理あると思います。
コンクールに参加することは、良いも悪いもありません。ただ競い合う相手は常に自分自身だということを忘れないようにしましょう!