ファミリエ音楽教室の大きな教室のカレンダー
2月の演奏家:ヘルムート・ヴァルヒャは、
旧西ドイツのオルガン、チェンバロ奏者です。
ヴァルヒャは、1歳の予防注射の後遺症で
極度に視力が弱くなってしまいました。
弱視のために楽譜全体を見ることはできず、
各声部を別々に読み取って記憶し、
組み合わせて一つの楽曲にまとめ上げたといいます。
ライプツィヒ音楽院在学中に慢性の角膜炎を発症し
16歳で失明してしまいます。しかし、家族の支援で演奏活動をつづけ、
17歳で、ライプツィヒ・聖アンドレ教会で
オルガン・コンサートを開きデビュー。
同情的な評価を受けるのを嫌がったために、
新聞には盲目であることを書かないように頼んだといいます。