音の強弱や表現を表す強弱記号は、
18世紀から本格的に使用されるようになりました。
たとえば、バッハは「f(フォルテ)」「p(ピアノ)」
「piu`piano(ピュー・ピアノ)」「pianissimo(ピアニッシモ)」など、
いくつかの記号を使用しています。
しかし、当時はまだ、現在のように体系づけられてはいなかったため、
それぞれの作曲家が自己流で使用していました。
強弱の変化を表す「<(クレッシェンド)」や
「>(デクレッシェンド)」は、
近代的なオーケストラが生まれた
ドイツのマンハイムが発祥の地といわれています。