今日は、緻密な和声の構成やメロディーの中に
深い精神性を覗かせる作曲家:ガブリエル フォーレの
誕生日です。
教育者としては、パリ国立音楽院の教授から
学長にまで昇進し、学内の教育システム改革を
積極的に行い、ひとつの系統に偏らない教育を
大切にしました。
生徒には、ラベルやシュミットがいました。
晩年は、耳の障害に苦しみました。
ベートーベンは、徐々に聞こえなくなる障害に
苦しみましたが、フォーレは完全に失聴したわけではなく、
高音が実際より低く聞こえ、逆に低音が高く聞こえるという
音程に狂いが生じる障害でした。音楽家にとっては
致命的な疾患でしたが、作品制作を諦めることなく
洗練された作品を世に送り出しました。