今日は、ルネサンスからバロック時代の変遷を生きた
偉大な作曲家モンテヴェルディの誕生日です。
モンテヴェルディは、若い時から
マントヴァの宮廷に尽くしてきた甲斐もむなしく、
当主の代替わりをきっかけに解雇されてしまい、
実家のあるクレモナに帰りました。
経済的な悩みのつきなかった
モンテヴェルディは、年金のつても無くなり
途方に暮れていました。
しかし、当時のイタリアで作曲家として最も
実力があったモンテヴェルディを世間は放っておきませんでした。
ヴェネツィア共和国が目をつけて
聖マルコ大聖堂の楽長の職を彼に与えたのです。
当時の音楽界の中での高給取りは、
ヴァチカンの聖ペトロ大聖堂とヴェネツィアの聖マルコ大聖堂の
楽長でしょう。
大どんでん返しで、名実共に音楽界のスーパースターに
なったモンテヴェルディは、末広がりの人生でした。