2022年12月18日日曜日

ハイドンの手からモーツァルトの精神を

ボンの宮廷楽団時代

ベートーベンはワルトシュタイン伯爵に

出会いました。

伯爵自身もピアノの腕前はかなりのもので、

作曲もしました。

若きベートーヴェンに出会い、

その才能に惚れ込み

チェンバロとクラヴィコードしか

弾いたことのなかったベートーヴェンに、

高価なシュタイン製のピアノを与えました。

そして、ウィーン行きにあたって、

『ハイドンの手からモーツァルトの精神を受け取りたまえ』

という有名な言葉を贈りました。

その言葉通り、ベートーベンは

ハイドンやモーツァルトの作品を学んだ上で、

全く新しい自分の芸術を創り上げました。