ボンの宮廷楽団時代
ベートーベンはワルトシュタイン伯爵に
出会いました。
伯爵自身もピアノの腕前はかなりのもので、
作曲もしました。
若きベートーヴェンに出会い、
その才能に惚れ込み
チェンバロとクラヴィコードしか
弾いたことのなかったベートーヴェンに、
高価なシュタイン製のピアノを与えました。
そして、ウィーン行きにあたって、
『ハイドンの手からモーツァルトの精神を受け取りたまえ』
という有名な言葉を贈りました。
その言葉通り、ベートーベンは
ハイドンやモーツァルトの作品を学んだ上で、
全く新しい自分の芸術を創り上げました。