2023年3月5日日曜日

黒鳥の歌

今日は「ブラジル音楽の父」として知られ

ブラジルの民族音楽を

クラシック音楽まで昇華した

作曲家:ヴィラ・ロボス(1887~1959)の誕生日。

ヴィラ・ロボスといえば

「ブラジル風バッハ」が最も有名ですが

今日は、1917年に作曲された『黒鳥の歌』を

ご紹介します。

1916年の交響詩『クレオニコス号の遭難』のテーマを、

ヴァイオリンとピアノのために編曲し直した曲で、

チェロでも演奏されます。

サン=サーンスの名曲『白鳥』を意識しているのを汲んで

リサイタルでは、対のように演奏されることも多いです。

短い曲ではありますが、死に瀕した黒鳥の姿を、

神秘的で感傷的な旋律が美しい

珠玉の作品です。

(1922年頃の写真)