今日は「ブラジル音楽の父」として知られ
ブラジルの民族音楽を
クラシック音楽まで昇華した
作曲家:ヴィラ・ロボス(1887~1959)の誕生日。
ヴィラ・ロボスといえば
「ブラジル風バッハ」が最も有名ですが
今日は、1917年に作曲された『黒鳥の歌』を
ご紹介します。
1916年の交響詩『クレオニコス号の遭難』のテーマを、
ヴァイオリンとピアノのために編曲し直した曲で、
チェロでも演奏されます。
サン=サーンスの名曲『白鳥』を意識しているのを汲んで
リサイタルでは、対のように演奏されることも多いです。
短い曲ではありますが、死に瀕した黒鳥の姿を、
神秘的で感傷的な旋律が美しい
珠玉の作品です。
(1922年頃の写真)