2021年3月13日土曜日

ゴンドラの唄

 3月の「みんなで歌おう」では

「ゴンドラの唄」を取り上げています。

大正4年に、芸術座公演『その前夜』の

劇中歌として生まれ、松井須磨子が歌い、流行した曲です。

作曲した中山晋平が母の死の直後、

悲しみに暮れる長野からの帰りの汽車の中で

『ゴンドラの唄』の歌詞が語りかけてきて、

「汽車の揺れとともに、自然と旋律がわいてきた」と

語っています。

ゴンドラの唄を聞いていた当時の人々も

この後、1918年からスペイン風邪による

パンデミックが起ころうとは、夢にも思っていなかったでしょうね。