2021年3月31日水曜日

ハイドンのピアノソナタ

今日は、ハイドンの誕生日。

ハイドンが作曲したピアノソナタは、

「ピアノソナタ」と称しているが、

実際にはこれらの作品がピアノ(フォルテピアノ)用であるか

チェンバロ用であるかは明らかではありません。

1760年代のものはチェンバロ用、

1770年代の曲も大体チェンバロ用または両用であろうと

考えることができます。

1780年代になるとピアノを想定した曲が増え、

1780年代後半以降はっきりピアノ曲になります。

なぜなら、ハイドン本人が、はじめて自分のピアノを持ったのは1788年で、

ピアノで作曲された最初の曲は第49番です。

因みに、初期にはソナタではなくディヴェルティメントや

パルティータと呼んでいました。

最初にソナタの語が使われたのは第20番(1771年)です。