ロレンツォ・ダ・ポンテとは、イタリアの詩人で台本作家。
モーツァルトの3つのオペラの台本を書いたことで有名。
今日、3月10日は、ダ・ポンテの誕生日。
ヴェネト地方のチェネダでユダヤ人の家系に生まれた。
一家はキリスト教に改宗し、ダ・ポンテはのちに聖職に就き、
ヴェネツィアで暮らしていたが、放蕩生活を送ったために
ヴェネツィアから追放され、ウィーンに移住。
アントニオ・サリエリの口利きによって
ヨーゼフ2世の宮廷で詩人としての職を得て、
膨大な数の台本を書き、成功を収めた。
モーツァルトとの3つのオペラ
1786年『フィガロの結婚』
1787年『ドン・ジョヴァンニ』(台本にはジャコモ・カサノヴァも協力した)
1790年『コジ・ファン・トゥッテ』。
1790年にヨーゼフ2世が死ぬと、1792年から1805年までロンドンで過ごし
そののちアメリカに渡り、コロンビア大学の最初のイタリア文学教授に就任し、
イタリア語およびイタリア文学の教育に献身した。
1829年の「ドン・ジョヴァンニ」アメリカ初演には、
80歳の高齢にもかかわらず出席している。