今日は、協奏曲「四季」で有名な
アントニオ・ヴィヴァルディの誕生日。
1678年、ヴェネツィアに生まれ父から
ヴァイオリンの手ほどきを受け
早くから音楽の才能を発揮しました。
15歳で剃髪式を受け、10年後、司祭の資格を得て、
「ピエタ養育院」の音楽教師として働き始めました。
ヴィヴァルディ率いるピエタ養育院の演奏会の素晴らしさは有名でした。
30代半ばで、オペラ興業の世界で成功し、
当代随一の作曲家としてヨーロッパ中にその名をとどろかせました。
しかし、なぜか1741 年 7 月末に、ウィーンで亡くなります。
死の原因は、いまだよくわかっていません。
葬られた共同墓地は貧民を埋葬するために使われていたこと、
また葬儀にかけられた費用が最低のランクであったことは、
晩年の彼の不遇を物語っています。
金銭的にも裕福であったヴィヴァルディが、
どうしてウィーンで、しかも、貧しい状態であったかは音楽史の謎のひとつです。