2020年9月16日水曜日

バッハの九男

大バッハの九男は、

ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735~82)

大バッハが50歳の時の子供。

父親が死んだ時にはまだ15歳で、

ベルリンのエマヌエル兄に引き取られた。

そこでクラヴィーア奏法を学ぶ事となる。

しかし彼の関心は次第にオペラの方に向き、

1760年に初めてオペラを作曲し成功を収めた。

この評判をきいて、ロンドンから誘いがかかり、

同地でオペラの花形音楽家として活躍した。

ヘンデルの死後、後任が決まっていなかった

王室の音楽教師の地位にも就いた。

また1764年、モーツァルト一家のロンドン滞在中、

ヴォルフガングはクリスティアンの家を訪ね、

一緒にクラヴィーアを弾いたり、作曲の手ほどきを受けた。

《ロンドン小曲集》に40曲ほどの小品が残されているのも興味深い。