Q.今、初めてプッチーニのオペラアリアに挑戦しており、
ジャンニスキッキの「O mio babbino caro」に取り組んでいます。
高音へいく時に突っ張った声になってしまいます。
どのように改善したら良いでしょうか?
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上記のようなお問い合わせを頂き、
オンラインレッスンで聴かせていただきました。
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A.このアリアの最高音は2点A♭です。
「高音へ行くにつれて顎が硬くなる」のが原因だと分かりました。
次の流れ出でレッスンをしました。
1 順次進行のヴォカリーズで発声練習をし2点Aまで声が
届いているか確認。(パッサッジョが上手くいき、音域は届いていました)
2 最高音のひとつ前の音をしっかり横隔膜で支え、
下あごをできる限り力を抜く練習を休み休み数回。
3 2をやった上で、最高音に入りながら顎を下ろす方向を学ぶ練習を数回。
(ポイント:額関節を中心に顎を身体に引くように開ける)
4 フレーズで歌って仕上げ。
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生徒さんの感想:自分が腹筋を使った時に、思ったよりも顎と肩に
力が入っていたと気づきました。
また、高音へ入る一つ前の音がこんなに重要だったとは知りませんでした。
目からウロコでした。