2018年、ハーバード大学が「音楽の持つ普遍性」に関する興味深い研究結果を発表しました。
「音楽の中に込められた感情を、その音楽を過去に聴いたことがない人でも理解できるか?」
をテーマとし、次のような実験が行われました。
60か国の750人に、36の文化の中で生まれた音楽を聴いてもらい、
そのテーマをどのように理解したかを尋ね、
「子守歌」「舞踏曲」「愛を告白する曲」「鎮魂曲」などから、
ふさわしい内容を選んでもらいました。
750人は、その音楽が属する文化にまったく無知であっても、
音楽に内包されたテーマをほぼまちがいなくつかみ取り、
とくに、「子守歌」と「舞曲」は、ほぼ100%の正答率でした。
つまり、音楽には言語や文化を超えたある意味で普遍的な資質があると、
証明されたことになるでしょう。
「音楽は国境を越える」とは、良く言われますが、
興味をさそう結果ですね。皆さんは、この研究結果をどのように
とらえますか?