土曜日にご紹介した映画に登場したストラビンスキーも
影響を受けた作曲家カルロ・ジェズアルドは、
音楽に大胆な半音階と不協和音を使用し、
時代を超越した作風の作品を数多く残している。
彼もストラビンスキーと同じく当時は前衛的な作曲家として扱われた。
ストラヴィンスキーは、ルネサンス時代にこのような作曲家が
すでに存在していた事に驚嘆し、
また、ワーグナーはその大胆な和音を自身の作品に取り入れたといいます。
しかし、ジェズアルドは職業作曲家ではなく、
ナポリ近郊の公爵家に生まれた貴族。
半音階と不協和音の魔術師は、人生でも不協和音を奏でたようです。
続きは11月4日。。。