故国ポーランドを愛したショパンは、
死の床でポーランドに葬られることを望んだといわれています。
しかし、フランスに亡命していたショパンの遺体を
ポーランドに運ぶことは難しく、
パリのペール・ラシェーズ墓地に葬られました。
しかし、ショパンの遺志を尊重した姉によって、
心臓をコニャック漬けにし、ポーランドへ極秘に運ばれました。
ショパンの死因は諸説ありますが、
近年の研究で、ショパンの心臓を分析した結果、
結核である可能性が高かったと指摘しています。
ショパンの心臓は、今もワルシャワの聖十字架教会に安置されています。