2020年10月30日金曜日

故国へ還った心臓

故国ポーランドを愛したショパンは、

死の床でポーランドに葬られることを望んだといわれています。

しかし、フランスに亡命していたショパンの遺体を

ポーランドに運ぶことは難しく、

パリのペール・ラシェーズ墓地に葬られました。

しかし、ショパンの遺志を尊重した姉によって、

心臓をコニャック漬けにし、ポーランドへ極秘に運ばれました。

ショパンの死因は諸説ありますが、

近年の研究で、ショパンの心臓を分析した結果、

結核である可能性が高かったと指摘しています。

ショパンの心臓は、今もワルシャワの聖十字架教会に安置されています。